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最終更新日:2007/05/09

して,ナカミは??

−どんな番組があるか−

短波ラジオで聞こえる放送局の数は,それこそ膨大です。

日本にいて短波を探っていくと,飛び込んでくるのは,中国語(これが実に多い)や英語ほか,わからない言葉の放送がほとんどだと思います。

そのうち,海外からの日本向け日本語放送は17局(2007年5月現在)あり,たいていは1日30分〜1時間程度の番組を多くて数回放送する形のものです。

ナカミは,というと,ニュースや文化紹介の番組が中心で,ちょっと堅めかもしれません。
ただし,現地から発信される情報源として,貴重なものです。

* 国内AM放送については,「ウチのラジオを使い倒す!」で軽く解説しています。


ここで対象にしている放送局を大別すると:

国営・公共放送

とくに短波で聞こえる放送の大半が,この種の放送局だと思います。その国を代表する放送局と言えるでしょう。
これには様々な性格があります。

  • 全世界,友好国対象の一般的広報の放送
  • 対立のある国に向けてのプロパガンダ放送
  • 海外にいるその国の人に向けた放送 → たいてい,その国の公用語などを使っています。

国内向け放送

広い国土のある国,多数のAM局,FM局を作るのが経済的,地理的に困難な国では,一つの電波で遠くまで届く短波を国内向けに使うことが多くあります。

宗教放送

とくにキリスト教,プロテスタント系の番組を放送するものが多くあります。

宗教団体の民間放送の設立を認めていない日本では,各キリスト教団が,日本国内で番組を制作して,海外から短波を使って日本向け日本語放送を実施する例も多くあります。

宗教局というわけではありませんが,中東の放送局で,イスラム教の経典「コーラン」を延々数時間にわたって放送している局もあります。

民間放送(商業局)

中波,ときには短波でも各国の民間放送が聞こえます。(日本の「ラジオたんぱ」は身近な例ですね。)
主に国内向け放送で,その国の雰囲気を感じるCMも聞かれます。もっとも,国営・公共放送でも(稀には海外向け放送でも)コマーシャルを流している放送はあるのですが....。

その他

・地下放送

ある国・地域の反体制勢力などが,国外から対象地域に向けて放送するものです。設備が置かれている国などの支援がある場合が多いです。
あるいは,ある国が敵対関係にある国に対して立場,発信地等を隠して放送するケースもあります。
名前の通り,所在地を隠していることが多いのですが,住所が公表され,返事が来るところもあります。

・暗号放送

数字を延々読み上げるだけの放送など,目的などがわからないものが聞こえることもあります。
ただし,この種のものは性格上,放送時間は不定で事前にはわからないことがほとんどです。


どんな内容のものが聞けるの?

ニュース・解説番組

日本では伝わってこない,その国のニュースがあります。
同じニュースでも,それぞれの放送で表現が違っているものです。さらに,その国では採りあげられない情報にも気づくことがあります。
それらを総合することで,それぞれの立場・主張が読めるのではないでしょうか?(ここでも,自分の「情報リテラシー」が試されますね....^^;A)

文化の紹介

もっとも多いのは,

  • その国の社会経済の動きを紹介する番組
  • 文芸(音楽・芸術・文学・歴史etc)

  • のように思えますが,

  • 科学技術に関する番組
  • 料理のレシピを紹介する番組

  • なんてのをレギュラーでもっているところもあります。
    その国で活躍する,放送対象国の人の活動を紹介する内容が放送されることもあります。

    語学番組

    自国の文化紹介の一環として,語学講座を定期的に放送しているところも,多くあります。

    テキストは,放送局に申し込むと無料でもらえるケースもありますし,日本国内で出版されているケースもあります。

    VOAやBBCのように,英語のニュースなどをスロースピードで読み上げてくれる番組もあります。

    語学講座以外にも,目的の言語での放送を聴くこともできるでしょう。ただしこの場合,まずテキストはないですし,自分の理解がどれだけ正しいか答え合わせはなかなかしにくいことがほとんどだと思います。また,雑音が多く,発音の細部を聞き取るのが難しいかもしれません。
    ですのでむしろ,その言語をたくさん聴くための素材というつきあい方が良いかもしれません。

    また,海外向け放送のアナウンサーなどのスタッフは,その担当言語のエキスパートです。
    学習の参考になる話が,語学番組以外で聞けることもあるので,要チェックです。

    おたより紹介番組

    リスナーからの手紙を紹介する番組も,多くの放送局でもっています。自分の手紙が放送で読まれたりするのは,うれしいものです。
    また,お便りの数は,国内のマスメディアの番組あてに比べればそう多くないので,しっかりしたコメントをすれば,読まれる確率,大です。(^_^)

    また,この種の番組では,放送や番組に関する局のコメント,重要な発表もなされることが多いので,聞き逃せない側面もあります。

    その他

    メディア情報番組

    そう数多くはありませんが,短波放送で短波放送に関する情報を流す「メディア情報番組」を持っている放送局もあります。
    リスナーサービスに熱心な放送局が実施していることが多く,強いリスナーの支持があります。

    クイズ・懸賞

    これも,予算の限られた海外向け放送では,そう多くはないのですが,小物から,場合によってはその国への招待旅行がもらえるものがあります。

    難易度は様々で,放送を普段から聞いていればすぐできる小問程度から,相当研究がいる論文レベルまでさまざまです。
    応募の絶対数が少ないことが多いので,アナバです。(^^;)

    [番外・放送されないもの]

    やはり,いくら私たちがほしい情報でも,その国,放送の政策に合わない情報,反体制側の主張・情報はそうは出てきません。(^^;A
    しかし,そうしたことを含みおいてこそ,ラジオの情報は最大限に生かせます。


    (c) 2001-2007 gota

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