ホーム短波ラヂヲの世界へのお誘い世界の入口−アンテナ簡単な外部アンテナ

  おしながきに戻る     トップページへ
キホン編 → まずはじめに.... こんなものが聞こえますぅ〜♪ 遠くの放送を聞く 何がいつ聞こえるの?
実 践 編 → 重要なスケジュール情報 こんな短波ラジオをおすすめします 世界の入り口−アンテナ 聞こえない?

最終更新日:2006/01/17

短波用 簡単な外部アンテナ

材料
ビニール被服の導線 数m

入手先
ソニーのラジオには,巻き取り式のアンテナ線が付属しています(※)
ない場合は,使っていないACコードを切って作ってもよいです。

それでもOKなんですが,ACコードをわざわざ買って,それを裂いて使うのは,ちょっともったいないかな,という感じもしますね。
そこで,DIY店や街の電気屋さんで,ACコードより細めで扱いやすい,アンテナに使えそうな線を分けてもらうのが,ベターでしょうね。

長さは長い方が良いですが,2,3mもあれば十分な効果があると思います。

※ ソニーの短波ラジオの一部機種についてくる,巻き取り式アンテナ線はベンリです。これはソニーのサービスでも取り寄せられると思います。(ちょっと値段がわからないんですが....)


ラジオとのつなぎ方

アンテナ端子がある場合

最近のラジオでは,イヤホンなどと同じようなミニジャックの端子がついているものがあります。
ミニジャックの加工方法がわからない方は,下の「アンテナ端子がない場合」をご参照ください。

アンテナ端子がない場合

線の被服をむかずに,たたんだ状態のラジオのロッドアンテナに5〜10回巻き付けるだけでよいです。
(ラジオ本体,アンテナ線への加工は不要です)

アンテナの巻きつけ方@ICF-7600G

アンテナ線の張り方

ラジオに取り付けた線を窓から出します。
その時,できるだけ線を建物から離すようにします。(ベランダの地ベタに放り出すだけとか,窓から垂らすだけでは効果薄です。)
軒先の物干し竿用フックなどにかけて張るのもよいです。

wire antenna@home

窓からアンテナが出せない場合

木造の建物の中ならば,部屋の中に張ってもよいでしょう。
ただし,部屋の中の雑音を出す機器類からは離してください。

あるいは窓ガラスに線をはりつけるとか....。こんなものでもないよりは良いと思います。(^^;)

wire antenna@hotel

裏技?! 釣り竿アンテナ

釣り竿に線を軽くからませて窓から出すのもよいでしょう。
長さは2mもあれば十分でしょう。
使うときだけ出しても良いし,竿をしっかり固定して使うのもよいでしょう。
ちなみに釣り竿は,手軽なプラスチック製の折り畳みのものが,釣具店で1,000円くらいからあります。

[写真] 台北のホテルにて
釣り竿を落とさないように,いちおう傍の椅子にひもでつないでます。(^^;)

注意!

  • アンテナ(釣り竿)やラジオを外に落とさないように!
    特に固定で使うアンテナはロープや針金などで,きちんと固定してください!
  • 風雨,雷などの天候では危険が伴うので,外に出したアンテナを撤収したり,ラジオからアンテナを外すなどの対策をとってください。
  • 特にカーボンロッド製の釣り竿は,落雷や電線近くでの感電の可能性が高いので使わないこと。
  • 周囲に威圧感をもたらすような大きなアンテナの設置は,十分注意してください。
    マンションでは,管理組合などの許可が必要な場合もあります。景観などにも十分注意を払いましょう。

ちなみに,中波(AM)では,こうしたやり方はさして効果ありません。A^^;
中波用には,下記のループ型のアンテナが効果があります。製品になっているもののほか,自作も可能です(ネット上に簡単なものから手の込んだものまで,さまざまな記事が見られます)。


市販のアンテナ

ソニー http://www.ecat.sony.co.jp/
AN-12 (希望小売価格15,750円)

比較的小型で,ベランダの手すりなどに手軽に取り付けられる屋外アンテナ

"AN-1"の後継製品です。本家ソニーのサイト(TOP > AV関連商品・アクセサリー > AVアクセサリー > アンテナアクセサリー)では「近日発売」となっています。(2005/08/29記)

ソニー http://www.ecat.sony.co.jp/
AN-LP1 (希望小売価格10,290円)

Sony SW antenna AN-LP1

手軽に扱える屋内用アンテナ
普段は丸めてたたむ(!)こともでき,旅行のオトモにも最適です。

アペックスラジオ 500SL

0.1〜180MHzをカバーする吊下式室内ループ (税込標準価格\20,790)

アペックスラジオ 303WA

30kHz〜30MHzをカバーする,全長1.8mのパッシブ型(受信アンプなどを使わない方式)屋外設置アンテナ。(税込標準価格\12,390 / 2006年2月販売開始)

ミズホ通信 http://www.mizuhotsushin.com/
UZ-8DX (追記参照)

Mizuho MW loop antenna UZ-8DX

中波(AM)放送専用のアンテナキットで,大きさは75cm四方で,感度アップに効果抜群。
ラジオとの接続は,中波用のアンテナ端子がなくてもだいじょうぶなようになっています。
ただし,購入はアマチュア無線機器を扱っているお店かミズホ通信の通販に限られます。
これよりサイズが小さい(20cm四方)のUZ-77,さらに小型のUZ-7Dもあります。

[追記]

  • ミズホ通信の中波受信用ループアンテナは,2004年,同社の事業縮小を機に一度生産終了しましたが,"UZ-8DXS" (税込\16,800),やや小型の"UZ-77S"(税込\12,600)を受注生産するようになりました。
  • ユーザーでアンテナ線の巻き枠(非金属のもの)を用意すれば,大型ループアンテナを作れるループアンテナ主要パーツ"UZ-K1"(税込価格\2,940)も継続販売されています。
  • 愛知県豊橋市のタケウチ電子 http://www2.odn.ne.jp/%7Eaag56520/www2.odn.ne.jp/が,ミズホ通信の了解を得て,UZ-K1(マッチングボックスを受信アンプ内蔵に改造)に木製アンテナ枠をセットにした製品も販売し始めています。
  • その他数社から,中波専用の1辺20cm以下の小型アンテナが数種販売されていますが,機能的にはあくまで室内での地元局受信の補助という位置づけで,遠距離の放送受信に向いているとは言い難いようです。
    (参考:「AMラジオ遠距離受信とPODの!?な趣味−AMラジオ用ループアンテナ関連 Q&A」)
  • (2005/08/01記)

その他の市販品

    以下は,ずっと本格的(かつ高価^^;)なものでもありますので,あくまでご参考まで。

  • 中波・短波をカバーする室内用ループは,AORから,10kHz〜500MHzをカバーする直径30cmの卓上ループアンテナ"LA380"が出ています。
    * LA380については,なぜか本家日本のAORのサイトに詳細情報がないので,AOR(UK)サイト(英文),もしくは川崎電子アペックスラジオのサイトをご参照ください。
  • 中波・短波をカバーする屋外用アンテナとしては,イケダアンドロカー(http://www.rfsystemsjapan.com/)が輸入販売しているオランダのメーカー"RF Systems"製品もあります。
  • ほか短波では,アマチュア無線用アンテナも利用可能かもしれません。

(c) 2001-2006 gota

ホーム短波ラヂヲの世界へのお誘い世界の入口−アンテナ簡単な外部アンテナ
inserted by FC2 system