片手にラヂヲ♪ホームひとりごと「癒し」をCDに求めて自然界テクノの神髄「カエル」

作成日:2007/10/25
最終更新日:2011/02/19

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自然界テクノの神髄「カエル」

<参考>カエルをもっと,という方は「秘境系」にも。


さすがにカエルのCDは,なかなか出てこないです。鳥や虫同様,味わいのある声なんですが,見た目が災いしているんでしょうか。
カエル大好きなごたさん的には,CDを発見したその日は,勝手に祝杯をあげて酒の肴にカエルの声です。(^^;)

鳥や虫と比較して,カエルの声は中低音が目立つパルス的なごく短い音が,単純なパターンで規則的に鳴っている傾向があると思います。音の規則性ということでは,鳥や虫よりも音楽的とも言えるかもしれません。


「シリーズ自然の音風景(1) カエルのこえ バリ島」
"Frog Sounds in Hungary - Magyarorszag Bekahangjai"
"Echoes of Nature - Frog Chorus"
"Sounds of North American Frogs"
"Loons of Echo Pond"
「夜的精霊 Moonlight Festival」
「青蛙四季唱遊 / Frogs' Songs」
「小学館の図鑑NEO 両生類・はちゅう類」

「シリーズ自然の音風景(1) カエルのこえ バリ島」"Natural Sound Scapes : 1 Frog Song - Full Moon Bali"

「カエルのこえ バリ島」
  • 日本盤 Bamboo Record BBR-101 (2004)
  • TT:58'31"(1トラック)
  • 1.Soara Kodok(Frog Song)
  • Recording, Dseign, Painting : Eiji Suzuki / Recorded in Penestanan Kaja, Ubud, Bali, Indonesia / Recorded on 5th July 2001, Full Moon Night

解説書によると,バリの「芸術の村」ウブドの"Champuhan Hotel"の先にある,水田の広がった一帯の宿での録音とのこと。
満月の夜の録音ということですが,そこにカエルさんの声があふれかえってると思うと,なかなかファンタスティック(というか,そんな宿で寝られるのか。^^;)

音は,カエルさんの声を明瞭に捉えてはいますが,中音域に偏った,AMラジオから出ているような音です。
もしかすると,録音機材はラジカセとか,かなりラフなものを使っているのかもしれません。(^^;)

最初は,遠めのカエルの大群の声を背景に,手前でカエルや虫の声がぽつぽつ聞こえている感じ。
それが10分目も過ぎると,だんだん賑やかになってきて,さらに後半になると,手前から奥までカエルの声で埋められている感じです。そういう音の変化のある時間を狙って録音しているかもしれません。
しかし,最後はフェードアウトもせず,突然終わります。それはそれで味ですが。(^^;)

ジャケ,解説書,CDのレーベル面もカエルさんのイラスト,ブックレットもカエルさんのイラストとバリの風景写真,紙もヘンプ50%配合の麻紙,ソイインク使用,さらにはCDのケース内にお香3本入。全力出してます。(^^;)

公式ページによると「'04年の発売以来,ポツリポツリとご注文をいただき,気がつけば,まさかまさかのロングセラー」なんだとか。

(2011/02/19) △上に戻る

"Frog Sounds in Hungary - Magyarorszag Bekahangjai"

Frog Sounds in Hungary - Magyarorszag Bekahangjai
  • ハンガリー盤 Hungaroton Classic HCD 19454 (2003)
  • TT:60'20"(29トラック)

これまた珍しいハンガリーのカエル。発売元は,クラシックの世界では知る人ぞ知るフンガロトン。
というわけで,このCDを発見したのは,某ショップのクラシックのコーナーだったのでした。(^^;)

ナレーションなどはなく,各トラック2分程度です。16ページのハンガリー語と英語の解説ブックレットには,各トラックの解説,2ページほどカエルのカラー写真のほか,なんとカエルの声の周波数分布を解析したグラフまであります。(^^;)

ハンガリーという異郷ながら,カエルの声的には突拍子もないものはないです。
それでも,25."Spotted Crake with choir of Tree Frogs"の,ほかのカエルの大合唱をバックに,高めの音色で「きゅぃっ,きゅいっ」と規則正しく音を出し続けるカエルの声は絶品。

CD全体に音が柔らかめで,各トラックの長目の収録時間もあって,聴いていてとてもなごめます。(^^)


"Echoes of Nature - Frog Chorus"

Echoes of Nature - Frog Chorus
  • ドイツ盤 Laser Light 12 152 (1994)
  • TT:50'32"
  • 1.Duet(2'34") / 2.Water Frogs(3'36") / 3.Frog Chorus(44'29")

他のページでも随所に出てくる,私が米国盤で手に入れた"Echoes of Nature"10枚組に入っていなかったシリーズの1枚。しかも,それがカエルさんならと,ドイツ盤を海外通販でイジで手に入れました。(^^;)

例によって,収録地・時期などのデータはありませんが,隅から隅までカエルさんの声で埋め尽くされた,充実感あふれる1枚です。

3つのトラックは切れ目なく進行します。1,2は,小さな音量で背景に多数のカエルさんの声が聞こえる中,手前でカエルさんの声が大きく聞こえてきます。

そして,3.で延々45分弱のカエルさん大合唱に突入です。
メインは「ここここここここ」とパルスっぽくビブラートのかかったカエルさんの声で,それが規則的に繰り返されています。
そして,背景にも同じ鳴き声のカエルさんがたくさんいて,エコーのように繰り返し響いてきます。よく聞くと,背景に小さく「ぴーーーー」と長く伸ばすトーンで鳴くカエルさん,また不規則に入ってくる「きいっきいっきいっ」という声(これもカエルさんか?),さらに20分目あたりから虫,鳥の声などが絶妙に絡まってきます。そして,独唱パートのように手前で大きく聞こえる声もあります。
名作です。(少なくとも私には^^;)

(2007/10/26) △上に戻る

"Sounds of North American Frogs"

  • 米国盤 Smithsonian Folkways SF CD 45060 (1958/1998)
  • TT:54'11"(92トラック)

これまたすごい,アメリカのカエル,怒濤の92トラック(57種類)です。^^;A

各トラック30秒程度,英語のナレーションとカエルの声(+ブックレットの詳細な英文解説)が入ってます。

さすがにこれだけあると,カエルとは思えない相当変わった声のものもあります。

17."Oak Toad"は「ぴー,ぴー,ぴー」という,ほとんどヒヨコ的な高音の声。
20."Barking Treefrog"は,名前の"犬の吠え声"どおり「くっ,きゃんっ」という声。
25."Southwestern Woodhouse's Toad"は,ほとんど「あ゛あ゜〜〜っ」という叫び声(こんなの生で聞いたらビビるわぁ^^;)。
41."Souther Leopald Frog"は「にぃ〜,にゃっ」という子猫状態。
52."Arroyo Toad"は「こーっ」という声が10秒以上持続します。
65."Spring Peeper"も珍しく高音が「ひりひりっ」と鳥の声的に響きます。
85."Bullfrogs"は,名前のとおり「ぐぐぅっ,ぐぐぅっ」と牛というより,その音の低さ,かすれ方はほとんどコントラバスです。(ゴジラの声に,コンバスの音が入っているという話も思い出しましたが^^;。)

このCD,50年も前,1958年に出たものの復刻で,もしかすると聞こえなくなった声もあるのかもしれません。守ってほしい自然とカエル,という気持ちにもなります。(-人-)


"Loons of Echo Pond"

  • 米国盤 Wild Sanctuary Communcations 1508
  • TT:59'26"(1トラック)

本盤は,"Wild Sanctuary - Nature Sound Selection"シリーズの1枚(秘境系ページ参照)。

いきなりにぎやかにカエルの声で始まります。やがて鳥の声も聞こえ始めますが,そこはやはり「池」なので,カエルさんが主役です。
12分目くらいからは「ぽあ〜,ぽあー」という鳥の声らしき不思議な声も聞こえます。20分目から27分目には,お約束の雨音もありますが,けっこう激しい音で入っています。


「夜的精霊 Moonlight Festival」

「夜的精霊 Moonlight Festival」
  • 台湾盤 風潮音樂 Wind Records CB-42 (2001) 2CD
  • [CD1] TT:49'32"
    1.向晩(4'28") / 2.夜的精靈(3'03") / 3.蛙蛙快樂頌(3'43") / 4.郷間晩風(5'22") / 5.對牛彈琴(4'51") / 6.星夜(7'01") / 7.小夜曲(4'50") / 8.秘密部落(3'45") / 9.銀色山崗(4'57") / 10.夢(7'30")
  • [CD2 夜的節目単 - Moonlight Program] TT:29'46"
    1.情景一 - 向晩(4'27") / 2.情景二 - 郷間晩風(5'39") / 3.情景三 - 星夜(6'47") / 4.情景四 - 銀色山崗(5'22") / 5.情景五 - 夢(7'29")

夜の自然界の音,カエルと虫の声がメインです。カエルさんの存在感が圧倒的なので,カエルコーナーで採り上げました。カエルさんは,実は夜の王者だったのですね。(^^;)

1.ではギター独奏の中,カエルさんの声が隙間をうまく埋めています。その後の曲でも,同様にアレンジされていて,心地よい音になっています。
3.では,なんと,カエルさんの声で「喜びの歌」をやるところがあります(^^;)。
他の曲でも,随所で音楽にピッチ,タイミングを合わせて,カエルや虫の声を入れているところがあります。5.の曲の終わりの方では,オケとカエル,虫の声が混然と一瞬カオスになるところがあって,たまりません。(^^;)

CD2は,夜の虫やカエルなどの声が聞こえる風景音。CD1とタイトルが同じ(収録時間も近い)で,カラオケバージョンというわけではないとは思いますが。(^^;)

それにしても,様々な小動物の声を聞かせつつ夜の静けさを表現するのは,さりげにプロのエンジニアの仕事と言えるかもしれません。

興味深いのは,本作の2年前に製作した「森林狂想曲」がセールス,レビューとも好成績で,後がプレッシャーになっていた,とプロデューサーの呉金黛さんがブックレットに記していることです。
そんなこんなで「風潮」レーベルのこのシリーズ中でも,実験作かつ力作でもある本作ができたのかもしれません。


「青蛙四季唱遊 / Frogs' Songs」

「青蛙四季唱遊 / Frogs' Songs」
  • 台湾盤 風潮音楽(Wind Records) CB-43 (2001) 2CD+booklet
  • CD1 TT:61'30"
    1.春天的歌(演奏曲/2'51") / 2.早春的太魯閣山林(5'44") / 3.陽明山的春之夢幻(3'48") / 4.拜訪溪頭竹林的春天(2'59") / 5.阿里山的四月(3'00") / 6.夏夜晩風(演奏曲/3'25") / 7.初夏的嘉義農場(2'59") / 8.嘉南平原的青蛙精靈(3'44") / 9.虎山溪的夏天(3'22") / 10.花東稻田之歌(3'11") / 11.扇平的夏夜(4'17") / 12.秋(演奏曲/3'04") / 13.石門水庫的秋天(3'22") / 14.福山秋夜(4'59") / 15.秋天溪流之歌(3'42") / 16.暖暖寒冬(演奏曲/3'21") / 17.烏來的初冬(3'40") / 18.温泉郷的青蛙(2'51")
  • CD2 「台湾青蛙報報」TT:41'14"(27トラック)

台湾各地のカエルさんの声を,2枚組,しかもフルカラーのブックレット(解説は中国語+英語)つきで堪能できる,世界のケロマニア垂涎のCD。(^^;)

CD1は,春(1-5),夏(6-11),秋(12-15),冬(16-18)と分けて,冒頭にそれぞれの季節をイメージした演奏曲,ほかは各トラック3〜5分で生息地の様子を収録した構成になっています。
「冬」のパートは意外ですが,亜熱帯の台湾では冬眠しないところもあるんでしょうか。

各パート冒頭のアコースティック楽器のインストも秀逸です。とくに6.は,ピアノと笛でカエルの鳴き声を模したドビュッシーの風味。(^^;)

CD2は,中国語のナレーションとともに,様々な種類のカエルの声を紹介しています。

ケロマニアの台湾土産は,これで決まりっ。^^;v


「小学館の図鑑NEO 両生類・はちゅう類」

「小学館の図鑑NEO 両生類・はちゅう類」
  • CD付書籍
  • 小学館(A4判/167ページ/本体2,000円+税/2004年3月20日初版第1刷発行)
  • [指導・執筆] 松井正文,疋田努,太田英利 [撮影] 松橋利光,前田憲男,関慎太郎 ほか
  • 「CD鳴き声図鑑 カエルとヤモリ」
    • TT:67'32"
    • 1〜5.カエルの合唱 / 6〜47.カエルの鳴き声図鑑[日本] / 48〜60.カエルの鳴き声図鑑[海外] / 61〜62.ヤモリの鳴き声図鑑

カエルCD,意外なところにありました。小学館の子供向け図鑑の付録です。
しかし,子供向けと侮れないハイレベルな内容だったりします。

CDは,カエル55種+ヤモリ2種+サウンドスケープ5種という,そうそう他にはない充実した音源です。
1トラックあたり,サウンドスケープは2分,他は1分と短めですが,クリアな音で1時間以上収録。バラエティに富んだケロテクノサウンドが,みっちり楽しめます。これはやめられません。(^^;)

図鑑の執筆も,国内一流の研究者によるもの。
ケロマニアならつられてそそられる^^;イモリ,サンショウウオ,カメ,トカゲ,ヘビなどを含む,日本と世界の両生類約190種,はちゅう類約320種,計500種超の怒濤のフルカラー。

これを子供だけのものにするのは,もったいなさ過ぎます。だからと言って,子供のものを横取りしないように。(って,しないか。^^;)

(2010/08/09) △上に戻る

おまけ(^^;)

台湾・民雄でのカエルスープ

台湾・民雄で食したカエルのスープ。
足がほとんど,見たまんま入ってます(^^;)。
器の底には,にんにくがごろごろ転がってます。ききます,これは。(って,何にきくんだ^^;)
申し訳ありませんが,おいしかったであります,軍曹殿っ。^^;


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