片手にラヂヲ♪ ホーム短波ラヂヲの世界へのお誘い「楽器」としてのラジオ?!ネットで"shortwave"の音楽♪ 2

作成日:2006/01/30
最終更新日:2008/01/03

「楽器」としてのラジオ?!

小ネタ特設コーナー

ネットで"shortwave"の音楽♪ 2

"SHORTWAVE ESPIONAGE" - 「暗号放送」の音楽 -

"SHORTWAVE ESPIONAGE"は,Number Sataion,いわゆる「暗号放送」の情報源を紹介しているページです。

それだけでも見応えがあるのですが,ここには"MUSIC, ART, THEATRE, POETRY, FILMS, DANCE AND BALLET"てなセクションまであります。つまり「暗号放送」をネタにした音楽や映像作品という,ニッチ分野中のニッチ分野(^^;)の作品がまとめて紹介されています。しかも,実際の音や映像のリンク付です。

この種の作品というと,テクノ系,ミュージック・コンクレート系が多いのですが,ネタがネタだけに,ミステリアスな雰囲気を出した曲も多い感じです。しかし思いの外,歌入りの思いっきりポップな作品もあったりするのであなどれません。(^^;)
それにしても,こういう音楽を紹介する奇特なページを作っている私(ごた)でさえ,この集積ぶりには圧倒されます。(^^;)

それにしても「暗号放送」にこれほど多くの人たちが触発され,表現を繰り広げているのには,驚かされます。これも,世間一般の短波ラジオのイメージのツボとも言えるところではあるのですが。


紹介されている作品には,意外に有名どころもあります。

  • Wilco "Poor Places" [アルバム"Yankee Hotel Foxtrot" (2002)収録/別項参照]
  • Porcupine Tree "Even Less" [アルバム"Stupid Dream" (1999)収録]
  • Stereolab "Pause" [アルバム"Transient Random-Noise Bursts With Announcements" (1993)収録]
  • Pere Ubu "Coming Home" [アルバム"The Story of My Life" (1993)収録]

あと,ユニークなものとしては,こんなところもオススメ。

  • The Moscow Coup Attempt "The Failure of Shortwave Radio" (2005)

    (記事は全面改訂のうえ,アルバムのレビューページに移動しました。)

  • Tree Helicopter "Moon Calf"

    "Internet Archive" http://www.archive.org/details/wh014で,アルバム全曲が聴けます。ほぼ全編ラジオの音まみれのステキなサウンドアートです。(^^;)

  • Danny Eskanazi "21.252"

    1980年代録音の1曲。シンセの演奏のバックグラウンドに暗号放送のほか,なんと日本のアマチュア無線の音声まではっきり入ってます。タイトルは一見John Cage風ですが,実はアマチュア無線の周波数(MHz)?と思って調べたら,この人,"K7SS"のコールサインを持った無線家だそうで。(^^;)

  • Botany Bay "Voices"

    暗号放送にインスパイアされたにしては,ポップな1曲。
    Stephan KleinertとLaura Dietrichの男女ペアで,Lauraさんの女声ボーカルのおかげで,ほかのこの種の作品にありがちなオドロオドロしさとは,ちょっと離れた芸風になっています。(^^;)

    (2008/01/02)
  • John Houck "Chance Decorder" http://www.johnhouck.com/chance-decoder_05/index.html (QuickTimeムービー)

    なんと,インスタレーションもあります。この作品は,数字を読み上げる暗号放送が流れているところで,中に赤い電球の入った0から9までの数字が記されたピンポン玉が吊され,読み上げられた数字の玉がぴょこぴょこ動くというものです。それだけと言えばそれだけですが。(^^;)

(2006/12/14)

The Conet Project - Recordings of Shortwave Numbers Stations

「暗号放送」の重要なネタ元は,"Internet Archive"から,MP3で公開されています。

これはモトモト,1997年にイギリスで出された,総トラック数156(!),72ページのブックレット付きの4枚組CD(Irdial-Discs 59ird tcp1)です。上記の作品中にも,これに収録された音源が使われているものがあります。

収録局は,欧米で受信されたものが中心です。使用言語は,英語,ロシア語,スペイン語,東欧諸語などが主で,ほかにも中国語(有名な台湾の「星星広播電台」もある),モールス信号,意図不明の信号など多岐にわたっています。

ここで紹介した,「暗号放送」を使った音楽の多くが,ここから音源を使っています。そういう意味では,資料的価値の高さのみならず,ある種「経典」として世の音楽家達をインスパイアし続けていると言っても過言ではないでしょう。

(2007/04/03 一部改訂 2007/12/28)

(c) 2006-2008 gota

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