片手にラヂヲ♪ホームひとりごと「癒し」をCDに求めて行ったつもりで^^;「観光」

作成日:2012/11/14
最終更新日:2015/05/06

「癒し」をCDに求めて〜癒しCD・風景音CDレビュー〜

「癒し」をCDに求めて・トップ
河川 秘境
カエル お経 恐怖
幕の内 鉄道 睡眠 解脱
特殊 弛緩 育児 苫米地 観光

行ったつもりで^^;
「観光」

※「サウンドスケープ「幕の内弁当」」から分離,ページを独立させました。


「地球組曲シリーズ Gaiavoices」
「函館の音 Romantic Sound in Hakodate」
「Sound Bum : Travelling with Sounds」
「NHK 音の風景」
「聴く日和 Kyoto Sound Collage」
「青森放送創立50周年記念制作CD あおもり四季の音風景」
「α波1/fのゆらぎ リゾート in フィジー」
「α波1/fのゆらぎ リゾート in セブ」
「Bon Voyage! VIETNAM」
「日本の音風景100選 まるかじり」
「ネイチャー・サウンド・ギャラリー 沖縄〜リラックス・アイランド」 NEW!
「日本の音風景 日本の心音 - Heart Sounds in Japan」
FS(Fukuoka Style) Vol.20特別付録「Fukuoka Soundscape」
「台灣國家公園音樂」
「忘憂温泉SPA」
呉金黛「告F方舟」

「地球組曲シリーズ Gaiavoices」

  • 日本盤 Edit Records (制作年不明)
※[m]:ミュージック [s]:サウンドスケープ

「富良野 北の国から Furano」

  • ERH-001
  • TT:20'30"
  • 1.初夏―蒼い森 Early Summer, Blue Forest[s](1'29") / 2.北の国から Kita No Kuni Kara[m](5'06") / 3.大地の記憶 Feel The Ground[s](2'07") / 4.ニングルの森 A Fairy The Ningle[m](4'52") / 5.晩秋の陰鬱 The Shadow of The Late Autumn[s](1'38") / 6.雪響 Sound of Snowfall[m](5'16")
  • produced, composed, arranged, mixed and performed by Susumu Ueda / 2.composed by Masashi Sada, guitar played by Michiwo Tashima

「釧路湿原 霧に眠る広野 Kushiro Shitsugen」

  • ERH-002
  • TT:20'41"
  • 1.霧に眠る広野 Misty[s](2'05") / 2.幾千年からの軌跡 Everlasting[m](5'36") / 3.北緯43度の生息 43 N.L.[s](1'30") / 4.月光 Moonbeam[m](5'20") / 5.湿原の夜明け Dawn[s](0'47") / 6.地平線の彼方へ The Distance[m](5'21")
  • produced, and mixed by Susumu Ueda / composed by Masaki Sekijima

「オホーツク流氷 白の大陸 Okhotsk Ryuhyo」

  • ERH-003
  • TT:20'55"
  • 1.凛然たる脈動 Quiet Nature[s](1'40") / 2.厳寒告げる時 Standing The Cold[m](4'35") / 3.氷原の鳥獣たち Live on The Ice[s](1'35") / 4.白の大陸 White Holizon[m](4'02") / 5.去りゆく薄氷 Fade Away[s](2'41") / 6.春光に消ゆ Waiting For The Day[m](6'20")
  • produced, composed, arranged, mixed and performed by Susumu Ueda

「小樽 時の旅人 Otaru」

  • ERH-004
  • TT:17'18"
  • 1.時間の坂道 Beyond The Time[s](0'46") / 2.優しき旋律の去来 Melody On My Mind[m](3'01") / 3.旧知の街角 Old Corner[s](2'49") / 4.時の旅人 Time Walker[m](3'22") / 5.深遠なる汽笛 When The Foghorn Blows[s](2'10") / 6.無限運河 The Canal[m](6'40")
  • produced, composed, arranged, mixed and performed by Susumu Ueda / composed by Hiromu Sasaki / sung by Masamitsu Noto

「江刺ソーラン 追憶の望郷 Eshashi Soran」

  • ERH-005
  • TT:22'49"
  • 1.風・海・唄 Wind, Sea, Songs[s](4'16") / 2.かもめの翼に(江差追分) The Seagulls' Wings(5'47") / 3.蝦夷の鼓動 Heartbeats[s](1'47") / 4.海神の休息(ソーラン節) Neptune Resting(4'27") / 5.砦の島影 Shadow of The Island[s](1'27") / 6.追憶の望郷 The Past[m](5'03")
  • produced, composed, arranged, mixed and performed by Susumu Ueda

「日高優駿 血統の約束 Hidaka Yushun」

  • ERH-006
  • TT:18'33"
  • 1.誕生 A Birth[m](1'50") / 2.緑の丘陵 Green Playground[s](2'03") / 3.血統の約束 Ready For The Race[m](4'12") / 4.砂塵の第4コーナー Heat[s](2'21") / 5.優駿 The Thorougbred[m](4'32") / 6.帰還―次なる世代へ Home Again...The Next generation[m](3'33")
  • produced and mixed by Susumu Ueda / composed by Kei Umemura

「函館 GRAYの肖像 Hakodate」

  • ERH-007
  • TT:21'12"
  • 1.異邦坂から港へ Going Down To The Harbour[s](1'57") / 2.ずっと二人で Zutto Futaride[m](4'10") / 3.神聖なる空間 The Place With Prayers[s](2'34") / 4.BELOVED[m](5'04") / 5.瞬間と永遠 Moment and Eternity[s](1'40") / 6.WINTER AGAIN[m](5'45")
  • produced, composed, arranged, mixed and performed by Susumu Ueda / composed by Takuro(GRAY) / guitar played and arranged by Michiwo Tashima

「ホワイト・イルミネーション 夜想都市 White Illumination」

  • ERH-008
  • TT:22'46"
  • 1.夜想都市 Night Falls[s](1'58") / 2.雪の中のクリスタル Crystals in The City[m](5'23") / 3.きらめきの花束を The Brightest Flowers[s](2'24") / 4.トゥー・イン・ラブ Two in Love[m](4'45") / 5.天使のいる光景 Angels in Snow[s](2'15") / 6.ホワイト・イルミネーション White Illumination[m](5'59")
  • produced, composed, arranged, mixed and performed by Susumu Ueda

「SL 鉄路のある風景」

  • ERH-009
  • TT:22'13"
  • 1.郷愁の旅路 A Journey of Nostalgia[s](1'46") / 2.鉄道員 Tetsudoin[m](5'49") / 3.鉄路のある雪景 Two Black Lines on The Snowfield[s](2'14") / 4.星の線路 Hoshi No Senro[m](5'23") / 5.早春の汽笛 Whistle in The Spring Sunshine[s](1'56") / 6.すずらんのテーマ Suzuran No Theme[m](5'03")
  • produced, arranged, mixed and performed by Susumu Ueda / 2.composed by Ryuichi Sakamoto for the movie "Poppo-Ya" / 4,6.composed by Takayuki Hattori for the TV program "Suzuran"

帯には「アンビエント・ミュージックとサウンドスケープ(環境音)」,さらに「北海道限定発売」とあり,そそられて買ってしまった9枚。もっとも,入手先は東京都内のブックオフでしたが。(^^;)

各盤とも収録時間は20分と短く,「サウンドスケープ」も音楽をつなぐごく短いブリッジのような使われ方で,中にはシンセの音が被せられたり,コラージュになっているものも多いです。
筆者的には,風景音をじっくり聴きたかったので,そこはちょっと残念。

曲は「富良野」での「北の国から」や,「函館」での当地出身のGRAYの曲,「SL」での関連の映画やドラマの曲もありますが,大部分はオリジナル曲。
いずれも「アンビエント」とはほど遠い,どちらかというとドキュメンタリーのサントラのような壮大な芸風。
ただ,それはそれで,広大な大地がイメージされる北海道の題材と合ってはいます。

あくまで音楽を聴かせるのが制作者側の意図のようで,そうとわかればなかなかよくできています。
筆者的には「オホーツク流氷」のイメージに合った,ひんやりしたシンセの音色や淡々と流れる音楽,「江刺ソーラン」の波,海鳥の声,民謡のコラージュといったものに,制作者の光るセンスを感じます。('-'*)

ブックレットは,日本語と英語で,当地のことがごく簡単に記されているだけですが,ジャケットの写真はどれも美麗。北海道土産に良いかもしれません。(^^;)

余談ですが,制作元のWebサイトを見たところ,筆者が入手した盤のうち「富良野 北の国から」はカタログ番号が"ERH-011"になり曲目も変更,「函館 GRAYの肖像」は同一内容ながらサブタイトルが「WINTER AGAIN」に変わっています。細かいことですが。(^^;)

(2011/11/29) △上に戻る

「函館の音 Romantic Sound in Hakodate」

「函館の音 Romantic Sound in Hakodate」
  • 日本盤 FMいるか JOZZ-9512 (1995)
  • TT:43'33"
  • 1.Sound Sketch Vo.1 − 船見漁港いか鳴き声−いか競り−いか売り−中島廉売(3'38) / 2.Sound Sketch Vo.2 − トラピスト修道院の早朝ミサ−スイスオルゴール<市立博物館郷土資料館収蔵>−谷地頭電停,路面電車到着−風鈴電車(6'22") / 3.Sound Sketch Vo.3 − "Walking with You"−大沼公園じゅんさい採り−FMいるか朝の放送−朝市の賑わい・観光馬車−湯の川温泉の噴き出し音−函館山ロープウェイ−ストリートオルガン−教会の鐘の音<ハリトリス正教会・元町カトリック教会>(9'59") / 4.Sound Sketch Vo.4 − "Ripples"−海峡号,列車内−海峡トンネル突入−吉岡海底駅,海峡号到着−JR函館駅,海峡号到着(8'21") / 5.Sound Sketch Vo.5 − "At Dusk"−元町カトリック教会のミサ−縄文時代の笛<市立函館博物館所蔵>−聖ヨハネ教会のパイプオルガン(5'56") / 6.Sound Sketch Vo.6 − 五稜郭氷の切り出し・運ぶ赤ふんの男達−這愛女子中学・高等学校音楽部−元町界隈大晦日(教会・寺の鐘・船の汽笛)−冬の海<外人墓地>−"At Time Passes"(10'05")
  • 企画・制作・監修:FMいるか / 共同監修:北海道新聞社

日本初のコミュニティFMとして1992年12月24日に開局した,北海道・函館の「FMいるか」(JOZZ1AA-FM,80.7MHz)が,開局3周年記念で制作した,函館の様々な音を収録したCD。(それゆえ,CDのカタログ番号も,コミュニティFMのコールサイン"JOZZ"と制作年月です。)

収録されている音は,ところどころで入るジャズ風インスト(主にヴァイオリン・ジャズ)の4曲を含めて31種類。
よって,個々の音の収録時間は1分程度と物足りなさもあるのですが,次々変わっていく音には,テープ音楽的なおもしろさもあります。

各トラック収録の音は,時間,季節,場所等の関連でまとめられているようです。函館の音は,海や教会絡みの音が多いのが特徴でしょうか。
1.の最初の音は"いかの鳴き声"という,生まれも育ちも東京の筆者には衝撃的な音から。(イカが鳴くたぁ,知らなんだ〜^^;)

音の流れ作りにもうまさがあって,このCDを単なる観光案内にとどまらないものにしています。
例えば5.では,カトリック教会のミサの後に,縄文の笛の音,さらにパイプオルガンの音という有機的関連を感じさせる流れになっていたりします。さらに,ところどころに入る音楽もごく自然に響いていて,場違いなものにはなっていません。

このCD,中古CDで偶然見つけましたが,FMいるか直販のCDらしく,スタジオ窓口のほか通販もしている旨同局のサイトに出ていますので,ご興味のある方はぜひ。

(2008/05/18) △上に戻る

Sound Bum : Travelling with Sounds

「Sound Bum : Travelling with Sounds」

  • LWCD-01 (2002)
  • TT:73'59"
  • 1.フィジー諸島[くだけた珊瑚の浜辺/朝食後のウクレレ/森の朝/カバの儀式/ランピイダンス/さよならの歌](9'48") / 2.アラスカ・フェアバンクス[アラスカ大学演習牧場の林/雪原の鳥やリスの声/ワタリガラス/遠いトラック](5'57") / 3.メキシコ・バハカリフォルニア[砂州を渡る風/軍艦島のコロニー/波/コククジラのブロウ/海中のエコロケーション](4'55") / 4.マレーシア・タマンネガラ[朝の森の鳥たち/昼の森/ホーンビルの笑い声/スコール/夜の森のカエルや虫たち](8'03") / 5.ポルトガル・リスボン[旧市街(アルファマ)の路地裏/路面電車/石畳の街角/エヴォラ大聖堂/マフラの修道院の釣鐘](6'34") / 6.台湾[阿里山の日の出参拝列車/渓谷/早朝の台北・中正紀念堂の太極拳/廟に遊びに来た神様](8'12") / 7.カナダ・ハンソン島[針葉樹の森/ポール・スポング博士のオルカラボ/海峡を渡るオルカ](6'59") / 8.極東ロシア・ビキン[クラスヌイ・ヤール村の朝/祭り/出迎えのアコーディオン/川沿いのキャンプサイト/シベリア鉄道](7'35") / 9.キューバ[ハバナ旧市街の街角/バコナオ自然公園の朝/サンティアゴ・デ・クーバの街角](8'09") / 10.ハワイ島[カイルア・コナの海岸/ガーデンパーティー/ワイピオ渓谷の馬乗り/溶岩流の音/ワイピオ渓谷の朝](7'45")
  • 1999年〜2002年録音

「Sound Bum : Travelling with Sounds 2」

  • LWCD-02 (2007)
  • TT:71'19"
  • 1.セネガル・ガンビア[マカスツの森をゆく丸木船/草むらの放牧/パーカッショングループ/コレ島の海水浴場](8'38") / 2.インドネシア・スラウェシ島[谷間の村の朝/大葬儀/水牛を洗う/パオパオプルマイ村の歌/路上の香具師](7'38") / 3.アメリカ・ミシシッピ[路面電車でミシシッピ河へ/酒場のブルースギター/綿花の畑/夜の礼拝・ゴスペル](8'24) / 4.ブラジル[機内アナウンス/年越コンサート/コパカバーナの海岸/パケタ島の馬車/市場と港](6'47") / 5.チュニジア[サハラ砂漠の朝/谷間の湧き水/食堂車の瓶/チュニス中央市場/オアシスのラクダ](7'29") / 6.ベトナム南部[メコン川の朝/木の橋/スコール/市場とアヒル/ホーチミンの食堂](7'16") / 7.沖縄[農連市場・魚市場/浜比嘉島のエイサー](7'44") / 8.オーストラリア・アーネムランド[ケアンズの鳥たち/カカドゥの鳥たち/アーネムランドの人々/遠雷](7'15") / 9.インド[夜行列車/ガンジス川の渡し/沐浴場・ガート/バンドゥーガルの森/路上の行き交い](10'06")
  • 2002年〜2006年録音

プロジェクト名の"サウンドバム"とは,音の旅を意味する造語で,このCDにはその名のとおり,メンバー4人が世界各地を旅して録音してきた音が収録されています。
旅行というと写真を撮るのが定石ですが,音を録ってくるのもありです。メンバーの中に,録音機を持ったツアー客の存在に気づいたという旅行会社の人もいるのが興味深いです。

内容は,筆者がくどくど説明するより,ジャケに記されたものを,長くなるのも覚悟であえてそのままお示ししました(これで音を聞かずとも,全体のムードが何となくつかめると思います。^^;)
場所や状況も様々,音も自然界,都市,生活,観光行事と様々です。

ただ,複数名が録った雑多なものが詰め込まれて,音一つの収録時間も短かいので,このCDには一貫した視点の作品性も,ましてリラクセーション効果も求めにくい感じはします。

伝わってくるのは,それぞれのトラックの音響,作品性よりは,それぞれの状況での録音者の視点です。
というか,ぶっちゃけ,サウンドスケープの形をした観光地のスナップ,おみやげ話です^^;。ある意味,写真よりも伝わってくるものもあるのですが。

(2008/08/10) △上に戻る

「NHK 音の風景」

  • 日本盤 NHKCD−ポリドール (1990)
  • 企画・制作:NHKサービスセンター/編集:NHK

「[4] 音紀行 1」

「NHK 音の風景[4] 音紀行 1」
  • DCI 85844
  • TT:60'14"
  • 1.札幌テレビ塔(2'52") / 2.釧路湿原の丹頂鶴(2'54") / 3.函館トラピスチヌス修道院(2'53") / 4.青函連絡船 函館港(2'52") / 5.青森 浅所海岸の白鳥(2'53") / 6.恐山 初冬(2'54") / 7.陸中碁石海岸 雷岩(2'53") / 8.かまくら 横手(2'52") / 9.東北 山奥の湯治場(2'54") / 10.奥の細道 立石寺(2'54") / 11.奥の細道 松島(2'56") / 12.奥の細道 中尊寺(2'53") / 13.奥の細道 中尊寺 金色堂(2'51") / 14.奥の細道 最上川(2'54") / 15.福島 喜多方 酒造り(2'54") / 16.日光の秋〜鳴竜(2'53") / 17.長瀞の川下り(2'54") / 18.箱根旧街道の甘酒茶屋(2'54") / 19.水琴窟(2'53") / 20.木曽路妻籠宿(2'53") / 21.鳳来寺山(2'53")

「[8] 音の風物詩 2」

「NHK 音の風景[8] 音の風物詩 2」
  • DCI 85848
  • TT:61'35"
  • 1.矢作川の落鮎 ヤナ漁(2'54") / 2.瀬戸物祭(2'53") / 3.神在月 出雲(2'53") / 4.京都 東寺:弘法市(2'52") / 5.京都西陣 染物屋さん(2'53") / 6.宍道湖のしじみ漁(2'53") / 7.紙すき(鳥取佐治)(2'55") / 8.山陰のかじ屋さん(2'54") / 9.但馬牛の子牛のセリ市(2'53") / 10.瀬戸内 かきの水あげ(2'53") / 11.四国霊場一番札所(2'53") / 12.お遍路さん 高松港(2'53") / 13.四万十川の落鮎漁(2'53") / 14.一本釣り 関門海峡(2'53") / 15.佐賀県呼子の朝市(2'52") / 16.長崎の朝市(2'53") / 17.西鹿児島 駅前の朝市(2'53") / 18.五島 魚津ヶ崎の凧揚げ(2'54") / 19.五島列島のぶり漁(2'52") / 20.壱岐の朝市(2'54") / 21.宮古島 平良魚市場(2'53")

NHKラジオで,1985年から続いている5分番組「音の風景」。日本各地(時折海外もあり)の,その土地の特徴ある音を,短いナレーションも入れて紹介しています。
そのCD版を,たまたま中古で2枚入手しました。

筆者も,たまたま放送時間にラジオつけていて聞くこともあるものの,じっくり聞くことはあまりありませんでした。^^;A
しかし,あらためて聞くと,各トラック一律3分の短さながら,なかなか凝ったツクリです。

自然音や動きがあるものであればそれなりの音はしますが,「音紀行 1」には動きのない建物や風景もあります。あらためて聞くと,その演出がなかなかおもしろかったりします。
例えば「1.札幌テレビ塔」は,まずエレベーター中でのガイドさんの声で始まり,展望台ではしゃぐ子供の声,そして最後,ここが秀逸なアイデアで,地上90mから聞く札幌の街の音が入ります。
ほかのトラックも同様に,イメージが膨らむよういくつかの音を組み合わせています。

収録場所や時期,放送日などの詳細データがないのが残念ですが,いい音が揃っていて楽しめます。
クレジットはないのですが,入手した上記2枚のナレーションは,大半は遠藤ふき子アナで,一部で加賀美幸子アナも。その凛とした声にも,ちょい癒されるかもと。(^^;)

(2009/04/23) △上に戻る

「聴く日和 Kyoto Sound Collage」

  • 日本盤 Nippon Shinyaku NS-80 (制作年不明)
  • TT:46'20
  • 1.きぬかけの羽音(12'40") / 2.愛宕のお助け(10'52") / 3.糺の森で(11'04") / 4.清滝の朝(11'40")
  • Music by Testuji Horio(1,4) / Akira Takuma(2,3)

「日本新薬」という京都の製薬会社が製作したCDです。
地元京都の様々な音と音楽が絡んでいます。

1.は,タイトルは,金閣寺,竜安寺,仁和寺などが立ち並んでいる「きぬかけの道」ですが,音は鳥の声とオリエンタルなパーカッションの音色,音階の音楽のミックスです。
途中から,川のせせらぎらしき水の音もしてきて,音楽もちょっと陰鬱なメロディー,そしてまた冒頭の音色に。

2.は,愛宕山の湧き水のしたたる水のイメージで,その合間を埋めるように,シンセの音が入ってきます。
とくに,後半はストリングシンセをバックに,ジャズっぽいセンスのビアノの音色も聞けます。

3.は,下鴨神社と河合神社を含んだ一帯の森がテーマ。
虫の声と低く重めの音色のストリングシンセの音が絡んでいます。

4.は,水量多めの川のせせらぎの音と,シンセ音楽。途中,川の音色が変わります。

(2010/03/14) △上に戻る

「青森放送創立50周年記念制作CD あおもり四季の音風景」 "A Year In Aomori : Seasonal Soundscapes"

「あおもり四季の音風景」
  • 日本盤 RAB青森放送 RABRP001 (2004)
  • TT:64'33"
  • 1.プロローグ・オープニング・イメージ曲1「あおもり四季の音風景第一章」(4'03") / 2.金木町地吹雪体験ツアー(0'54") / 3.青森駅ホーム・森市正調民謡の店甚太古・青森港八甲田丸汽笛(2'43") / 4.青森市三内丸山遺跡(0'57") / 5.青森ねぶた祭(1'33") / 6.青森市酸ヶ湯温泉(0'47") / 7.青森港下北汽船出航(1'13") / 8.八戸市第二魚市場・魚のセリ(1'44") / 9.八戸えんぶり・八戸市長根スケートリンク(2'29") / 10.八戸三社大祭山車お囃子・八戸三社大祭虎舞・八戸三社大祭神楽一斉歯打ち(3'48") / 11.八戸市鮫浮木寺・墓獅子(2'24") / 12.八戸市蕪島のうみねこ(2'12") / 13.イメージ曲2「あおもり四季の音風景第二章」(3'49") / 14.平内町浅所海岸の白鳥(1'54") / 15.夏の浜辺(0'31") / 16.下北半島恐山大祭(2'07") / 17.むつ市田名部まつり(1'45") / 18.十和田湖休屋・十和田湖観光遊覧船・奥入瀬渓流銚子大滝(3'25") / 19.イメージ曲3「あおもり四季の音風景第三章」(8'00") / 20.弘前さくらまつり(2'55") / 21.弘前ねぷたまつり(1'54") / 22.弘前市弘果弘前中央青果りんごのセリ(0'57") / 23.五所川原市〜中里町津軽鉄道の音(2'38") / 24.津軽伝統金多豆蔵人形一座*平賀町唐竹にて(2'53") / 25.鯵ヶ沢町ミニ白神(1'03") / 26.五所川原立佞武多・岩木町お山参詣(3'12") / 27.八甲田除雪隊の歌*八甲田山笠松峠にて・津軽半島三厩村龍飛崎風力発電の風車(2'47") / 28.エンディング・イメージ曲4「あおもり四季の音風景第四章」(3'18")
  • 音響構成:玉井和雄
  • 作曲演奏:田頭勉 / ヴォーカル:阿部さとこ
  • ナレーター:伊奈かっぺい

青森放送50周年記念と銘打たれた,青森のサウンドスケープを多数収録したCD。

しかし,これはそれだけの安直な企画ではなく,スタッフのクレジットを見てもキアイの入れ様がわかります。
言わずと知れた伊奈かっぺい氏はもちろん,音響構成の玉井和雄氏は文化放送出身の伝説的音響効果マン,シンフォニックなイメージ曲「あおもり四季の音風景」を作った田頭勉氏は,八戸出身のクラシック系の作曲家。
さらに,日英併記の解説書の翻訳は,なんと詩人のアーサー・ビナード氏。(同放送に出演番組があるようです。)

CD1枚にこれだけの音は詰め過ぎのようでもありますが,音楽も交え聞き飽きさせない構成は巧みです。
次々と音が通り過ぎるごとに,少しずつ沈殿するように「青森」のイメージが湧いてくる好盤。(^^)

(2011/10/07) △上に戻る

「α波1/fのゆらぎ リゾート in フィジー」

  • 日本盤 アポロン APCS-5044 (1994)
  • TT:60'08" (1トラック)

「南太平洋の楽園「フィジー」のリゾート・ホテルで収録」とあります。
が,実は,フィジーと言っても波の音でも鳥の声でもなく,ホントにホテルのビーチか庭で観光客が遊んでいる声と周囲の環境音を収録した1枚。

主に聞こえてくるのは,観光客がボールゲームらしきものに興じている音(ところどころでついたボールの音もする),歓声や拍手,話し声(ほとんど英語)などをやや遠目に録った音です。
しかし,それがフィジーだといういわれは,随所に入ってくるいかにも南国っぽい鳥の声や,遠くに聞こえている波の音というところです。

このCDを自然音の類と思って買った人は,癒しどころかレコード会社に抗議するパワーも得たかもしれません。(これを"α波1/f"と称するのはちょいと,と私も思うんですが^^;。)
しかし考えてみると,人のいないビーチや森林の音というのもまた,かなり人為的な音なのかもしれません。癒しCDの制作者がリアリズムに目覚めると,こういう作品になるということでしょうか。(^^;)

(2008/02/03) △上に戻る

「α波1/fのゆらぎ リゾート in セブ」

  • 日本盤 アポロン APCS-5050 (1995)
  • TT:60'31" (1トラック)

「サンゴと光の島「セブ島」のリゾート・ホテルで収録」と記されています。
メインは,常に手前で聞こえている浜辺の波の音で,それに重ねてそこで遊ぶ人の声などが入っています。

「さぁー,ちゃぷっ」という,浜辺の波の音から始まります。2分半目くらいから人の声(言葉は英語のようです)が,小さめの音で聞こえてきます。
10分半目には,子供がはしゃぐ声が聞こえてきます。21分目からは,ウォータージェットらしい音,30分目あたりでは,何かイベントをやっているのか,PAのアナウンスも聞こえています。

波の音に比べて,周囲の音はそれほど大きくは入っていませんが,そこそこ臨場感があって,しかも落ち着いて聞けます。

(2008/02/11) △上に戻る

「Bon Voyage! VIETNAM」

「Bon Voyage! VIETNAM」
  • 日本盤 カルチュア・パブリシャーズ CPC8 5134 (2002)
  • TT:39'25"
  • 1.International Airport タンソンニャット国際空港(2'35") / 2.Ben Thanh Market ベンタイン市場(2'53") / 3.Afternoon Tea アフタヌーン・ティー(3'36") / 4.Vietnamese Gourmet ベトナム・ディナー(1'41") / 5.Rush Hour ラッシュ・アワー(2'25") / 6.Phan Thiet Beach ファンティエット・ビーチ(4'21") / 7.Dawn 夜明け(1'30") / 8.St.Maria Church 聖母マリア教会(2'15") / 9.Mekong River メコン・リバー(3'03") / 10.Cafe in Vietnamese Style カフェ(1'38") / 11.Elementary School 小学校(1'37") / 12.Old Man オールド・マン(1'59") / 13.Club Underworld クラブ・アンダーワールド(3'09") / 14.Railroad Station ホーチミン駅(4'30") / 15.Bon Voyage! ボン・ボヤージュ!(1'25")
  • All songs composed by Otomo Koetu except track 3 & 11 based on Vietnamese traditional songs

帯には「ベトナム・ファンにおくるベトナム気分100%のベトナム・アルバム」とあります。

各トラックの標題のサウンドスケープ+音楽という,一見安直な企画ですが^^;,音楽とそれに絡む風景音のバランスなどよく練られていて,それなりのムードが味わえます。

音楽は日本人作曲家の,ありがちなオリエンタルなトーンですが,シンセだけでなく現地ミュージシャンのアコースティック楽器の音も多数起用しています。
音楽に押しつけがましさがなく,耳になじむ音です。(3,11は民謡のアレンジで,ベトナム語のヴォーカルも入ってます。)

いいなぁ,アオザイのお姉さん。(そんなことしか考えとらんのか>自分^^;)

(2008/06/08) △上に戻る

「日本の音風景100選 まるかじり」

  • 日本盤 日本伝統文化振興財団(発売:ビクターエンタテインメント) VZCG 8435〜6 (2009)
  • Disc-1
    • TT:79'57"(49トラック)
    • <北海道> 1.オホーツク海の流氷[北海道オホーツク海沿岸](01'54") / 2.時計台の鐘[北海道札幌市](00'44") / 3.大雪山旭岳の山の生き物[北海道東川町](01'39") / 4.鶴居のタンチョウサンクチュアリ[北海道鶴居村](01'38") / 5.函館ハリストス正教会の鐘[北海道函館市](01'39")
      <東北> 6.ねぶた祭り・ねぷたまつり[青森県青森市・弘前市](01'36") / 7.奥入瀬の渓流[青森県十和田市](01'39") / 8.八戸港・蕪島のウミネコ[青森県八戸市](01'39") / 9.小川原湖畔の野鳥[青森県三沢市](01'40") / 10.碁石海岸・雷岩[岩手県大船渡市](01'39") / 11.水沢駅の南部風鈴[岩手県奥州市](01'39") / 12.チャグチャグ馬コの鈴の音[岩手県滝沢村](01'39") / 13.風の松原[秋田県能代市](01'39") / 14.山寺の蝉[山形県山形市](01'39") / 15.松の勧進帳の法螺貝[山形県鶴岡市](01'10") / 16.最上川河口の白鳥[山形県酒田市](01'46") / 17.宮城野のスズムシ[宮城県仙台市](01'40") / 18.広瀬川のカジカガエルと野鳥[宮城県仙台市](01'39") / 19.北上川河口のヨシ原[宮城県石巻市](01'39") / 20.伊豆沼・内沼のマガン[宮城県栗原市・登米市](01'39") / 21.福島市 小鳥の森[福島県福島市](01'39") / 22.大内宿の自然用水[福島県下郷町](01'39") / 23.からむし織のはた音[福島県昭和村](01'40")
      <関東甲信> 24.五浦海岸の波音[茨城県北茨城市](01'39") / 25.太平山のあじさい坂の雨蛙[栃木県栃木市](01'39") / 26.水琴亭の水琴窟[群馬県吉井町](01'39") / 27.川越の時の鐘[埼玉県川越市](01'40") / 28.荒川・押切の虫の声[埼玉県熊谷市](01'39") / 29.樋橋の落水[千葉県香取市](01'36") / 30.麻綿原のヒメハルゼミ[千葉県大多喜町](01'36") / 31.柴又帝釈天かいわいと矢切の渡し[千葉県松戸市・東京都葛飾区](01'39") / 32.上野のお山の時の鐘[東京都台東区](01'39") / 33.三宝寺池の鳥と水と樹々の音[東京都練馬区](01'40") / 34.成蹊学園ケヤキ並木[東京都武蔵野市](01'39") / 35.川崎大師の参道[神奈川県川崎市](01'40") / 36.横浜港 新年を迎える船の汽笛[神奈川県横浜市](01'38") / 37.道保川公園のせせらぎと野鳥の声[神奈川県相模原市](01'39") / 38.富士山麓・西湖畔の野鳥の森[山梨県富士河口湖町](01'39") / 39.善光寺の鐘[長野県長野市](01'21") / 40.塩嶺の小鳥のさえずり[長野県岡谷市・塩尻市](01'39") / 41.八島湿原の蛙鳴[長野県下諏訪町・諏訪市](01'38") / 42.福島潟のヒシクイ[新潟県新潟市](01'40") / 43.尾山のヒメハルゼミ[新潟県糸魚川市](01'40")
      <北陸> 44.称名滝[富山県立山町](01'39") / 45.エンナカの水音とおわら風の盆[富山県富山市](01'41") / 46.井波の木彫りの音[富山県南砺市](01'39") / 47.本多の森の蝉時雨[石川県金沢市](01'39") / 48.寺町寺院群の鐘[石川県金沢市](01'36") / 49.蓑脇の時水[福井県越前市](01'38")
  • Disc-2
    • TT:79'57"(51トラック)
    • <中部> 1.遠州灘の海鳴・波小僧[静岡県遠州灘](01'28") / 2.大井川鉄道のSL[静岡県川根本町](01'40") / 3.東山植物園の野鳥[愛知県名古屋市](01'28") / 4.伊良湖岬恋路ケ浜の潮騒[愛知県田原市](01'30") / 5.伊勢志摩の海女の磯笛[三重県鳥羽市・志摩市](01'39") / 6.吉田川の川遊び[岐阜県八幡町](01'30") / 7.卯建の町の水琴窟[岐阜県美濃市](01'31") / 8.長良川の鵜飼[岐阜県岐阜市・関市](01'40")
      <関西> 9.三井の晩鐘[滋賀県大津市](01'39") / 10.彦根城の時報鐘と虫の声[滋賀県彦根市](01'39") / 11.京の竹林[京都府京都市](01'40") / 12.るり渓[京都府南丹市](01'29") / 13.琴引浜の鳴き砂[京都府京丹後市](01'23") / 14.淀川河川敷のマツムシ[大阪府大阪市](01'35") / 15.常光寺境内の河内音頭[大阪府八尾市](01'41") / 16.垂水漁港のイカナゴ漁[兵庫県神戸市](01'30") / 17.灘のけんか祭りのだんじり太鼓[兵庫県姫路市](01'39") / 18.春日野の鹿と諸寺の鐘[奈良県奈良市](01'41") / 19.不動山の巨石で聞こえる紀ノ川[和歌山県橋本市](01'27") / 20.那智の滝[和歌山県那智勝浦町](01'17")
      <中国> 21.水鳥公園の渡り鳥[鳥取県米子市](01'32") / 22.三徳川のせせらぎとカジカガエル[鳥取県三朝町](01'33") / 23.因州和紙の紙すき[鳥取県鳥取市](01'39") / 24.琴ケ浜海岸の鳴き砂[島根県大田市](01'10") / 25.諏訪洞・備中川のせせらぎと水車[岡山県真庭市](01'25") / 26.新庄宿の小川[岡山県新庄村](01'26") / 27.広島の平和の鐘[広島県広島市](01'40") / 28.千光寺驚音楼の鐘[広島県尾道市](01'40") / 29.山口線のSL[山口県山口市〜島根県津和野町間](01'39")
      <四国> 30.鳴門の渦潮[徳島県鳴門市](01'31") / 31.阿波踊り[徳島県徳島市](01'44") / 32.大窪寺の鐘とお遍路さんの鈴[香川県さぬき市](01'33") / 33.満濃池のゆるぬきとせせらぎ[香川県まんのう町](01'39") / 34.道後温泉振鷺閣の刻太鼓[愛媛県松山市](01'21") / 35.室戸岬・御厨人窟の波音[高知県室戸市](01'27")
      <九州> 36.博多祇園山笠の舁き山笠[福岡県福岡市](01'41") / 37.関門海峡の潮騒と汽笛[福岡県北九州市・山口県下関市](01'34") / 38.観世音寺の鐘[福岡県太宰府市](01'40") / 39.唐津くんちの曳山囃子[佐賀県唐津市](01'39") / 40.伊万里の焼物の音[佐賀県伊万里市](01'40") / 41.山王神社被爆の楠の木[長崎県長崎市](01'27") / 42.小鹿田皿山の唐臼[大分県日田市](01'39") / 43.岡城跡の松籟[大分県竹田市](01'27") / 44.通潤橋の放水) / [熊本県山都町](01'29"45.五和の海のイルカ[熊本県天草市](01'36") / 46.三之宮峡の櫓の轟[宮崎県小林市](01'28") / 47.えびの高原の野生鹿[宮崎県えびの市](01'39") / 48.出水のツル[鹿児島県出水市](01'31") / 49.千頭川の渓流とトロッコ[鹿児島県屋久町](01'39")
      <沖縄> 50.エイサー[沖縄県うるま市](01'41") / 51.後良川周辺の亜熱帯の生き物[沖縄県竹富町](01'38")
  • 1997〜1998年収録

ビクターが発売している,様々な分野の2枚組廉価盤「まるかじり」シリーズの一つ。
1996年に環境庁(当時)が制定した「残したい日本の音風景100選」に沿って,CD2枚組にきっちり100トラック収録したCD。各トラック1分半程度とはいえ,快挙。(^^;)

曲目は,ほぼ上記環境省サイトのリスト順,北から南の順に収録されています。
日本語・英語の84ページにわたる解説書も充実しています。外国からのお客さんのおみやげにも良いかもしれません。

100の音をムリムリおおざっぱに分類すると,一番多いのは,鳥,動物,虫,蛙などの動物の声,次いで波や川などの自然音,生活音・伝統工芸,鐘の音,お祭り・伝統行事の順。

意外に多いと思ったのは,鐘の音でしょうか。梵鐘のほか,時を告げる鐘の音(Disc1-32.上野のお山の時の鐘など)が意外と多く,平和の広島の鐘(Disc2-27)なんてのも。鐘の音は,地域のランドマークにもなっているのでしょう。
あと,癒し系CDではあまりない,生活音や人工物の音も。SLは大井川,山口線ともにありますし(Disc2-2,29),諏訪洞・備中川のせせらぎと水車(Disc2-25),千頭川の渓流とトロッコ(Disc2-49)など。
井波の木彫りの音(Disc1-46)や伊万里の焼物の音(Disc2-40)などの伝統工芸の作業音も小気味よいです。
自然音でも,癒し系CDにはないものも多く,中でも京の竹林(Disc2-11)に風が吹き抜ける「ささざさぁささぁ」というさわやか過ぎる音は,CD1枚で出してほしいくらい。(^^;)

残念なのは,やはり個々の音の収録時間が短いこと。過去にビクターから「100選」から12の音を選んだ「日本の音風景 日本の心音」(1996年発売なので,別音源でしょう)も出ていますが,入手困難か。
それと,解説書にも注意書きがありますが,雑多な音源を収録しているので,再生音量を決めにくく,油断するとでかい音が出て驚かされたりとか。(^^;)

(2011/05/10 2012/5/28 トラック詳細追記) △上に戻る

「ネイチャー・サウンド・ギャラリー 沖縄〜リラックス・アイランド」 "Okinawa - Relax Island"

  • 日本盤 デラ NSV-905-6 (1CD+1DVD, 2006)
  • 【CD】
    • TT:61'17"
    • 1.リラックス・ウェーブ Relax Wave(8'47") / 2.モーニング・ウェーブ Morning Wave(7'20") / 3.バーズ・コーリング〜鳥達のさえずり Birds Calling(7'06") / 4.ブリーズ〜風にゆれるさとうきび Bleeze - Suger Cane(6'42") / 5.ネイチャーズ・アイランド〜野生の島 Nature's Island(7'20") / 6.シークレット・ウェーブ Secret Wave(7'54") / 7.ブレス・オブ・フォレスト〜森の息吹 Breath of Forest(7'04") / 8.コーラル・ウェーブ Coral Wave(9'03")
  • 【DVD】
    • TT:39'15"
    • [ ]内:music track 1.Opening〜ちゅら島へ[すみなし節(Ayano Oyakawa, Reika Higa, Rina Kinjo)] / 2.Coral Beach(来間島) / 3.Blue Lagoon(波照間島)[しらとりぐゎー(Ayano Oyakawa, Reika Higa, Rina Kinjo)] / 4.Fantasy[たゆたう時の中にて(Bun (Koh-Tao))] / 5.Silent Sunset / 6.竹富島〜さとうきび畑(波照間島)[ナークニー/ゆたから節(Ayano Oyakawa, Reika Higa, Rina Kinjo)] / 7.Heavenly Island[Shio-Sai(Bun (Koh-Tao))] / 8.Relax Afternoon[Moon Shadow(Tstsuya Komazaki & Fabian Reza Pane)] / 9.Shining Sea[San*San(Yoshiro Harada)] / 10.Twilight Wave(石垣島)[夕映え(Naganori Sakakibara)]
  • 写真・映像:北島清隆(写真家)

CDとDVDをセットにした,沖縄の自然の風景のパッケージ。
CD8トラック,DVD10トラックと,各トラックは時間短めですが,沖縄の自然のイメージが,手際よくまとまっています。
この種のディスクを初めて楽しむ人にも,向いているかもしれません。

CDの1.は,宮古島・東平安名崎の比較的周期の長い,穏やかな波の音。鳥の声もちらほら聞こえます。
2.も西表島・南風見田の浜の波の音ですが,繰り返す波の音というよりは,流れる水のような音が手前でしています。鳥の声がする中,遠くで潮騒が聞こえる,穏やかな音風景。
3.は,沖縄本島北部の鳥の声。川のせせらぎの音のする中,本土でもおなじみのウグイスや,所々でアカショウビンなどの声も聞こえます。
4.は,波照間島の虫の声。風の音か波の音かつかない音が「さぁぁぁっっ」と,かすかにしています。
5.は,西表島の音で,手前で水のしたたる音がする中,鳥の声と波の音がしています。
6.は,石垣島の「名も無い小さなビーチ」の波の音。波はやや強く周期早めで,手前で水の音が生々しくしています。
7.は,石垣島のバンナ公園のせせらぎの音。バックで,様々な鳥の声がしています。
8.は,慶良間列島・渡嘉敷島の波の音。波の音は,穏やかで周期短め。手前で「たぷっ」と音がしています。

DVDは,主に浜辺の風景と波の音が中心ですが,映像も加わると,また違った味わいがあります。
6.のような,音だけでは表現しにくい,島ののどかな風景,とくに,サトウキビ畑が風でざわつくシーンがとても心地良いです。

(2015/05/06) △上に戻る

「日本の音風景 日本の心音 - Heart Sounds in Japan」

  • 日本盤 ビクターエンタテインメント VICG-5466 (1996)
  • TT:54'26"
  • 1.お水取り/東大寺二月堂(清水公照 他 東大寺大衆)(6'24") / 2.春の小川(和歌山県本宮町小森)(4'42") / 3.森のウグイス(栃木県日光市中禅寺湖畔)(4'49") / 4.水琴窟(高崎芸術短期大学 水琴亭の水琴窟)(5'35") / 5.那智の滝(熊野権現 那智大社別宮 飛瀧神社)(3'18") / 6.雷岩の海鳴り(岩手県大船渡市碁石海岸)(5'49") / 7.外畑の蛙鳴(宮城県気仙沼市大島)(2'12") / 8.山寺の蝉(宝珠山立石寺(山寺))(3'05") / 9.盆踊り/郡上節「三百踊」(郡上節保存会)(2'14") / 10.城野のスズムシ(仙台市宮城野区岩切城址)(7'57") / 11.蒸気機関車(JR山口線 仁保〜篠目間通過C58,C57重連+旧形客車)(2'34") / 12.除夜の鐘(天台宗比叡山延暦寺)(5'45")

環境庁(当時)選定の「残したい日本の音風景100選」に選ばれた音を中心に収録。
このCDのための新録音ではないものもあるようで,1.のみアナログ録音,4.は単独でCDとして出ています(別項参照)。

構成を見ると,春夏秋冬の順に並べてあるのがわかります。
いずれも収録時間は短め,様々な音が詰め込まれていますが,聴いていて和める音ばかりです。
6.は,洞窟に寄せた波が緩く「ごごごぉ」と,雷のような音を立てています。
9.の盆踊りは,CDでわざわざ聞く機会がないせいか,けっこうおもしろく聴けます。
8.の蝉の声には,周囲の人の声も入っています。ところで,蝉の声っていい音だと思うのに,単独のCDがほとんどないのはなぜでしょうか。(^^;)

(2010/10/04) △上に戻る

FS(Fukuoka Style) Vol.20特別付録「Fukuoka Soundscape」

  • 日本盤 福博総合印刷 FSTN-0020 (1998)
  • TT:15'25"
  • 1.玄海の荒波と風−奈多の漁港のポチャ波−百道浜のさざ波とカモメ−姪の浜を出港する漁船−天神交差点ノイズ−地下鉄天神駅の電車到着アナウンス−天神新天町商店街のアナウンス−天神新天町商店街の雑踏−岩田屋開店のあいさつ−柳橋連合市場のにぎわい−西鉄大牟田線踏切−昭和40年頃のおきゅうと売りの声−博多どんたく−博多祗園山笠一番山櫛田入り(11'03") / 2.福岡市内の公園で遊ぶ子どもたち−糸島郡の農家のニワトリ小屋−早良区の蛙の合唱−糸島郡の農家での畑仕事−室見川上流のせせらぎ−脊振山の小鳥のさえずり−油山の虫の鳴き声(4'20")
  • 企画・制作プロデュース:Fukuoka Style編集部 / 音楽・制作:福島健二 / 音源提供・制作:中間和之

福岡からの独自の情報発信を目的にし,福岡で発行されている季刊誌「FS」(Fukuoka Style)の,創刊20号記念「【特集】いま,福岡」の付録CD。

おおざっぱな流れとしては,海→市街→お祭り→田園という感じです。
音楽が常に流れているのですが,1.はフュージョン風だったり,2.はのどかな映画音楽風だったりします。 福岡の様々な音が,音楽とともにつなげられているのですが,いかんせんこれだけの音を15分に詰め込むのは,少し出しゃばった音楽とともにせわしない感じが否めないかと。
逆に,一つの街の風景をコンパクトにまとめて表現しようとしたものとしては,評価できるかもしれません。

# 環境音楽の情報を提供してくれているブログ「森と記録の音楽」さんの情報を参考にさせていただきました。いつも貴重な情報,ありがとうございます。<(_ _)>

(2008/05/18) △上に戻る

「台灣國家公園音樂」 "Taiwan National Park Music"

  • 台湾盤 亞洲唱片 Asia Records

台湾の「国家公園」を題材にしたCDシリーズ全6枚。
1作目の「墾丁」は,2000年の台湾のレコード大賞「金曲獎」で「最佳流行歌曲演奏」を受賞しているそうです。
以後,2008年まで時間をかけ,6作をリリースしています。

「1 墾丁」で台湾歌謡のメロディーが何曲かあるほかは,すべてオリジナル曲。
音楽の芸風は,概してニューエイジというよりは,映画のサウンドトラック的です。
台湾の原住民族色を出し,ほぼ全編に自然音を絡ませています。
編曲ではシンセも使われていますが,アコースティック楽器を前面に出しています。

ビジュアルもかなり凝っていて,カメラマン王慶華氏らの手になる各地の風景写真が,ジャケ,トレイ,CDの盤面にあるほか,ポストカードも各6枚付いてます。
ちなみに「3 太魯閣」以外はケースを開くと,ジャケ裏とトレイの写真がひとつながりになっているという凝り方も。(^^;)
題材といい「台湾土産」に相応しい^^;,丁寧な造りです。

余談ですが,「1」「2」の解説書で,写真家の王慶華氏の紹介に,日本の「秘境玉山夢紀行」という番組で,オカリナの宗次郎と仕事をしたとあります。
検索してみたら,当時の番組制作スタッフがブログに記したこんなストーリーがありました。

「1 墾丁」 "Kenting National Park Music"

  • BAC6801 (2000)
  • TT:45'12"
  • 1.鵝鸞鼻燈塔 Er-Luan-Bi Light House(6'14") / 2.思想起(恆春古城) Memory Of The Heng-Chun Castle(5'01") / 3.風吹砂(落山風) Sandstorm(6'19") / 4.佳樂水奇石 Craggy Ja-Ler-Hsui(5'51") / 5.南仁湖的晨 The Morning Of Nan-Zen Lake(5'12") / 6.仲夏海灘(墾丁) Kenting(6'19") / 7.魚之舞(海博館) Dance Of The Fish(5'00") / 8.旭海草原 Pasture Of Hsu-Hi(5'14")
  • 周志宏:製作・編曲 / Ra Gi Liar Ner:演唱(3)

「1 墾丁」の大部分は,自然の大きさをイメージしたような,シンフォニックな作風。
1.は風景音に加え,魯凱族(ルカイ族)の歌声も絡ませた力作。
5.8.のような室内楽風,6.のラテンのリズムの入ったフュージョン風も。

「2 雪霸 櫻花鉤吻鮭的故郷」 "Shei-Pa National Park Music"

  • A6802 (2001)
  • TT:55'15"
  • 1.杜鵑簇擁上雪霸 Hayata(5'24") / 2.雪山主峰 Snow Peak(5'05") / 3.翠池 Green Pond(6'33") / 4.融雪成流 Melting Snow(5'20") / 5.煙聲瀑布 Yen-Sheng Waterfall(5'03") / 6.春江映香@Spring River(3'41") / 7.七家灣溪的相逢 Chi-Jia-Wan Stream(5'42") / 8.孕育 To Foster(6'17") / 9.K森林 Dark Forest(5'39") / 10.莊嚴的回歸 Nirvana(5'17")
  • 王俊雄:製作・作曲(1-9) / 周志宏:作曲(1) / 杜牧:演唱(1)

「2 雪霸」は,女性ボーカルをしっとり聴かせる1.のほかは,笛や南胡の音色を効かせた気軽に聴ける作風。
8.の虫の声と笛の音色の絡まり方が絶品。

「3 太魯閣 黥面傳説」 "Taroko National Park Music - Legend of Atayal People"

  • A26803 (2002)
  • TT:46'20"
  • 1.神秘谷 Shenmiku - The Mystery Valley(5'00") / 2.天祥-塔比多部落 Tienhsiang-Tupido(4'05") / 3.故郷太魯閣-黥面傳説 Taroko-Legend Of Atayal People(5'36") / 4.南湖山杜鵑 Rhododendrons Of Nanhutashan Mountain(5'49") / 5.關原雲海 The Clouds Over Kuanyuan(5'12") / 6.白楊瀑布 Baiyang Waterfalls(5'06") / 7.蓮花池 The Lotus Pond(4'47") / 8.告孤雲 A Lonely Cloud Over Lushui(4'57") / 9.南湖山杜鵑(音樂版) Rhododendrons Of Mt. Nanhutashan(Music Version)(5'41")
  • 周志宏:製作,作曲・編曲(1-9),演唱(1,2) / 周相如:作曲(6) / 蒋進興:演唱(1,2) / Ra Gi Liar Ner:演唱(3)

「3 太魯閣」は,1.で阿美族(アミ族)語,3.で太魯閣(タロコ)語の歌を入れ,節回しにもエスノ風味を効かせています。
6.のみ,ワルツのリズムにエスノなメロディーが乗った管弦楽風アレンジ。

「4 玉山 玉山的天空」 "Yu-Shan National Park Music - Skyline of Yushan"

  • A26804 (2003)
  • TT:62'21"
  • 1.玉山頂峰 The Top Of Yu-Shan(5'06") / 2.玉山的天空  Skyline Of Yu-Shan(5'50") / 3.玉山秋色 Autumn In Yu-Shan(5'04") / 4.山杜鵑的回憶 The Memories Of Rhododendrons(5'24") / 5.雲中群峰 Peaks Among The Clouds(4'47") / 6.夫妻樹 The Two Of Us(4'39") / 7.關山日出  The Sunrise Of Kuanshan(5'42") / 8.搗歌 The Pestle Song(4'54") / 9.[サ/老]濃溪源頭 Hewdwaters Of Laonong Stream(3'50") / 10.玉山的天空(音樂版) Skyline Of Yu-Shan (Music Version)(5'45") / 11.古道懸想 Thoughts Of The Ancient Path(5'14") / 12.落日遐思 Thoughts Of The Sunset(5'59")
  • 奕院:製作,作曲(1-3,5-11) / 周志宏:編曲(1-11),作曲(4),演唱(7) / 杜俊輝:演唱(2,4,6,7,8) / 杜松正:演唱(2,8) / Hannah:演唱(4) / Ra Gi Liar Ner:演唱(6-8) / 阿滿:演唱(6)

「4 玉山」は魯凱(ルカイ)語の歌を多く入れています。
8.は,山地歌謡そのもの。
本盤のほか「5 陽明山」「6 金門」の随所で聞こえるチェロは,1980年代末の台湾語ポップスの嚆矢「K名單工作室」に参加,その後も様々なセッションで音色が聴かれる陳主惠さん。
この盤から,ブックレットが4つ折りのものから,中綴じのものになっています。

「5 陽明山」 "Yangmingshan National Park Music"

  • A26805 (2005)
  • TT:60'27"
  • 1.霧中的雨 Misty Yang-Ming Mountain(5'00") / 2.絹絲瀑布 Silklike Waterfall(5'29") / 3.夜之星辰 Twinkling Night Stars(4'24") / 4.竹子湖之海芋花田 Calla Lilies Of Zhutzu Lake(3'47") / 5.堺滯フ天崗 The Green Grass Of Qingtiangang(3'38") / 6.魚路古道 Yu Lu Gu Dao(6'39") / 7.春陽破曉 Daybreak Wakes Spring(4'18") / 8.草山芒雪 Snowy Awn(6'18") / 9.騰霧煙硝 Ride On Fog(3'50") / 10.温滾之泉 Smoly Hot Springs(4'25") / 11.陽明花季 Blossomy Yang-Ming Mountain(3'12") / 12.夢幻湖 Meng-Huan Lake(6'10") / 13.大屯秋色 Autumn Scenes Of Mt. Datun(3'09")
  • 周志宏:製作,作曲(1-3,6,9-13),編曲(1-13) / 黄玉梅:作曲(4,5,7,8) / 周相宇:作曲(4) / 董榕森:作曲(7)

「5 陽明山」は,ボーカル入りの曲はなく,原住民族色は薄め,叙情的な優しい中華メロディーの曲が主体。
11.のボサノバ風はちょっと唐突ですけど。(^^;)

「6 金門」 "Kinmen National Park Music"

  • A26806 (2008)
  • TT:50'41"
  • 1.太武山 Tai-Wu Mountain(5'03") / 2.陵水湖與西湖 Linshui Lake And Hsi Lake(4'01") / 3.自然悸動 Natural Beat(5'08") / 4.金色沙灘 Golden Beach(5'44") / 5.風獅爺 Wind Lion God(5'53") / 6.海印寺石門關 Haiyin Temple Stone Gate(5'19") / 7.珠山公園 Chushan Park(4'35") / 8.夏日的精靈 Summer Elf(4'55") / 9.戰地風光 Battleground(5'17") / 10.猫公石海岸 Maogonghsi Coast(4'25")
  • 周志宏:製作,作曲,編曲

「6 金門」の1.は,原住民族風のスキャットを取り入れつつ,なぜか中東風弦楽器の音色のアレンジ^^;。
9.はシリーズ中異色な,太鼓の音色を中心にした勇壮な曲。(金門は,中国大陸までわずか2kmほど,かつて砲撃戦もあった所です。)
ほかは,穏やかな室内楽的作風の曲。
この盤のみ,スライドショーで美しい写真を音楽とともに見せる「蛍幕保護程式」(スクリーンセーバー)2種つき。(ただし日本語Windowsでは,表示される文字が化けますが。)

(2012/11/05) △上に戻る

「忘憂温泉SPA Hot Springs Music」

  • 台湾盤 貴族唱片 NB-634 (2010)
  • TT:54'54"
  • 1.陽明山温泉(3'23") / 2.寶來温泉(7'44") / 3.仁澤温泉(7'55") / 4.酷朝日温泉(7'43") / 5.關仔嶺温泉(6'55") / 6.紅葉温泉(6'56") / 7.烏來温泉(7'34") / 8.礁溪温泉(7'43") / 9.知本温泉(7'42") / 10.廬山温泉(7'53") / 11.不老温泉(7'36") / 12.北投温泉(7'59") / 13.四重溪温泉(8'25")
帰国時に空港のレコ屋で,2枚238元で計4枚買ったうちの,台湾各地の温泉13箇所それぞれを題材にした癒し系CD。
この種の物を得意としたレーベルの風潮音樂(Wind Music)からも同種の温泉を題材にしたCDがありますが,こちらはどうでしょうか。

曲はいずれも,穏やかなテンポで,ハープがメロディを奏で,ピアノ,ギター,チェロがバックの編成の曲。
ただ,音圧レベルが高めで,やや音がこもりがちです。

曲は悪くはありませんが,効果音の類も入っていないせいか,これのどこが温泉なのか,イマイチピンときません。
それどころか,メロディーをよく聞くと,どこかで聞いたことのある洋楽のアレンジだったりします。(^^;)

ジャケに"C: Phileo Music Inc."とあったので,検索して正体を突き止めると,ハープ奏者Bronn Journeyのアルバム"You've Got a Friend"と判明。
これに台湾の温泉の名をあてるとは,なかなかダイナミックな安直さ。(^^;)

(2011/11/10) △上に戻る

呉金黛「告F方舟」 Wu Judy Chin-tai "Green Ark"

呉金黛「告F方舟」
  • 風潮音楽 Wind Music TCD-5049 (2010)
  • TT:50'52"
  • 1.湿地小精靈 Spirits of the Wetlands(4'49") / 2.水雉之舞 Dance of the Water Pheasant(4'55") / 3.風的顏色 The Colors of the Wind(5'34") / 4.穿越山水的溪 The Stream Passing Through the Landscape(5'36") / 5.水的季節鳥 The Seasonal Birds on the Water(5'23") / 6.金黄色寧靜 Golden Tranquility(5'11") / 7.老時光 Old Times(5'53") / 8.河濱鐵馬樂 Riverside Bicycling(4'05") / 9.一首名叫雲霧的詩 A Poem Called Clouds and Mist(4'04") / 10.告F方舟 Green Ark(5'20")
  • 製作・作曲:呉金黛

2010年10月,台湾に行った際,レコ屋で面出しで売っていたバリバリの新譜。

このレーベル「風潮音楽」は,芸術性の高い音楽作品を送り続けていて,このサイトでも他のページで自然音を採り入れた作品を多数紹介しています。
そんな「風潮音楽」で,10年以上プロデュース,作曲,演奏のみならず,台湾の自然音のフィールドレコーディングまでこなしている,"Judy"呉金黛さんの,たぶん初の自らの名前を冠したリーダー作。

それにしても,本作の力の入れようは半端ではありません。
ジャケは,横長のハードカバーのブックレットで,なんとページは袋とじ,タイトルのページはエンボス加工,イラストはフルカラー,中文,英文の解説と,隙のないアートワークです。(これで値段は,他の新譜CDと変わらないか,少し安いくらいです。)

作曲は全曲Judyさんで,かつて訪れた場所や見てきたものをテーマにしていて,ブックレットにはその旨コメントが添えられています。
曲は,クラシックの素養のある人らしい,アコースティック楽器の音色の良さを生かした,シンプルでクラシカルな均整感のある曲に,台湾各地の自然音がタイミングよく絡んできます。
考えてみれば,一人の作曲家の中に,これらの要素が全てあり,それを表現しきれるということは,案外稀なことではないでしょうか。

4.では,台湾の原住民族,阿美族の歌のメロディー,7.では「南管」(中国南部の伝統音楽)の歌と演奏も取り入れられています。
8.では,近年台湾で流行している自転車のベルの音も。

そして,最後に辿り着くタイトル曲では,小規模編成のオーケストラとともに,ミサの一節"Kyrie Eleison, Christe Eleison"(神よ憐れみたまえ,キリストよ憐れみたまえ)が,子供の声,合唱で繰り返されます。
思い詰めたところのない素直な作風がかえって,Judyさんが触れてきた自然への思いを強く伝えてくれます。(^^)

(2010/11/14) △上に戻る

(c) 2007-2015 gota

片手にラヂヲ♪ホームひとりごと「癒し」をCDに求めて行ったつもりで^^;「観光」
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