片手にラヂヲ♪ホームひとりごと「癒し」をCDに求めて基本にして究極 「波」対決

作成日:2007/10/25
最終更新日:2015/05/06

「癒し」をCDに求めて〜癒しCD・風景音CDレビュー〜

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基本にして究極 「波」対決 ^o^;

<参考>「波」の音については「」「秘境系」もご参照ください。


癒し系サウンドとしては,その昔から定番の「波」。
地球環境の作り出す最高のサウンドの一つではないかと思います。
が,これだけの数のCDを一日中比較試聴するとなると,癒されるどころか発狂しそうにもなりますが。^^;A

どれも同じ「波」ですが,それでも鑑賞のポイントはあります。(^^;)

  • 音の録り方:波打ち際での録音だと「ちゃぽっ,ざぱぁっ」という感じ,遠めに録った音だと「ざーっ,ざーっ」という感じの音になります。
  • 波の強さの違い:波が激しいと音量も大きく,絶え間なく音がしています。逆に穏やかだと,波が来る間隔が長目で音量も小さめです。
  • 録音場所:この種のCDでは,砂浜のものが多そうですが,岩場や岸壁などもあり得ます。

さらに,違った音源をミックスしたと思しきものもあります。


「音の浪漫館 ストレスマネージメント 波」
「1/fのゆらぎ・α波の世界 潮風の中で……波」
「Wave - Natural Sound of Japan 潮騒」
「ナチュラル・サウンド・シリーズ2 波 ニューカレドニア/ジャマイカ」
「ナチュラル・サウンド・シリーズ3 波 セイシェル/フィージー」
「波のささやき <ニューカレドニア> Sea Shore in New Caledonia」
「波のかがやき <セイシェル> Sea Shore in Seychelles」
「波のささやき <プーケット> Sea Shore in Phuket」
「Waves 波 」(20 minutes Randez-Vouz Series)
「自然のシンフォニー 波 Wave Dance」
「Wave 〜波のたわむれ〜(アルファ波1/fのゆらぎ)」
「α波1/fのゆらぎ 波のささやき<ニューカレドニア>」
「α波1_fのゆらぎ 波のいざない <フィジー諸島>」
「アルファ波1/fのゆらぎ 波のきらめき<モルディブ>」
「α波1/fのゆらぎ 波のつぶやき<セブ>」
「α波1/fのゆらぎ 波の記憶<オーストラリア>」
「SCENARY Seashore」
「脳内エナジーサウンド ナチュラルシリーズ(四季と水) 第3巻 夜明けのさざ波」
「中田悟・自然音シリーズ 楽園の島,タヒチ」
「波〜タヒチアン・ウェイブ The Wave」
「デジタル最新録音による効果音大全集(自然音編) 1 波」
「海の詩−海からの風 (Earth Sound 〜大地からの大きなゆらぎ1/f〜)」
「α波1/fのゆらぎ Gift of Nature 波のささやき Lullaby」
「α波1/fのゆらぎ〜波のアダージョ〜 天国に近い島・ニューカレドニア」
「α波1/fのゆらぎ〜波のアダージョ〜 南太平洋の楽園・フィジー」
「Waves<波>−沖縄 "瀬良垣ビーチ"にて」
「効果音 心のやすらぐ自然の音 海辺物語 〜浜辺,波,潮騒〜」
「エコロジー・ナチュラルサウンド・シリーズ Vol.3 波のささやき Sounds of Surf Break」
「四季の音 夏」
「アイランド・サーフブレイク―ニュー・カレドニア 地球の詩」
「波〜サーフ・ブレイク・フロム・ジャマイカ」
「やすらぎシリーズ-9 波のささやき」
「潮騒のシンフォニー 〜波〜 Carmel by The Sea」
「波 〜慶良間・久米島〜」
「立体音響で体感する 波〜ニューカレドニア Island Surf New Caledonia」
「α波1/fマインド・コントロール 波のたわむれ」
「Natural Landscape 波のおくりもの[西表島にて]」
「海〜輝きの島セイシェルズ Sea Natural Sound」
「波 - 3D・ナチュラル・サウンズ」
「集中力 - マインド・コントロール・ミュージック」
「リラックス イリュージョン Wave さざなみ」
「Wave - 3D Real Natural Sounds / 78min. Non-Stop Long Time Playing」
「海からのメッセージ - Nature Sound 大自然との出逢い(自然の音シリーズ)」
「α波1/fのゆらぎ 波のささやき Nature Sound」 NEW!
「海に降る月 From Moon To Ocean - Sound Artist : Nakada Satoru」
「Virtual Trip Nature's Ecstasy - Tahitian Wave」
「天然音浴CDシリーズ Vol.5 海 −波,沖縄の海−」
"Water Rhythms - Ocean Waves"
"environments 1 - Psychologically Ultimate Seashore"
"Watersounds - Ocean Waves"
"Solitudes - Volume Nine : Sea Scapes"
"Echoes of Nature - Ocean Waves"
"By The Sea - a blend of restful and evocative music with the relaxing sounds of nature"
"Relax With… - Oceans's Relaxing Surf"
"Meditative Ocean - Timeless Pacific Surf with Theta Brainwave by Jeffery Thompson"
"The Atmosphere Collection - Sunset Surf - A Day On Cape Cod"
「我的海洋 My Ocean」

「音の浪漫館 ストレスマネージメント 波」

  • 日本盤 ARC T15P-103 (制作年不明)
  • TT:34'42"(1トラック)
  • ロケーション:インド・ハワイ諸島にて / 収録年月:1992年8月

10分間ごとに音を変化させています。最初は,「ちゃぷっ」「さっ」という感じの,波打ち際のごく穏やかな水の音。それが10分目には「ざぁーっ」という感じ,さらに20分目にも音が「どぉーっ」という感じに変化します。クレジットにあるように,2種類の音をつなぎ合わせているようです。

しかし,27分目からラストまで,なんとベートーヴェン「運命」が流れてきます(^^;)。このARCという会社,実はほかの環境音CDでも音楽を入れる演出をしています(「」「巨鯨」参照)。
が,癒し系のテンポ,音色とは思えない「運命」で得られたのは,安らぎというよりは突き抜けた笑いでした。(ウケ狙いかい^^;>ディレクターさん)

(2007/02/01) △上に戻る

「1/fのゆらぎ・α波の世界 潮風の中で……波」

  • 日本盤 CTA CTD-04 (制作年不明)
  • TT:60'13"
  • 1.砂浜(神奈川県長者ヶ崎)(20'06") / 2.荒磯(千葉県勝浦)(20'04") / 3.磯(千葉県九十九里浜)(20'01")

違うタイプの波の音が3種類,各20分間たっぷり楽しめます。
このCDの波は,どれも穏やかな感じに聞こえます。また,鳥の声などは聞こえません。

1.は,ゆっくり繰り返す「ざぁーっ,さぁー」という典型的砂浜の音。
2.は,手前で水の音が「ちゃぷちゃぷ」「とぽとぽ」として,遠くで小さく「ざぁー」という音がしています。
3.は,穏やかに「ざぁーっ」と寄せる波の音に,手前で水の音が「ちゃぽっ,ちゃぽっ」としている感じ。

このCDも「3次元立体音像」をウリにしていて,この種のCDをよく聴く人ならおなじみのダミーヘッドマイク「アーヘナ・コプフ」使用を謳っています。
ただ,なぜか(私のところのオーディオでは)音全体がやや高めに聞こえます。^^;A

(2007/02/01) △上に戻る

「Wave - Natural Sound of Japan 潮騒」

  • 日本盤 Echo Industry ENK-305
  • TT:64'55"
  • 1.小さな波(7'07") / 2.砂浜の波(6'46") / 3.渚の波(6'23") / 4.砂利浜の波(6'59"9 / 5.大きな波(6'58") / 6.岸辺に寄せる波(7'06") / 7.海鳴りと海猫(5'45") / 8.遠くの潮騒(6'56") / 9.ゆったりとした春の海(10'50")
  • 監修:長田暁二 / original recorded by King Record / manufactured by Echo Industry / distributed by Keep co. ltd.

おそらく駅のワゴンで売られていた波の音のCD。
なんと,自社でも効果音のCDを多数出しているキングレコードから音源を借りているようです。駅のワゴン売りのCDでは珍しいケースかもしれません。

よって,タイトルは効果音のレコードどおり,内容がすごくわかりやすいです。(^^;)
効果音とは言え,各トラックは比較的長尺なので,のんびりと楽しめます。
マスタリングの問題なのか,ちょっと音がこもった感じはしますが。

内容はタイトルのとおりなので,さして解説することもないのですが^^;,8.「遠くの潮騒」は,「ざぁーーーーーっ」という音が続いていて,ほとんどFMの局間ノイズのようにも聞こえます。
9.「ゆったりとした春の海」というのは,わかったようなわかんないようなタイトルなのですが^^;,8.同様,「ざあーっっっ」という感じの音が強弱を繰り返している感じです。

(2008/10/04) △上に戻る

「ナチュラル・サウンド・シリーズ2 波 ニューカレドニア/ジャマイカ」 "Natural Sound Series-2 Wave from Newcaledonia & Jamaica"

  • 日本盤 Joy Sound KC-002 (1996)
  • TT:44'55"
  • 1.(22'13") / 2.(22'40)

1.は,最初は,波打ち際で「さっ,ちゃぷっ」とごく緩くしている,波というよりはほとんど水の音。周囲では,鳥のさえずりが聴こえます。
5分目を過ぎたあたりから,波の音が強くなってきて,10分目を過ぎると「さぁぁぁ,たぱっ」という音になってきます。それでも,他の音源に比べると,波は弱い方かも。
13分を過ぎると,最初ほどではありませんが,緩めの音になってきます。時々「さささぁぁぁぁぁ」という高い音もします。

1.と間を開けず始まる2.は「ささぁっ,ざぱぁっ」という,ある程度の強さを感じさせる波の音。こちらの音は,あまり変化なし。

(2013/11/17) △上に戻る

「ナチュラル・サウンド・シリーズ3 波 セイシェル/フィージー」 "Natural Sound Series-3 Wave from Seycjelles & Fiji"

  • 日本盤 Joy Sound KC-003 (1996)
  • TT:45'08"
  • 1.(22'44") / 2.(22'44)

1.は,緩めの「さぁぁぁ,どぱっ」という水の音がしています。
背景で賑やかに鳥の声がしていますが,最初は鳥の声はかすかで,2分目あたりから少しずつ鳥の声が増えてきたり,かすかにカエルの声らしきものも聞こえるので^^;,後から混ぜていると思われます。

2.も,波の音は緩めに「ささぁっ,ちゃぱっ」としています。
こちらも,1.ほど賑やかではないのですが,波と同じくらいの音量で鳥の声がしています。音の響き方に波と鳥で違いを感じるので,これも後から加えられたものと思われます。(^^;)
ただ,後半聞こえてくるウミネコのような声の鳥の声は,リアリティを感じます。こちらは,本当なのかもしれませんが…。(^^;)

(2013/11/17) △上に戻る

「波のささやき <ニューカレドニア> Sea Shore in New Caledonia」

  • 日本盤 KS Create KCCD-2001 (2000)
  • TT:50'07"(1トラック)

いったい何枚出てくるのか,これも「天国に一番近い島「ニューカレドニア」(首都ヌメーの近くのクエンドビーチ)での現地収録」の波の音。(^^;)

キホンは,手前で「ざぁーっ,ざぱぁ」としている波の音ですが,常に背景で小さくではありますが,鳥の声が聞こえているのが特徴。これが意外と良い味を出しています。

念のため,手元にある他のニューカレドニア録音の波の音と聞き比べましたが,強いて言えば,タイトルのみならず鳥の声が聞こえるということでも,アポロン盤が一番近い感じですが,微妙に音質や音のバランスが違う感じはします。^^;A

(2008/05/18) △上に戻る

「波のかがやき <セイシェル> Sea Shore in Seychelles」

  • 日本盤 KS Create KCCD-2003 (2000)
  • TT:50'08"(1トラック)

ジャケットには「インド洋に浮かぶ最後の楽園「セイシェル」(マヘ島西海岸のバーバロンズ・ビーチ)での現地収録!」とあります。

比較的短い周期で,さらっとした「ざざざっ,しゅわぁぁぁっっっ」という波の音。
少し遠目から録っているのか,水のしたたる音や低めの音があまり聞こえないのが特徴。
後半,バックで小さく鳥の声も聞こえます。

(2010/07/03) △上に戻る

「波のささやき <プーケット> Sea Shore in Phuket」

  • 日本盤 KS Create KCCD-2004 (2000)
  • TT:50'13"(1トラック)

タイ・プーケットのビーチの波の音です。
インレイには「天使の島「プーケット」(入り組んだ海岸線のある島の西海岸)での現地収録」とあります。
比較的おだやかそうな音がしていますが,時折「ざぱっ」と強い音もします。マイクの間近で水のしたたる音もします。

有名なビーチリゾートの波の音のCDは,たいがいありそうなものですが,このプーケットは意外とほかではなかったりします。
帯には,ほかに「ニューカレドニア」(上記参照)、「フィジー」など5種類が販売されているのがわかりますが,タイトルのつけ方のセンスといい,旧アポロンの音源かもしれません。

(2010/05/03) △上に戻る

「Waves 波 」(20 minutes Randez-Vouz Series)

  • 日本盤 アポロン BY12-5009 (8cmCD,1988)
  • 1.波(20'11")

8cmCD,20分のお手軽盤。60分とかは飽きそうできつい,という人にはいいかも。

音は20分の間に,2パターン出てきます。前半10分間は「ざーっ,さぁーっ」という,いかにも波らしい音の典型。後半は「ちゃぽっ,ちゃぱっ」という感じの,ごく穏やかな波打ち際の音になります。

同社から出ている他の音源,前半は「Wave 〜波のたわむれ」,後半は「波のきらめき<モルディブ>」と似た感じもしますが,よほど特徴がある音ならともかく,この音では同一音源かの確証はさすがに持てません。(^^;)


「自然のシンフォニー 波 Wave Dance」

  • 日本盤 アポロン BY30-5034 (1985)
  • TT:60'12"
  • 1.さざ波(30'07") / 2.大波(30'03")

波2種類,30分ずつ2トラックの構成です。こういう構成は,効果音の類を除けば案外珍しいのですが。

解説類はなく,イメージに添えるものは,ジャケの大波のイラストとインレイカードに書かれたキャッチコピー程度です。録音データの類も,2名のエンジニアの名前以外ありません。
ただし,ジャケに使われているイラストのカードという,ちょいフシギなおまけが入っていたりします。(^^;)

1.は,ごく穏やかな「さぱっ」と時々打ち寄せる小さな波の音と,手前で「ちゃぷっ」「とぽっ」としている水の音です。5分目から7分目にかけて海鳥の声がするほかは,変化なく続きます。
2.は,タイトルから想像するほど荒れた波でもなく,浜辺のちょっと強めの波という感じです。絶え間なく押し寄せているわけでもなく,ちょっと間が開いたりもします。
こちらにも,1.同様に5分目から9分目と17分目から19分目にかけて,ただし1.とは違う種類の海鳥の声が聞こえてきます。

(2007/12/31) △上に戻る

「Wave 〜波のたわむれ〜(アルファ波1/fのゆらぎ)」

  • 日本盤 アポロン APCS-5012 (1990)
  • TT:60'03"(1トラック)

典型的な波の音CD。「ざぱぁーっ,さーっ」という,比較的穏やかな波の音。60分間とくに展開なし。収録日時場所等は,解説等がなく不明です。


「α波1/fのゆらぎ 波のささやき<ニューカレドニア>」

  • 日本盤 アポロン APCS-5031 (1993)
  • TT:60'05" (1トラック)
  • 収録地:ニューカレドニア・クエンドビーチ / 収録日:1993年3月29日午前8時(天気:晴)

下記クラウン盤「波のアダージョ〜天国に近い島・ニューカレドニア」と同じ収録地,ほとんど同じ収録時間。まさか同じ音源ではとか,無用なチェックもしましたが^^;,音は明らかに違います。それにしてもニュー・カレドニアの音源,多いです。^^;A

音は「ざぁーーっ」という波の音と,手前で「ちゃぷちゃぷ」している水の音。周囲では常に鳥の声がしています。これらの音が微妙にバランスを変えながら続いていきます。
ジャケの写真は,上から白い雲が薄く浮かぶ青い空,エメラルド色の海,白い砂と,鮮やかなコントラストです。

(2008/02/03) △上に戻る

「α波1/fのゆらぎ 波のいざない <フィジー諸島> Sea Shore in Fiji - The Temptating Waves」

  • 日本盤 アポロン APCS-5032 (1993)
  • TT:60'13"(1トラック)

「収録はフィジー諸島の中でもナンディ(NADI)国際空港があるビチ・レブ島の近く,ヤヌサ島(YANUSA ISLAND)の海岸で行なった。1993年3月20日午前5時,天気は晴」(解説)とのことです。

「さぁーっ,さぱぁっ」という感じの,生々しい水音はしていないかわり,波らしい音はきちんとしている,中庸な浜辺の音。(^^;)
音の展開はさしてありません。

波の音に混じって,比較的小さな音ですが,鳥の声も聞こえています。同じアポロンから出ている「α波1/fのゆらぎ リゾート in フィジー」でも聞こえている,特徴のある鳥の声です。

(2008/06/28) △上に戻る

「アルファ波1/fのゆらぎ 波のきらめき<モルディブ> Sea Shore in Maldives - The Glittering Waves」

「波のきらめき・モルディブ」
  • 日本盤 アポロン APCS-5043 (1994)
  • TT:60'09"(1トラック)
  • 収録地:モルディブのナカチャフシ島 収録日時「1994年3月18日 午前9時,天候は晴」(解説から)

上記「Wave」と同じレコード会社,同じ60分ということで同一音源かと思いきや,別音源。

音は終始,波打ち際で録音した感じの「ちゃぽっ,ちゃぽっ,さーっ」という,水の音も生々しい穏やかな波の音が,60分間変化なく続きます。


「α波1/fのゆらぎ 波のつぶやき<セブ>」 Sea Shore in Sebu - The Muimuring Waves -

  • 日本盤 アポロン APCS-5048
  • TT:60'49"(1トラック)

観光地として有名なフィリピン・セブ島の隣,マクタン島で収録された波の音。
解説書には「収録日 1995年3月23日 午前7時,天気は晴れ。」とあります。
波のCDにも,いろいろタイトルが付けられているものですが,これは「つぶやき」ですか…。(^^;)

音は,砂浜の波打ち際で録った感じの「ざぱっっ,さぁぁーー」という音。波はごく穏やかな感じ。
波の音は,時間が進むにつれ,少し強くなってくる感じがします。
また,ところどころで小さく海鳥らしき声が聞こえるほか,後半,背景でかすかに虫(蝉?)の声らしきものも聞こえてきます。

(2009/11/23) △上に戻る

「α波1/fのゆらぎ 波の記憶<オーストラリア>」

  • 日本盤 アポロン APCS-5058 (1996)
  • TT:60'22" (1トラック)
  • 収録地:オーストラリア・グレートバリアリーフ / 収録日:1996年3月25日午前11時(天気:晴)

珊瑚礁の島として知られる,グレートバリアリーフの波の音。ジャケも白い砂の海岸にエメラルドの海,青い空に白い雲,さすがにきれいです。

比較的短いサイクルの「ざあーーっ,ざあーーっ」という波の音。始まってまもなく「きーっ,きーっ」という鳥(?)の声も間近でして,ちょっとびっくりもします。
10分目くらいから,少し波が強くなってくる感じもします。以後,時々鳥の声が入りながら続いていきます。

(2008/02/03) △上に戻る

「SCENARY Seashore」

  • 日本盤 ウェイブ WAVE-1001 (2000)
  • TT:60'06"
  • 1.くつろぎの波<モルディブ>(15'57") / 2.きらめきの波<セイシェル>(14'42") / 3.安らぎの波<プーケット>(14'14") / 4.輝きの波<タヒチ>(15'11")

かのCD小売大手の一つ,"WAVE"が出した波の音のCD。
CDのタイトルは,シャレにならないように考えてのものでしょうか。^^;A
各トラックのタイトルも,波の形容としては考えられる限りのものがつけられています。(^^;)

1〜4.は,それぞれ違ったタイプの波の音ですが,音はつなげられています。
1.は「たぷっ,ちゃぽっ,さぱっ」という,波打ち際でのゆるい,波というよりは水の音。
2.は,やや強めで絶え間なく来る「ざぁ〜〜っ,さぁ〜〜」という,典型的波のイメージの音。
3.は,2.に比べて穏やかで少し間も開く「ざぁーっ,ざぱぁ」という音。
4.は,3.との違いは微妙ですが,明らかに強めに感じられる波。このトラックだけ,最後の方で少しだけ海鳥の声が聞こえます。

波の音は,収録地やその気象状況,録音方法などでかなり違ったものになるという見本のようなCDです。
このように数種収録されたCDなら,リスナーのイメージや気分に合った音が見つけられるかもしれません。

(2008/03/02) △上に戻る

「脳内エナジーサウンド ナチュラルシリーズ(四季と水) 第3巻 夜明けのさざ波」

  • 日本盤 エスエスカンパニー NS-N-3C (制作年不明)
  • TT:60'12"(1トラック)
  • 企画開発:ミミテックメソッド研究所

英語その他の学習教材を販売する会社から出ているCDで,特殊な録音方式が自然な臨場感,英語の聞き取り効果を高めるのだそうです。
このCDは,そのうち各種自然音を収録したCDシリーズの一枚。

CDの解説によれば,「右脳の潜在意識に働きかけ,イメージ記憶,直観,創造性等の潜在能力を引き出し,脳内機能調整やアルファ波効果」があるとか。
それで定価も,強気の税別3,500円(もっとも,筆者は中古で250円で入手しましたが^^;)。

肝心の波の音ですが,水の音も生々しい「ささっ,ちゃぷっ」という感じの,ごくごく穏やかな波の音。
さしたる展開はありませんが,終盤の20分間くらいは,キモチ波が強くなってくる感じもします。

(2011/02/07) △上に戻る

「中田悟・自然音シリーズ 楽園の島,タヒチ」

  • 日本盤 KITTY MME UMCK-1065 (2001)
  • TT:52'30"
  • 1.タハア島ティバ(12'13") / 2.ライアテア島プオヒネ(8'02") / 3.ライアテア島フェツナ(4'19") / 4.ライアテア島アベラ(4'09") / 5.タヒチ島タウティラ(6'01") / 6.ファヒネ島ハッアプ(4'33") / 7.ファヒネ島パレア(6'02") / 8.ボラボラ島マティラ(7'00")

波の音のCDなら,世の中になんぼあるかわからないほどおなじみの^^;,タヒチの音。
中田悟氏(「海に降る月」参照)の作品だけあって,同じタヒチでも,様々な島で収録した音を組み合わせた凝った構成です。

1.は,波の音と鳥の声がしているところに,ゴスペルっぽい合唱が時折入ってきます。さすがに,自然に入ってきた音とは思えませんが…^^;。そのままつながっている2.は,波の音,鳥の声とも1.と似た感じ。
3.4.は,タヒチのイメージからはちょっと意外な滝の音。滝とは言っても,音はほとんど渓流の音に近く,3.では鳥の声,4.では虫の声も聞こえるのどかなムードです。
5.は再び波の音。ビーチで遊ぶ子供の声も聞こえます。
6.は鳥の声を背景に,ごく穏やかな波が手前で「ちょぽっ,ちょぽっ」と,ゆるい音を立てています。
7.8.は波の音に多数の虫の声。夜の静けさを感じさせる音です。

(2008/08/10) △上に戻る

「波〜タヒチアン・ウェイブ The Wave」

「波〜タヒチアン・ウェイブ」
  • 日本盤 キャニオン・インターナショナル D18Y0335 (1989)
  • TT:56'27"(1トラック)

CDのPLAYボタンを押したとたんに「どお〜〜〜〜っっっ」という,ものすごい水圧を感じさせる波の音が。しかも,それが切れ目なく押し寄せてきます(こんな波じゃ遊泳禁止では^^;)。
中盤はだいぶおとなしくなりますが,それでも波の合間に「どおーっ」という音が響き続けています。
最後はまた前半同様の強い波の音になります。最後の方では,よく聞くと,波の音に混じってなぜか虫の声らしき音も聞こえます。

激しいところでは,ほとんどホワイトノイズと化している箇所もあって,ヘッドホンで聴き続けると,癒しを通り越してめまいさえします。ある意味,傑作。^^;

この盤は,この手のCDには珍しくジャケに効能の解説もなく,ビーチや波の写真があるだけです。
クレジットには「協力:J-WAVE/AIR FRANCE」とあるんで,タヒチには違いないんでしょうけど。(って,J-WAVEって,"WAVE"つながりってシャレじゃないですよね。^^;)


「デジタル最新録音による効果音大全集(自然音編) 1 波」

  • 日本盤 キングレコード KICG-1001 (1990)
  • TT:52'13"
  • 1.小さな波(イ)(5'19") / 2.小さな波(ロ)(5'15") / 3.小石の海辺(5'16") / 4.磯の波(5'20") / 5.大きな波(イ)(5'17") / 6.大きな波(ロ)(5'18") / 7.荒れ狂う波(しけ)(5'17") / 8.岩場に砕ける波(イ)(5'06") / 9.岩場に砕ける波(ロ)(5'24") / 10.遠くの潮騒(4'39")
  • 監修:日本サウンド・エフェクト研究会 / 解説:長尾和夫

効果音のCDは1トラック1分程度が多いのですが,キングの効果音CDには,1トラックが長めで癒しCDとして聴けなくはないものもあって,これもその一つ。(「空」ページ参照)
波の音を楽しめて,シチュエーションごとの波の音の違いもわかって,他の波の音のCDの聞き分けにも役立つか。(^^;)

1,2.はいずれも「小さな波」ですが,1.はちょっと間を置きながら寄せてくる波,2.はやや周期は短め,水のしたたる「ちゃぷっ」という音のする波です。

3.は,やや強く周期は短めの「じゃりじゃりじゃり」という小石のこすれる音をともなった波。
4.は,ゆっくりめに繰り返す「ざぁぁぁぁ゛っっ,さぁぁぁぁぁぁ」という波。

5,6.は「大きな波」で,5.は時折手前で「ざぱぁっっ」と音がします。6.は,さらに激しく「どぉぉぉっぉぉっ」とうねり続けています。
7.は,さらに荒れた感じで,常に「ざざっざざっ」とうねる音がする中,時折「どぉっわ゛っっ」と強い波が飛び込んできます。

8,9.は岩場の「ざぁぁぁぁ」っという音,9.はさらに激しい「どぉぉぉ゛ぉっ」という音が続いています。
10.は,海鳥の声がする中,「こぉぉぉぉぉぉぉ」とこもった潮騒の音がしています。

(2012/04/08) △上に戻る

「海の詩−海からの風 (Earth Sound 〜大地からの大きなゆらぎ1/f〜)」

  • 日本盤 クラウン CRCI-20132 (1994)
  • TT:45'32"
  • 1.オレゴン・コースト[オレゴン州ゴールド・ビーチ](14'54") / 2.ループへのオブジェ[インドネシア・バリ](15'14") / 3.トレイド・ウインド[モルジブ・マール](15'22")

波の音三点セット。各トラックに詩的なタイトルもついてます。解説書には収録地の紹介文があります。

1.は「ざぽっ,ざぱーっ,どぽっ」といった感じの波の打ち寄せ際で録った音。少し波は強めの印象。

2.も「ちょぽちょぽ,さーっ」という感じの,波の打ち寄せ際の音ですが,波の来る間隔が少し開いていて,比較的静かな感じです。
この音源では,波が引くときに砂から水が引く「しゅーっ」という音も聞こえます。

3.は,ごく穏やかな音。最初は波打ち際の「ちゃぷっ,ちょぽっ」という感じの音がしています。鳥の声も少し聞こえます。
これが後半には,やや遠目から録った「さーっ,しゃわしゃわー」という感じの音が入り,また最後は波打ち際の音に戻っています。


「α波1/fのゆらぎ Gift of Nature 波のささやき Lullaby」

  • 日本盤 日本クラウン CRCI-20487 (2000)
  • TT:60'10" (1トラック)

フィリピン・セブ島で収録した波の音。

「ざぁっ,ざぱっ」と,短めの周期で繰り返す波の音に加え,手前で「とぽとぽっ」と水の音がしています。波以外の音はしていません。
時間が進むにつれ,キモチ波が強くなっている感じはします。

(2008/03/07) △上に戻る

「α波1/fのゆらぎ〜波のアダージョ〜 天国に近い島・ニューカレドニア」

  • 日本盤 クラウン CRCI-20502 (2001)
  • TT:60'07"(1トラック)
  • 収録地:「首都ヌーメア(NUMEA)の近くのクエンドビーチ(KUENDU BEACH)」(解説から)

タイトルは上記アポロン盤と似た「アルファ波」,しかも収録された波の音も,ごく穏やかな波打ち際の良く似た音です。
同じ音源なら産地偽装^^;ですが,聞き比べてみれば,こちらはところどころ鳥の声が入っていて,波の音自体も音の録り方が違うのがわかるので,区別はできます。^^;A

(2007/11/02) △上に戻る

「α波1/fのゆらぎ〜波のアダージョ〜 南太平洋の楽園・フィジー」

  • 日本盤 日本クラウン CRCI-20503 (2001)
  • TT:60'02" (1トラック)

解説には「収録はフィジー諸島の中でもナンディ(NANDI)国際空港があるビチ・レブ島の近く,ヤヌサ島(YANUCA ISLAND)の海岸で行った」とあります。

「さぁーっ,ちゃぱっ」という,浜辺の穏やかな波の音です。
60分間さしたる展開はありませんが,25分目くらいから最後まで,小さめの音量で特徴のある鳥の声が聞こえています。
この鳥の声,どこかで聞いたことがあると思ったら,アポロン盤「リゾート in フィジー」でも聞こえていた現地の鳥のようです。(鳥の名前や姿はわからないのですが…。)

(2008/03/07) △上に戻る

「Waves<波>−沖縄 "瀬良垣ビーチ"にて」Human Restoration Series - Natural Tune in Japan

「Waves<波>−沖縄 "瀬良垣ビーチ"にて」
  • 日本盤 日本コロムビア CC-4731 (1990)
  • TT:66'16"
  • 1.Waves(波)沖縄 "瀬良垣ビーチ"にて〜干潮から満潮への軌跡−母なる鼓動
  • エッセイ:C.W.ニコル

解説によると録音は「9月5日,午前6時」,最初は波が遠くにあって,1時間かけてマイクのそばまで潮が満ちてくるという,珍しい趣向の波のCDです。

最初は,打っては返す波というよりは,ざわざわと水の音が小さめにしていて,波とマイクの間の空気も感じられるくらいです。
聴き続けて10分位すると,波の音の中に水がしたたる音も聞こ始め,少しずつ近づいているのに気づきます。30分目に差しかかるまでには,打っては返す波の音らしくなってきます。
そして,最後の方になると,波が引く時の「しゅわーーっっ」という水音も生々しく,足元まで波が来ている感じになってきます。

ある意味,これこそ自然が構成する「音楽」という感じで,変化があるかないかの波の音を聴き続けるよりは,楽しみがあることも確かです。
そこを捉えて聞かせた,アイデアの勝利の一枚と言えます。(^^;)

(2010/01/17) △上に戻る

「効果音大全集 III 波」

  • 日本盤 日本コロムビア COCG-12723 (1995)
  • TT:38'38"(MONO)
  • 1.波(3'30") / 2.岩場の波(3'40") / 3.荒い波(2'50") / 4.岩にくだける波(3'00") / 5.波頭のくだける波(2'17") / 6.浜辺の波(3'00") / 7.洞窟の波(1'50") / 8.船のへさきの波(1'24") / 9.潮騒(2'36") / 10.岸辺に寄せる波(1'56") / 11.岸ぺきに寄せる波(1'30") / 12.冬の波(3'04") / 13.甲板を洗う波(1'30") / 14.海鳴り(2'34") / 15.台風の前の海岸の波(2'25")

レファレンスとして,様々なパターンの波の音を1分半〜3分程度収録したCDも。

と言っても,音源は古いものらしくモノラルで,ちょっとこもった音がします。(大手レコード会社の「効果音」は,LP時代以来の古い音源が多いです。)

いろいろなパターンが収録されていますが,修行の足りないごたさんには違いがわからないものもあります。(^^;)

変わったところでは「洞窟の波」とか「船のへさきの波」など。「岸辺の波」(ひたすら穏やかに「ちゃぽっ,ちゃぽっ」と音がしている)というちょっと意表をついたものも。
「台風の前の海岸の波」は,荒れる波の音に風の音がゴーゴー合わさっていて,なかなか。


「効果音 心のやすらぐ自然の音 海辺物語 〜浜辺,波,潮騒〜」

  • 日本盤 サン・スマイル・ミュージック SS 11(SKCD 896)(1993)
  • TT:41'51"
  • 1.入江のさざなみ〜やすらぎの子守唄〜(5'16") / 2.浜辺のさざなみ〜やすらぎのセレナーデ〜(5'19") / 3.浜辺の大波〜おどる浜辺の埠頭〜(5'21") / 4.近めの波〜よみがえる思い出の数々〜(6'15") / 5.上げ潮の波〜高まるたくましさ〜(5'12") / 6.砂浜の波〜いらだち,不安からの解放〜(5'13") / 7.岩間に寄せる波〜強い意志への導き〜(4'35") / 8.潮騒〜悠久の歌ごえ〜(4'38")
  • 製造:KING RECORD

おそらく,駅のワゴンで売られていたと思われるCD。
キングの効果音の音源を使っているようで,大手レコード会社の効果音の音源を借りて,癒しCDとしてリリースしている一例。(同一制作元の「川辺と風の物語」参照)

波の種類を表すタイトルに,詩的な表現が加えられています。
トラックの並びも,穏やかな波から強めの波,最後に遠くから響いてくる潮騒と,古典的な構成です。(^^;)
それが意外と良かったりするので,波の音は聞きたいけど1時間はちょっと…という向きに需要はあるかも。

(2010/04/26) △上に戻る

「エコロジー・ナチュラルサウンド・シリーズ Vol.3 波のささやき Sounds of Surf Break」

  • 日本盤 CBSソニー−Aqua Planet CSCL 1648 (1991)
  • TT:52'04"(1トラック)

ソニー傘下の「アクア・プラネット」レーベルの一枚。
解説書によると,沖縄,ニューカレドニア,タヒチ,セイシェルの波の音が収録されています。どの音がどれなのかは,さすがにわからないのですが。(^^;)

最初は穏やかな波で,足元で水がしたたっているような音。ときどき,ちょっと強めの波が来て「しゅわーーーっ」という音とともに引いていきます。
13分目くらいで,トラックの区切りや空白はありませんが,少し強く打ち寄せる間隔も短い波の音に変わってくるので,ここで違う場所の音になっているようです。

ただしそこから先は,意外と手の込んだ構成です。
20分目には「ぽちゃっ,たぷっ」と足元でしている感じの緩い波の音に,さらに30分目にはまた「さぁーっ,ざぱっ」という感じの波の音に変わって,さらに35分目には海鳥の声が聞こえる音に。
そして40分目を過ぎると,海鳥の声も引いて「ざーっ,さぁーっ」という音になり,そして47分目あたりで,最初のパートのような穏やかな音になってシメ。A^^;

(2010/01/17) △上に戻る

「四季の音 夏」

  • 日本盤 ソニー・ミュージック・エンターテイメント (1997)
  • Disc 1「季節の音 ハワイを想って〜Sound Sketches of Hawaii」(FCCG 2143) TT:52'19"(1トラック)
  • Disc 2「季節の音楽 夏の夜は夢を〜」(FCCL 2144) TT:70'42" (全15曲)
    • 演奏:中西俊博(1-4) / 中村由利子(5-6) / 溝口肇(7-8) / 村松健(9-15)

中古で発見。解説書にビデオ(「四季の丘 夏の大地」FCVZ 2145,撮影:前田真三)の記述があるので,(おそらく通販で)ビデオとセットで売られていたモノのようです。(「四季の音 冬」参照) Disc2は,ジャズ風,クラシック風,フュージョン風の音楽が詰まっていますが,無難なイージーリスニングです。

Disc1は,ハワイの波の音ですが,意外と構成に凝ったところもあります。
最初は,鳥の声が聞こえてきますが,1分半ほどすると低くうねる「どぉーーぉぉ」という,遠くで鳴っている感じの波の音が聞こえ始めます。
そして7分目あたりで「ざぁぁーーぁっ,さぁーぁぁぁ」という,浜辺で聞こえているような音に。
25分目には,なんとジェット機の音が聞こえ,波の音が背景に小さくしながら,人の話し声などが聞こえるホテルの施設内らしき音が2分ほど続きます。
27分目には再び波の音ですが,今度の波の音は,強くゆっくりと繰り返す音です。 40分目を過ぎたあたりから,波は穏やかになっていきます。

(2009/09/06) △上に戻る

「アイランド・サーフブレイク―ニュー・カレドニア 地球の詩」

  • 日本盤 ソニー FCCL 188 (1985/1992)
  • TT:47'31"

いくつかの音を組み合わせているようで,ところどころで音が変わります。波の音は,終始穏やかです。

最初は「ちゃぷっ,ちゃぷっ」というだけの浜辺の水音。6分30秒を過ぎたところから,「ざぁーっ,さぁーっ」という穏やかな波の音になります。ところどころで,小さく鳥の声がするところもあります。
さらに,24分目あたりで「ざぁーーーっ」という,長い海岸線にゆっくり打ち寄せる波の音に変わります。40分目には,また浜辺の「さぁーっ,ちゃぷっ」という音に戻ります。

[秘境]コーナーで紹介した「Nature Sound Special - Nature」に収録されているのは,このCDの抜粋かもしれません。
このCD,中古で入手しましたが,解説書の類がなく詳細はわかりません。背のインデックスに「8」と数字があるので,元々セット物のようです。

(2008/02/03) △上に戻る

「波〜サーフ・ブレイク・フロム・ジャマイカ」

  • 日本盤 Sony Music House MHCL 103 (1977/2002)
  • TT:46'42"
  • 1.Surf Break Band(23'20") / 2.Surf Break Band + One(23'14")
  • produced & directed : Shinpei Asai
  • recorded at beach side studios Montengo Bay Jamaica 10th-11th May 1976

典型的な「ざぁーっ」「どぱぁ」という,ビーチの波の音です。波はやや強めに感じられる音で,変化や場面転換のようなものは感じられません。

それにしても,成り立ちがおもしろい1枚です。
当初発売は1977年というから,30年も売れ続けているわけです(2007年現在は「ゴールドプライス\1,000」として,税抜1,000円のCDとなっています)。
写真家・浅井慎平氏が企画したものらしく,パッケージには氏の写真,解説文が使われています。波の音を"Surf Break Band"とバンドに見立てているのも,氏のコンセプトに基づくもの。

1.では「彼らだけの演奏で,フリーにアドリブを繰り返し,宇宙の深遠を唱っている」とのことです。(そうですか....^^;)
2.は「+ One」となっています。これは「ぼくが加わったから」で,波の音の隙間を埋めるように,断片的にウクレレの演奏が入ってくる異色のトラックです。
「いわば宇宙の深遠プラス人間の俗性のようなものを加えることを狙ったもの」ですが,演奏が頼りない分,意外にじゃまくさくなくて和めます。
2つのトラックの波の音は,冒頭の波の入るタイミングや,22分目に鳥の声が入ってくるところも同じで,同じ録音を使っているようです(ということは,1.はカラオケか^^;)。

解説文は,浅井氏のほかイラストレーターの河村要助氏の文もあり,「この海辺の風景にどうしても一つ欠けている気を起こさせるのが,トランジスタ・ラジオの不在である」とし(慧眼!),好きなアルバムと波の音を同時に流す使い方を記しています。

しかし,たかが波の音にこれほどのアイデアが投げ込まれている様は,余裕も気負いもあった「70年代」のムードを今に伝えるようでもあります。

(2007/12/02) △上に戻る

「やすらぎシリーズ-9 波のささやき」

  • 日本盤 ダイソー CD-K-99 (制作年不明)
  • TT:45'10"
  • 1.(22'35") / 2.(22'35")

「ハワイ&タヒチのビーチでのさまざまな「波の音」を現地ロケーションライブ収録」とあります。

トラック1.は「さっ,ちゃぱっ」という感じの穏やかな波を,波の間近で録ったようで,水のはじける音,あぶくの音,波が引く時の砂の「しゅわ〜」という音が生々しく聞こえます。背景で鳥の声も聞こえています。

トラック2.ですが,切れ目なく1.の続きです。トラックの切り分けは,単純に半分に割っただけのようです。
ただ,このあたりまでくると,波が若干強くなってきている感じがします。
最後の方では,ウミネコの声が賑やかに聞こえているところもあります。

音もなかなか良くて,100円でこれだけ楽しめれば上々でしょう。(^^)

(2009/06/20) △上に戻る

「潮騒のシンフォニー 〜波〜 Carmel by The Sea」

  • 日本盤 テイチク TECP-20977 (1991)
  • TT:59'47"(1トラック)
  • 米Essex Entertainment原盤

米Essex Entertainmentの"Natural Relxation Sound Series"の1枚。

最初の数分間は「ざぁ゛っっ゛」と強めの波の音とともに,ウミネコの声がしてきます。
やがて,やや強い波を感じさせる,うねりながら続く「じゅわぁぁぁぁぁぁぁぁっ」という音と,時折手前で波が「さぱぁっ」とする音の組み合わせの音になります。

ただ,素人耳に音をつないでいると思える箇所が,ところどころ感じられるのが難点と言えば難点。

(2008/06/05) △上に戻る

「波 〜慶良間・久米島〜」

  • 日本盤 デラ NSG-009(1998)
  • TT:60'28"
  • 1.渡嘉志久(渡嘉敷島)(11'52") / 2.阿波連(渡嘉敷島)(10'07") / 3.古座間味(座間味島)(10'19") / 4.アーラ浜(久米島)(10'03") / 5.イーフビーチ(久米島)(9'51") / 6.はての浜(久米島)(8'14")

白い雲の漂う青い空に,真っ白な珊瑚が海の中に見えるビーチのジャケで,そんなイメージで組まれた1枚。

1.は,波打ち際の「ちゃぽっ,たぽっ,ざぱぁ」という水の音がメイン。遠くで「ざぁーっ」という音もしています。
2.は,穏やかめの「ざぁー,ざぱっ」という波の音と,手前で「とぽぽっ」と聞こえる水の音。
3.は1.に似た感じの,手前で聞こえる水の音がメイン。
4.は,手前で「ちょぽちょぽ」と水の音がしていて,その奥の方で小さく「ざぁーーっ」と波の音が鳴っています。このトラックでは,小さく鳥や虫の声も聞こえています。
5.は「ざぁーっ,ざぱぁ」という波の音に,鳥の声が小さめの音で聞こえています。
6.は,「ざぁーーっ」という典型的波の音。他のトラックのそれに比べて,ちょっと強めの波に聞こえます。

(2008/02/01) △上に戻る

「立体音響で体感する 波〜ニューカレドニア Island Surf New Caledonia」

  • 日本盤 デラ NSV-901-2 (2005) [1CD+1DVD]
  • CD:TT:60'02"
  • ウベア島の波 1.(14'53") / 2.(13'00") / 3.(7'27) / 4.(10'16") / 5.(14'24")
  • DVD:TT:32'09" 1.モーニング・シャイン / 2.アイランド・サーフ[Music:Shadow of The White Ship(Naganori Sakakibara)] / 3.ヤシの木陰で[Music:Palm(Yoshihiro Harada)] / 4.ムリの教会[Music:La Parasol(Yoshihiro Harada)] / 5.アフタヌーン・ブリーズ[Music:South Winds(Naganori Sakakibara)] / 6.夕暮れ[Music:I'm Glad To See You(Acousphere)]

世の中に何枚あるかわからない,ニューカレドニアの波の音CDですが,これはDVD付という一味違うもの(なのか^^;)。

CD収録の波の音は「さぁ〜〜っ,さぱぁっ」という,世間一般の期待を裏切らない典型的な音。他のCDと比べて,やや音が柔らかめに聞こえることは聞こえます。
トラックは区切られていますが,一つながりの音です。
ただ,トラックごとの聞こえてくるイベントは多少違っています。1.は波の音だけ,2.では鳥の声も聞こえます。3.は引き潮なのか,だいぶ音が穏やかで,手前で水の音が「たぷっ,たぷっ」としていますが,4,5.では再びいくらか強くなってくる感じです。

DVDは,主にビーチの風景に,環境音楽というよりはフュージョン寄りの音楽が絡んできます。そこはDVD,音楽なしの環境音のみも選べます。

(2008/06/05) △上に戻る

「α波1/fマインド・コントロール 波のたわむれ」

  • 日本盤 Nihon Audio AND-10003
  • TT:45'06"(1トラック)

発売元は,このほかに「小鳥のハーモニー(AND-10001)」(「鳥」の項参照)も出している"NIHON AUDIO"という会社。ほかの盤同様,録音データ等はありません。

やや大きめの音で「ざぁー,さぁっー」という感じの,波がちょっと強めに感じられる音が入っています。ほかの同種のCDで聞かれるような,手前で水がちゃぽちゃぽしている音や,鳥の声などはありません。
時間が経つにつれ,波が寄せる間隔がキモチ短くなる感じですが,変化のようなものはさしてありません。

(2007/12/24) △上に戻る

「Natural Landscape 波のおくりもの[西表島にて]」

  • 日本盤 バンダイミュージックエンターテイメント APCE-6065 (1997)
  • TT:60'02"
  • 1.月ヶ浜にて(45'05") / 2.祖納の浜にて(14'55")

1.は「ざぁ〜っっ,ざぱぁっ」という典型的砂浜の波の音。波はちょっと強めに聞こえます。波以外の音はあまりしていませんが,特徴のある鳥の声が小さい音で聞こえる箇所もあります。

1.から切れ目なく続く2.は,遠くで「どおーっ」と音はしていますが,手前で「ちゃぽっ,ちゃぽっ」としている音がメイン。

(2008/08/17) △上に戻る

「海〜輝きの島セイシェルズ Sea Natural Sound」

  • 日本盤 ビクター VDR-5063 (1986)
  • TT:55'27"
  • 1.海 Part1〜Surf Break in morning (26'32") / 2.海 Part2〜Surf Break in evening (28'53")
  • Recoeded : 1983 Bird Island / Engineer : Ryoichi Muraoka
リゾート地として知られるセイシェル諸島の中でも,面積わずか6kuという小さな島,バード島の波の音です。

1,2.とも,少し強めの「ざざぁ゛ぁ゛ぁ゛,しゅわ゛っっ」という波の音ですが,両者とも違いはあまりありません。
強いて言えば,1.でほんの少し鳥の声が聞こえること,2.の波の方がキモチ強く聞こえるくらいか。

音質的には,1,2.ともに,ややこもったように聞こえます。
よく聞くと,こもる音にありがちな中低域が強い音ではなく,逆に中音域が抜けていて,良く言えば耳にやさしい音色の柔らかさ,悪く言えばパンチに欠ける,フシギな音色です。(^^;)

どうでもいいことですが,ブックレットの裏表紙に「薬でも自然食品でもない,心とカラダのリフレッシュ・スパイス 今,イメージのある生活を提案します。目的,使用方法は,あなた次第。で,例えば……」と書かれ,ほぼ5分の4くらいのスペースに,大小さまざまな青い太ゴシックで「箱入り娘の気晴らしに」「イルカを室内で飼っている人へ」とか,ムダにいろいろ書かれています。で,一番大きな文字は「窒息しそうだから」。
懐かしさを感じる,80年代のセンスのコピーです。(^^;)

(2012/02/18) △上に戻る

「波 - 3D・ナチュラル・サウンズ」

  • 日本盤 ビクター VICG-2129 (1995)
  • TT:59'43"
  • 1.Midnight Sea(10'27") / 2.Dawn(9'37") / 3.Sunrise(9'40") / 4.Seashore(10'21") / 5.Sailing(9'03") / 6.Wave(10'22")

「三陸海岸をはじめ,自然あふれる日本の秘境を訪ねた」,ダミーヘッドマイク"アーヘナ・コプフ"を使ったシリーズの1枚。

1.は「ざぱぁっ,どぱっ」と浜でやや強く波が打ち寄せている音。それにしても,音が左右によく動くこと。(^^;)
2.は,夜中の次のトラックで夜明け。こちらは「ざぁーーっ」と長く延びる波の音。
てなわけで,3.は日の出。さらに波がさらに激しくなるかと思いきや,むしろ1.に近いややまばらな波の音。1〜3.まで違った音ではありますが,波の音で夜中から日の出までってのも,制作担当者さんの腐心の作か。^^;A
4.は,「ざぁーっ」という音と,手前で「ちょぽちょぽ」としている水の音の組み合わせ。
5.も1.に近い,手前に波が打ち寄せている音。1.よりも,波のはじける音が間近に聞こえる感じです。
6.は,4.に近い「ざぁ〜〜っ,さぁーーっ」という音が中心の,このCD中では一般的な波の音のイメージに近い音です。

(2008/02/01) △上に戻る

「集中力 - マインド・コントロール・ミュージック」

  • 日本盤 ビクター VICG-5111 (1991)
  • TT:57'31"
  • 1.Wave A(28'29") / 2.Wave B(28'54")
  • 音楽プロデューサー:大野恭史

ビクターの「マインド・コントロール・ミュージック」のシリーズの一枚。(「特殊用途」ページ参照)
"Music for Concentration"という横文字のタイトルもありますが,ナカミは全部波の音。ただし,例によってサブリミナル・メッセージ入りです。
解説によると「集中力を養うためには楽音(ドレミという音)があるとかえって雑念が生じて」しまうため,自然音がよいのだそうです。

1.「A」は,集中力を持続したい時のための「静かな波」。「さぁーっ」という音に,手前で時折水の音が「たぽっ」と聞こえる典型的な波の音です。
ところが,19分目から唐突に波の音が強くなります。カモメの声も聞こえていたりします。この辺の意図は,解説にもなく不明です。(^^;)

2.「B」は,雑念が多い時に使う「ダイナミックな波」。波打ち際で,時折強くたたきつけてくるような波の音です。

(2008/08/10) △上に戻る

「リラックス イリュージョン Wave さざなみ」

  • 日本盤 ビクターエンタテイメント VICG-60095 (1998)
  • TT:50'23"
  • 1.A Dusk at the Beach(9'38") / 2.Aqua III <in the wave> (15'14") / 3.Wave Illusion (25'29")
  • 作曲・編曲・演奏:大野恭史

ちょっと聞きには,まったく何の変哲もない波の音です。
しかし,実は自然音の中に自然音をサンプリングしたメロディーを反復して入れているという,すごいのかそうでないのかよくわからないものの^^;非常に手の込んだもの。

1〜3.まで,同じ種類の波の音ですが,仕込まれているメロディーは違ったもののようです。
解説書にそれぞれの譜例が示されていますが,波の音を音程(かなり跳躍があるのが特徴的),音の長さ,リズム感などをほとんどそのまま写し取った感じです。
これを波の音でサンプリングして,波の音と重ねたなら判別のしようがありません。
実際,どれだけ聞きこんでも,筆者ごたさんにはわかりません…。(^^;)

作曲者の大野恭史氏は,1980年代末から主にビクターでこの種のCDを数多くこなしています。(「スリーピング・ミュージック」参照)
作品に突き詰めた思考の裏打ちがあるのが,解説からも窺えます。本作でも「まるでパスタと唐辛子だけでできたペペロンチーノのように,「究極」を追求しているうちに極めてシンプルな構成になってしまいました」と記しています。
筆者好みの作曲家ですが,CDの多くは廃盤状態で,中古での偶然の巡り合わせに頼るばかりです。^^;A

(2008/02/26) △上に戻る

「Wave - 3D Real Natural Sounds / 78min. Non-Stop Long Time Playing」

  • 日本盤 ビクターエンターテイメント VICG-60516 (2002)
  • TT:78'59"
  • 1.(18'49") / 2.(20'38") / 3.(18'51") / 4.(20'39")

「便宜上トラックナンバーをつけていますが,実際は78分ノンストップで波の音が収録」され,この種のCDとしては,確かに最長の収録時間(!)を誇っています。

解説に収録データはありませんが,収録には「アーヘナ・コプフ Aachener Kopf」というダミーヘッドマイクを使用とあります。

トラック1では,波打ち際の「とぽっ」という感じの音と,「ざーっ」という遠目に鳴っている音が混在して聞こえます。ただ,波が穏やかなのか音量がそれほど大きくありません。
トラック2では,やや音量が大きくなって,波がやや強く感じられる音に変わります。
トラック3は波打ち際の「ざぱっ」という感じの音が強く聞こえてきます。
そしてトラック4では,また音量が下がり「さあーっ」と遠めに鳴る波の音になって終わります。


「海からのメッセージ - Nature Sound 大自然との出逢い(自然の音シリーズ)」

  • 日本盤 ピジョン SE-003 (1991)
  • TT:40'03"(1トラック)

これも「Wave 〜波のたわむれ」と似た感じの「ざーっ,さぁーっ」という手の音。

この「ピジョン」という会社(製造元はアポロン)ですが,けっこういろいろ出していて,ほかのページでもちょくちょく顔を出してます。^^;A


「α波1/fのゆらぎ 波のささやき Nature Sound」

  • 日本盤 ファブリック ESS-2001 (2000)
  • TT:60'02"(1トラック)
  • 企画・制作:エスネット

「セブ島現地録音の波を収録」とクレジットされています。

「さっ,さぱっ」と繰り返される,周期早めの穏やかな波。
手前で「とぷっ,ちゃぽっ」と,水の音が生々しくしています。

60分間,さしたる変化はありませんが,時間が経つにつれ,潮が満ちてきているのか,若干手前でしている水の音が強くなってくる感じはします。

(2015/05/06) △上に戻る

「海に降る月 From Moon To Ocean - Sound Artist : Nakada Satoru」

  • 日本盤 プレム・プロモーション PRP-0032 (1995)
  • TT:57'48"
  • 1.満月 月齢14.7 Wake up morning at Maehama, 1995 Jun.13 6:02- (10'22") / 2.月齢16.7 Hot afternoon at Hirashima, 1995 Jun.15 14:19- (13'52") / 3.新月 月齢28.7 Mellow evening at Hatsune, 1995 Jun.27 16:07- (15'55") / 4.月齢19.7 Good night at Maehama, 1995 Jun.18 23:26- (17'38")

中田悟氏は,パーカショニストとして喜多郎や宗次郎のツアー参加の経歴を持つ音楽家で,自然音録音で知られていますが,惜しくも2007年9月6日,46歳で世を去っています。

氏の自然音のCDは,自然音の素材,構成のみならず,美麗な写真などアートワークも凝ったものが多く,トータルな表現が考えられているようです。
これもそんな作品の一つで,ジャケは真ん中に正方形に深いブルーの海面の写真がくり抜かれ,上下左右にめくると各面に詩が付されています。(ただし,録音等の解説はありません。)

肝心の音はトラック4つともひたすら波の音。しかも,トラックごとの違いも非常に微妙です。聞く側のキアイで,テーマになっている「月」のパワーの違いを感じてほしいということでしょうか。^^;A
ただ,この盤,なぜか音量がすごく小さく,よほど音量を上げるかヘッドホンで聴くなりしないと音がわかりません。意図的なものかどうかは,判断しかねますが…。

1.は虫の声がいっしょに聞こえています。
2.3.は,ともにところどころで鳥の声も聞こえますが,波の音は3.の方が若干強い感じです。
4.は,再び波の音と虫の声。

(2008/08/10) △上に戻る

「Virtual Trip Nature's Ecstasy - Tahitian Wave」

  • 日本盤 ポニーキャニオン PCCB-00096 (1992)
  • TT:24'25" (1トラック)

収録データは不明ですが,CDのインレイカードに「ボラボラ島の波の音」とだけあります。

しかし,聞こえてくるのは,波の音とは思えないほどユルい水の音です。 「たぷったぷったぷっ」と右に左に水の音が動いている感じに聞こえます。 ここで採り上げた波の音のCD中,最弱のものの一つです。(同じタヒチの波の音でも,最強レベルのものもありますが^^;。)

5分目くらいから,少しずつ波が少し強くなっていきますが,最後までありがちな「ざぁ〜〜」という音にはなりません。うっかりすると川の音のようです。^^;

波の音が静かな分,ごく小さくモーターのような音,人の声らしきものなど聞こえるところもあります。 17分目あたりでは,かなりはっきりジェット機の爆音らしき「こぉぉぉぉ」という音が聞こえています。この種のCDでは珍しいです。
19分目には,波の音が変わりますが,これもごくゆるい波の音です。爆音が引き続き聞こえる中,さらに虫の声も入ってきます。

(2008/03/16) △上に戻る

「天然音浴CDシリーズ Vol.5 海 −波,沖縄の海−」

  • 日本盤 ポニーキャニオン PCCR-00142 (1995)
  • TT:63'07"
  • 1. 奥間(32'58") / 2.屋我地ビーチ(30'07")

沖縄のビーチの波の音2種を収録したCD。

解説によれば「ダミーヘッド型のマイクロフォン」使用とのことですが,これほど波の音が左から右,右から左へと極端に動く音源は珍しいです。
よく聞くと,1.では左が砂浜側,右が海側,2.は逆のようです。マイクを水のあるところに立てて,マイクをを砂浜側と海側に向けるようなセッティングをしているとしか思えません。(^^;)

1.は奥間ビーチの,夜の波の音。やや強め,周期早めの「ざざぁっ,さぱっ」とする波の音。
2.は,屋我地ビーチの,やや穏やかな「さぱっ,ちゃぽっ」という波の音。朝の時間帯なのか,鳥の声が聞こえています。

(2011/05/10) △上に戻る

"Water Rhythms - Ocean Waves"

  • 米国盤 Allegro Corporation CRG 130019 (1997)
  • TT:48'49"(1トラック)

輸入盤で,"Water Rhythms"と題された3枚組の中の1枚(録音データ等は,一切なし)。

比較的穏やかな「さーっ」という感じの波の音。この盤では,ところどころで海鳥の声も聞こえます。
他の盤では聞かれない「ごーっ」と背後で低くうねる,特徴的な音もあります。
時間が進むにしたがって,波の音が少し強くなってくる程度の展開があります。


"environments 1 - Psychologically Ultimate Seashore"

"environments 1 - Psychologically Ultimate Seashore"
  • 米国盤 Atlantic 81674-2 (1987)
  • TT:60'05"(1トラック)
  • produced by Syntonic Research Inc.

海外盤の自然音CDは,マイナーレーベルばかりのイメージがあるのですが,これはメジャーどころのAtlanticからの一枚。

「心理的究極の浜辺」とか,タタキ文句にも"The music of the future isn't music"とか,なんか途方もなくすごいもののようですが,ナカミはなんつーこたーない,波の音。^^;A
さらに10ページにわたる解説には,何でもかんでも効くかのように効能が延々と書かれています。その中に"SEX"ってのがあるところが,いかにもアメリカ。(^^;)
ちなみに,"environments"というタイトルにも,登録商標を示す"TM"マークがあったりします。

肝心の波の音ですが,「どぉぉぉぉぉぉぅ」という,かなり周期の長いうねるような音です。 うねる音の激しさでは,「波〜タヒチアン・ウェイブ The Wave」にも匹敵します。ただし,この盤ではこれが何の展開もひねりもなく,最後まで延々続きます。

音質的には中音域が強く,AMラジオのようにこもった感じです。オーディオ的には良い音とは言い難いのでしょうが,これが逆に音響的なカラーにも感じられます。

そんな音,さらに粗っぽい印刷で色の滲んだジャケの写真^^;もあいまって,なぜか宇宙の彼方の惑星の海原のようなイメージが沸いてくるのは,筆者だけでしょうか。(^^;)

(2008/08/18) △上に戻る

"Watersounds - Ocean Waves"

  • デンマーク盤 Fonix Musik FMF CD 1081 (1993)
  • TT:71'51"(1トラック)
  • 1.Ocean Waves
  • Digital recording and sound engineering 1993 by Paul Rasal Skovgaad

デンマークの癒し系CDのレーベル,Fonix Musikの波の音CD。

ややこもった音色で,そこそこの強さを感じる「どぉぉぉぉぉぉ」という波の音が続いています。そんな中で,時折聞こえる海鳥の声が,妙に艶のある音色だったりします。(^^;)

72分間,とくに変化のようなものは感じられません。

(2012/05/08) △上に戻る

"Solitudes - Volume Nine : Sea Scapes (The Changing Moods of a Wold Coast)"

"Solitudes - Volume Nine : Sea Scapes"
  • カナダ盤 Holbome Records CDG-009 (1981)
  • TT:61'50"(1トラック)
  • Recorded and Produced by Dan Gibson

数多くの自然音のCDを出しているDan Gibsonの一枚。("Listen To The Loons"参照)
海が徐々に荒れていき,やがて静まる,自然音のCDとしては珍しい状況設定^^;。具体的な録音地を明かさないのも,聴き手のイマジネーションをかきたてるためか。

最初のシチュエーションは,早朝,霧の出ている海岸。波の音は,ごく穏やかな感じです。
冒頭,いきなり「ぼぉぉぉぉぉっ」という霧笛の音から始まります。霧笛は,その後10分ほど,1分おきに聞こえてきます。早朝という設定からか,鳥の声はまばらです。

12分目を過ぎたあたりで場面が変わり,波の音が強くなり始め,海鳥の鳴き声も聞こえてきます。
20分目あたりまでにはかなり荒れた波の音になり,32分目には雷の音,35分目には風の音もしたり,むちゃむちゃ激しくなってきます。よく考えたら,こんな状況で音拾うなんてキケン過ぎます。(^^;)
そして45分目あたりをピークに,徐々に音は静まり,再び海鳥の声もし始めます。

実にドラマチックで,自然音で癒されるというより,長大な交響曲を聴き通した爽快感の1枚。(^^;)

(2010/05/03) △上に戻る

"Echoes of Nature - Ocean Waves"

  • 米国盤 Laser Light Digital 12 149 (1998)
  • TT:50'38"(4トラック)
  • 1.Pleasant Beach(19'40") / 2.Low Tide(10'09) / 3.Big Surf(8'01) / 4.Pebble Beach(12'37")

"Echoes of Nature"10枚組の中の一枚。
1.は「ざーっ,さーっ」という感じの波の音。終盤になると,波の音に混じって波打ち際の「ちょぽちょぽ」音も入ってきます。
2.は,波の音も聞こえますが,引き潮の「さーっ,ちょぽちょぽ」という音がしていて,潮が引いていくと音も奥に引いていく感じです。
3.は,長目の「どーっ」という音が繰り返されます。穏やかそうで,案外圧迫感のようなものも感じます。
4.は,「ざーっ,さーっ」という感じの波の音。1.とどう違うのかというと,微妙。^^;A


"By The Sea - a blend of restful and evocative music with the relaxing sounds of nature"

  • 英国盤 Music Collection International RFLCD 209 (1994)
  • TT:48'01"
  • 1.Part 1 Nature Sounds(24'29") / 2.Part 2 Sea Suite (with original nature sounds) (23'30")
  • 2. composed by Klaus Back & Tina Beler
  • issued under licence from Madacy Music Group Inc.

波の音,さらに波の音に音楽をつけたものの組み合わせ。

1.が波の音のみのトラック。ちょっと荒れた感じの,短い間

隔で強い波が押し寄せてくる感じの「どぉぉぉっ,ざぱっ」という音です。リラックスするには,ちょっと激しいかも。(^^;)

2.には,そんな波の音に立ち向かう音楽が入っています。(^^;)
最初は,ミニマルっぽいフレーズをキホンに,きらきらしたシンセの音色などが味付けをしたフレーズで始まり,中盤はクラリネットの音色がメロディーを奏でつつ,女性コーラスのハーモニーなど,そして最後はかすれた笛のような音色でメロディーを奏でてシメです。
問題は音のバランスで,穏やかな音楽に対して,先の激しい波の音が耳につくのがちょいと…。(^^;)

(2010/06/06) △上に戻る

"Relax With… - Oceans's Relaxing Surf"

  • 輸入盤 Pilz No.445430-2 (1993)
  • TT:60'55"(1トラック)

典型的な「どぉーっ,ざぱぁ,ざぁーーっ」という波の音。「どぉーっ」という低く立ちこめる音が,常に聞こえているところが特徴。海鳥の声もところどころで聞こえます。

"Pilz"というと,かつて駅の売店の"1000円CD"で名を馳せた,ドイツのクラシックの廉価レーベルと同名ですが,同一レーベルかの確証は持てません。
ジャケの波の写真の印刷がやや荒いところが,ちょっと怪しさを醸してもいます。(^^;)
"Not Subliminal"とわざわざ表示してあるのですが,こういうことを心底気にする人がいるからなんでしょうか。^^;A

(2008/02/01) △上に戻る

"Meditative Ocean - Timeless Pacific Surf with Theta Brainwave by Jeffery Thompson"

Meditative Ocean
  • 米国盤 The Relaxation Company CD7111 (2008)
  • TT:60'01"
  • 1.Meditative Ocean(60'01")

解説書によると,音で治療の道25年というJeffery Thompson博士(「解脱」参照)の,自然音と緩い脳波"θ波"を結びつけたという一枚。

収録されているのは,波の音のみですが,これがちょっと変わった音です。
遠くで鳴っているように,音量は小さめで低めの「どぉーっっ」と寄せては返す波の音がしています。ただ,それが低音が空間に立ちこめるような奇妙な音です。
そんな音が,とくに変化もなく60分続きます。

解説書によると,ハワイ・マウイ島の洞窟で録られた音らしいです。
しかし,こうなるとどこか宇宙の星の海の音のようでもあって,単なる自然音とは違ったファンタジーも感じられる音でもあります。(^^;)

(2009/02/15) △上に戻る

"The Atmosphere Collection - Sunset Surf - A Day On Cape Cod"

  • 米国盤 Rycodisc RCD 30016 (1986)
  • 1. Sunset Surf (60'04")

ポップスのリイッシューなどで有名なレーベル,Rycodiscの一枚。
秘境系」でもご紹介している"Early Cape Morning"と同じ"Cape Cod"のシリーズです。録音エンジニアも同じで,解説文も共通のもの。ただし,鳥や虫の声の"Early...."と違い,こちらは全編波の音だけ。

最初から「ざぁ゛っ」という,波打ち際で短く早めに繰り返される波の音が聞こえます。以後,さしたる変化はありません。
よく考えてみたら,波の音に夕暮れとか朝とかは別に関係ないわけですが^^;,そこは聴き手の想像力にかかっているわけです。そのイメージの一助が,このタイトルとジャケットの夕焼け色に染まった砂浜の写真でしょうか。

(2007/12/31) △上に戻る

「我的海洋 My Ocean」

「我的海洋」
  • 台湾盤 風潮音樂 Wind Records CB-26 (2000) 2CD
  • [CD1] TT:50'18"
    1.戲水(4'56") / 2.我的海洋(5'17") / 3.半島隨想(4'10") / 4.大藍(6'46") / 5.奔岩(5'23") / 6.山海之歌(4'32") / 7.望海(4'40") / 8.霞光(4'11") / 9.星光小島(4'46") / 10.沙之印(5'31")
  • [CD2:台灣海洋聲音實録] TT:26'54"
    1.和平島(2'33") / 2.三貂角(1'41") / 3.龜山島與棕耳鵯(1'12") / 4.豐濱(1'47") / 5.石梯坪(2'06") / 6.都蘭(1'48") / 7.三仙台與灰頭鷦鶯(2'08") / 8.蘭嶼(4'22") / 9.九棚(2'10") / 10.猫鼻頭與台灣畫眉(2'18") / 11.白砂(1'08") / 12.枋山(1'56") / 13.四草與白頭翁(1'45")

この種のものなら,どれをとっても絶好調の台湾のレーベル「風潮音樂」の一品。

CD1は,海の波や鳥の声などとともに,アコースティック楽器の演奏を聴かせてくれます。6.では,台湾の原住民族の一つ,アミ族の女性の歌声を採り上げています。

CD2は,台湾各地の海岸の波の音。1.では,途中「ぼぉ〜っ」と船の汽笛も聞こえて,なんともなごめます。10.では,波の音が鳥のさえずりとともに聞こえます。

もちろん,ここのCDはアートワークも完璧,ブックレットもフルカラーの美麗さで,中国語+英語の解説もごく丁寧。

ちなみに,この盤で製作人(プロデューサー)の呉金黛さんが,2001年の台湾のレコード大賞「金曲奨」の「最佳音樂製作人獎」を受賞していたりします。


[おまけ]

FMラジオのための波のエチュード by ごた
(WMA/406kB/1'07")

この種のサウンドは,"ザーッ"というFMの局間ノイズの音量の上げ下げでも,それらしいものが作れます。

このサンプルサウンドは,ラジオのスピーカーから出ている「ざーっ」というFMの局間ノイズに,マイクをリズミカルに近づけたり離したりして録っただけのものです。でも,なかなか迫っていると思います。(^^;)

マイクを使わず,単にラインでの音量の上げ下げだけでもできなくはありません。が,マイクを急激に近づけたり離したりすることで,音にいっそううねりが出て(「ドップラー効果」?)それらしくなります。


(c) 2007-2015 gota

片手にラヂヲ♪ホームひとりごと「癒し」をCDに求めて基本にして究極 「波」対決
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