片手にラヂヲ♪ FC2支店ひとりごと「癒し」をCDに求めて「睡眠」

作成日:2008/05/19
最終更新日:2013/10/27

「癒し」をCDに求めて〜癒しCD・風景音CDレビュー〜

「癒し」をCDに求めて・トップ
河川 秘境
カエル お経 恐怖
幕の内 鉄道 睡眠 解脱
特殊 弛緩 育児 苫米地 観光

「睡眠」Zzz( ̄〜 ̄)

癒しCDの中でも,けっこう品揃えのある「睡眠」用CD。
これが,ユルい,ただユルいという,筆者ごたさん好みの音楽の宝庫だったりします。(^^;)


宮下富実夫「ストレス解放!夜に効く 眠りのためのヒーリング」
宮下富実夫「眠りのプロセス〜水瓶座の季節〜」
「Best of Healing Music 〜特効音薬〜 サブリミナル効果による 安眠」
「快眠 Sleep Well」
「安全運転のための音楽療法 30分仮眠・眠気解消」
「DJ YOGURT / Sound of Sleep -Special Edition-」
牧野持侑 Makino Jun「倍音浴 Echo of Silence」「睡眠浴 倍音浴2 Still Point」
牧野持侑「時空浴 - 倍音浴3」 Jun Makino "072209 Total Solar Eclipse"
川上ミネ「El Piano Durmiente 眠りのピアノ」
「θ波〜リラクゼーションのための眠りの音楽 Music Soporific」
「α波1/fのゆらぎ 眠りの音楽 海に抱かれて」
「α波1/fのゆらぎ 眠りの音楽 緑に包まれて」
「α波1/fのゆらぎ 眠りの音楽 空にゆられて」
「快適安眠 / マインドセラピーシリーズ5」
「睡眠薬「ゾディアック」-黄道12宮- Takashi Toyoda "Zodiac"」
「Mind Tranquility Series - Crematis - 快適睡眠」
「心にきく薬奏 サブリミナル効果による 安眠」
「究極の眠れるCD - Ultimate Sleeping CD」
「すぐ眠れるCD付 パワーアップ快眠法」
「快眠 Music of Esthetics」
「入眠サポート「自然音で眠りたい」」
「サブリミナル効果による 安眠 「波」 Mind Control Sound - Sleeping」
「眠れる夜 - あなたに代わってひつじ数えます」
「シルバーヘルスコントロール Good Sleep Good Night 夜眠れないあなたのために」
「セルフ・コントロール・ミュージック 不眠 <スリープ・リラクセーション>」
「フィットネス・サウンズ1 スリーピング・ミュージック」
「マインド・コントロール・ミュージック VOL.16 眠り アコースティック・バージョン」
「トランジションズ」
「トランジションズ 2 胎内宇宙」
バート&ジョー・ウルフ「ナイト・ライト」
「不眠が治る「魔法の音」CDブック」
苫米地英人「脳機能を活性化する「超」快眠術」
「一瞬で心と体を癒す「クリスタルボウルの響き」CDブック」
Steve Wingfield with Dr. Lee R. Bartel "The Science of Sleep"
"Sleep - Sounds of Aromatherapy - Restful Music for Mind and Spirit"
「reflections - Dream Sleep 夢の中へ Music For Relaxation」
「reflections Sleep スリープ」
Dr. Jeffrey Thompson "Ambient Music For Sleep"
"Sleep Deeply - scientifically designed"
「助[イ尓]入眠音樂」 "The Best Sleeply Music" NEW!
「舒眠減壓 - 心靈之旅」
「睡眠音樂(一) 安眠」"Sleeping - Music For Efficient Sleep"

宮下富実夫「ストレス解放!夜に効く 眠りのためのヒーリング」

  • 日本盤 avex io IOCD-20168 (2006)
  • TT:72'44"
  • 1.安眠(14'53") / 2.Secret Love(15'03") / 3.ねむり(14'25") / 4.夢境(14'22") / 5.眠りのゆらぎ(13'59")
  • all music composed and performed by Fumio Miyashita / recorded at BIWA Studio
  • 初出アルバム:「眠りのプロセス」(2001) 「蟹座の季節」(3),「乙女座の季節」(1),「水瓶座の季節」(4),「魚座の季節」(2),「牡羊座の季節」(5)

癒し系音楽を大量生産していた,故・宮下富実夫(1949-2003)の,没後リリースされた編集物。

この盤の元ネタは,2001年から2002年にかけて出されていた,占星術の黄道十二宮をタイトルに冠した睡眠用のシリーズ(これだけでも12枚^^;)。(「水瓶座の季節」参照)
オリジナルはCD1枚に40分の曲ですが,ここでは15分弱にカットされて5曲収められています。案外,このくらいの方が程良い長さになっていると思います。

1.はずっと続くストリングシンセの上を,信号のようにぽつりぽつりと繰り返す,低い音の弦のような音色,コーラスの音色など。
2.は,繰り返すクリスタルサウンド風の音色と,ストリングシンセや笛の音色で展開します。他の曲が音数少なめの中で,この曲だけ厚めの音がしています。
3.以降は,1.同様のパターンの曲が続きます。

(2012/05/13) △上に戻る

宮下富実夫「眠りのプロセス〜水瓶座の季節〜」

  • 日本盤 avex sound oasis IOCD-20005 (2001)
  • TT:40'30"(1トラック)
  • 1.夢境

癒し系音楽の分野で残したアルバムが100以上になるという,故・宮下富実夫(1949-2003)の晩年の作品。さすがに,これだけ大量生産していると,愛好家からは慕われも疎まれもしていそうですが。^^;

全12楽章ある組曲のうち,手にしたのは9作目,筆者ごたさんの星座でもある水瓶座。解説には「水瓶座の考えや発言は,おそらく,人にはあまり理解されないでしょう」と。(余計なお世話でい^^;。)

"睡眠"CDに12星座の組み合わせは意表をついてますが,踊り物CDしかないと思われがちなavexから出ているというのは,もっと意外か。(^^;)

音楽は,ノンストップで40分。(シリーズすべてこのフォーマットだそうで。)ごくごく緩いテンポで,穏やかな弦楽器の音色の音がリズムを刻み,その上を音色を変えながらこれまた緩いメロディーが流れていきます。

さすがにこのフォーマットでは,起承転結のようなものはなく,最後まで淡々と続きます。
それでも,リズム,ハーモニー,メロディーという,音楽の三要素はかたくなに保たれていて,環境音楽系にありがちなアバンギャルドさはさほど感じられません。
これをして,安心して聞ける音楽と見るか,ベタな音楽^^;と見るかは,聴き手次第かと。筆者の評価は,後者寄りなのですが…^^;,落ち着いた佇まいの音楽として,職人仕事の良さも感じられる音楽ではあります。

(2008/07/22) △上に戻る

「Best of Healing Music 〜特効音薬〜 サブリミナル効果による 安眠」

  • 日本盤 Bandai Music APCE-6006 (1996) [CD+]
  • TT:39'47"
  • 1.海上の星たち(5'24") / 2.夜空(5'17") / 3.月あかり(8'00") / 4.静寂(10'34") / 5.流れ星(10'30")

「特効音薬」という名称もすごいですが,それ以上にすごいのは,サブリミナルのナレーションを「音楽の中に聴感上聞き取りにくい音量,周波数,速度で50分間に3千6百万回挿入してあります」(をい^^;)というフレコミ。(本CDは,40分しかないんですが…。)

そんなツッコミはともかく,ナカミは波の音を背景にした,ゆったりしたテンポのピアノの音中心のアンサンブル(キホンは,ありがちなエリック・サティもどきです^^;)で,可も不可もないイージーリスニング(作曲者名は記載されていません)。

このCDには,PC(Win&Mac)で走るプログラム付きで,本作収録の音楽をBGMにした映像,写真が数点と,解説のテキストが見られます。
とは言っても,Windows95の時代のものでして,今となっては物足りない絵と音のクオリティではあります…。

(2008/06/05) △上に戻る

「快眠 Sleep Well」

「快眠 Sleep Well」
  • 日本盤 First Music (released by KEEP) SES-803 (2001)
  • TT:45'04"
  • 1.青く深い海(9'35") / 2.眠りの呼吸(16'48") / 3.ワインの夜(9'55") / 4.青い地球〜鯨の歌(8'44")

制作元,発売元は,駅のワゴン売りのCDではおなじみのところ。
ありがちなシンセ演奏ですが,どの曲も音数は最小限,緩く穏やか,音色も優しく,寝る間も惜しんで浸っていたくなる心地よさです。(^^;)

1.は,ピアノの音が1小節鳴ると,その後をふわっとした音色のストリングシンセが追うフレーズの繰り返し。穏やかすぎる一曲。

2.は,ゆったり流れるストリングシンセの上を,チェレスタ風の音色の音が,繰り返しぽつりぽつりと入ってきます。中盤現れるコーラスの音色も耽美的。

3.は,ヴィヴラフォン風の音色だけで,ぽつりぽつりと繰り返されるフレーズが呼吸をしているかのような曲。

4.は,波のようなリズムで繰り返すストリングシンセの上を,「クジラの歌」のような「ほぉぉぉぅぅ」という音色の音が,繰り返し現れては消えていきます。
本物のクジラの声ではなさそうで,波を模したストリングシンセといい,シンセだけでの表現が功を奏しています。

例によって,作曲者は不明。この手のものにはありがちなことですが,埋もれてしまっては惜しすぎる一枚。

(2010/05/23) △上に戻る

「安全運転のための音楽療法 30分仮眠・眠気解消」

「安全運転のための音楽療法 30分仮眠・眠気解消」
  • 日本盤 KS CREATE TOL-208 (2003)
  • DISC-A 30分仮眠[うたた寝で心身爽快]
    • TT:44'28"
    • 1.Moon Light(12'08") / 2.よろこび(22'59") / 3.空気の創造(9'19")
  • DISC-B 眠気解消[目覚めをもたらし・集中力持続]
    • TT:47'32"
    • 1.Windy Surf(13'23") / 2.Trans Digital(15'30") / 3.Santa Maria(18'37")
  • 演奏:Fumio Miyashita

駅のワゴンで売られていたと思しきCD。
2枚組で,それぞれ「30分仮眠」「眠気解消」の効能が謳われています。解説書には,ディスクごとに呼吸法が記されています。
眠らせる神あれば目覚めさせる神あり,あるいは矛と盾なのか。(^^;)

ナカミは,ヒーリング音楽で多数の作品を残した,故・宮下富実夫の作品(おそらく既発曲の編集物)。
曲の傾向やトーンは,ディスクごとに,DISC-Aにはごく緩いアンビエント風,DISC-Bにはパーカッシブなリズムもあるテクノ風と,両極端の芸風2パターンを固めてあります。
案外,宮下氏の"裏ベストアルバム"ともいえる,良い選曲です。(^^;)

DISC-Aは「30分仮眠」用ということで,パーカッションのない,シンセの長く延びる音色で構成されたごくごく緩い曲が続きます。
1.は,ストリングシンセをバックに,笛のような音色が,メロディーの断片のようなものをぽつりぽつりと入れてきます。
2.は,小さく鳥の声も聞こえる中,弦を爪弾くような音色で繰り返されるフレーズをバックに,代わる代わる高めの口笛や管楽器のような音色などで,緩くメロディーを奏でています。
3.は,エスニックな弦ともパーカッションともつかない音色1種類が,まばらに鳴っている曲。

DISC-Bの選曲は「眠気解消」用ということで,ややアップテンポなパーカッションの音が入った曲が選ばれています。ただし,パーカッション以外は,DISC-Aと同様のサウンドで,ごく穏やかな音楽です。これさえ,聴いてて眠ってしまいそうですが。(^^;)
1.は,たなびくストリングシンセの音がメインのゆったりした曲。
2.は,パーカッションのリズムの隙間を,コーラスや笛の音色が代わる代わる隙間を埋めている曲。
3.は,パーカッションと拮抗するように,ゆったりとなびく女性のヴォーカリーズや笛のような音色が入る曲。

(2012/01/28) △上に戻る

「DJ YOGURT / Sound of Sleep -Special Edition-」

  • 日本盤 MASTER OF LIFE MLCDV0001 (1CD+1DVD,2003/2009)
  • CD : 「Sound of Sleep By Yogurt (New Edition)」 TT:48'32 1.微風(2009Mix) (1'38") / 2.続・弦の響き(2009Mix) (9'38") / 3.Into THe Sound Of Sleep(Part.2) (4'12") / 4.満帆(Part.2) (4'50") / 5.Driftin'Sleepin'(Unreleased) (4'46") / 6.弦の響き(2009Mix) (8'05") / Bonus Track 7.楽眠(Taken From Upset's 2nd CD "Cruisin'With") (8'34") / 8.Like A Terry Riley(Unreleased) (6'47")
  • DVD : (CM-0028484)「vISION oF dREAMS by Betaland - Selected Music from CD "Sound of Sleep By Yogurt From Upsets"」 TT:33'22"

テクノ系でも,いわゆる「アンビエント」「チルアウト」といわれる分野の音楽は,リズム,ビートともに緩い音楽で,そもそも睡眠用音楽の宝庫ではあります。(^^;)
それにしてもこの盤は,自ら「睡眠の音」と銘打っているところがミソです^^;。
なんてったって,帯の売り文句の「毎日の快適な「睡眠」の為のBGMとして小さな音量で流してみてください…」って,まったく癒しCDじゃないですか。(^^;)

1,2.は,水の音で始まって、ごく短いフレーズがループになっている作風は,エコーがかかったような感じにも聞こえます。どことなくBrian Eno "Discreet Music"を思わせるところもあります。3.以下もシームレスにつながっていますが,同様の音響が続きます。
Track1から5まで区切られた,DVDの収録音源の詳細はわからないのですが,CDの収録音源の別バージョンのようです。
映像は「ビデオドラッグ」風の,色彩あでやかな抽象的なもの。

それでも,たいがいの「癒し系」CDに比べると,自己表現のようなものは強く感じられる作風です。「睡眠用音楽」としては微妙だと思うのですが,そこを別にすれば、テクノ的には秀作です。

(2009/09/17) △上に戻る

牧野持侑 Makino Jun「倍音浴 Echo of Silence」

「倍音浴 Echo of Silence」
  • 日本盤 Pinpoint PCD-001 (2005)
  • TT:62'35"
  • 1.Echo of Silence Part1(33'35") / 2.Singing Rin (Haeven & Earth)(11'07") / 3.Echo of Silence Part2(17'48")
  • 作曲・演奏:牧野持侑(クリスタルボウル,チベタン・シンギングボウル,シャンティチャイム,シンギング・リン)

牧野持侑 Makino Jun「睡眠浴 倍音浴2 Still Point」

「睡眠浴 倍音浴2 Still Point」
  • 日本盤 Pinpoint PHD-001 (2007) [ハイブリッドSACD]
  • TT:60'14"
  • 1.未知への扉 Eternally (for Genkichi-kun)(6'24") / 2.月虹 Moonbow (7'41") / 3.スティル・ポイント Still Point(5'28") / 4.新月の時 New Moon(5'35") / 5.サウンド・スリーパー Sound Sleeper(4'59") / 6.夢の風景 Dreamscapes(30'03")
  • 作曲・演奏:牧野持侑(アルケミー・クリスタルボウル,シャンティチャイム,シンギング・リン)

「クリスタルボウル」と呼ばれる,ちょうど仏壇のお鈴を大きくしたようなお椀型の水晶製の打楽器のソロ演奏を収めたCD。

「2」に「睡眠浴」と銘打っていること,「倍音浴」の演奏者自身の解説にも初めてこの楽器の音を長時間浴びた後の夜の眠りが深かったことを記しているので,「睡眠」のカテゴリーで採り上げました。
実際,能書き満載の解説(臨床家らによる効能の解説ほか,音響スペクトル分析,録音過程など)と言い,"ヒーリングCD"の典型。(^^;)

しかし,なめてはいけません。その音響たるや凄まじいものです。
ボウルを一度叩くと,延々と数十秒以上音が延び,しかもその音にだんだん倍音も加わって,極めて複雑な音響になっています。解説によれば,12インチ以上のボウルでは,基音のほか3つの倍音が鳴るのだとか。
それほど響きやすい楽器で,音の一音一音はごくごく間を開けて叩いています。結果,超ユルい音響が延々と続いています。

お鈴に音階をつけた「久乗編鐘」の演奏(別項参照)では,まだメロディーらしきものがありましたが,このCDではほとんどメロディーはありません。乱暴な言い方をすれば,倍音の渦巻く残響だけでできていると言っても言い過ぎではありません。(^^;)

各曲は,これ以上解説しようがないのですが(^^;),強いて言えばトラックが進むにつれて,だんだんと低い音から高い音が聞こえてくるようになっている感じもします。
「倍音浴」「2」とも最後のトラックの最後の最後にだけ,高い音色のチャイムの音を入れています。

「2」のジャケのにゃんこは,プロデューサー氏の愛猫「げんきち」君。「2」の録音前に22歳の長寿(!)を全うし,その1曲目を捧げられています。

<参考サイト>
(2008/06/05 改訂2008/08/08) △上に戻る

牧野持侑「時空浴 - 倍音浴3」 Jun Makino "072209 Total Solar Eclipse"

  • 日本盤 ピンポイント PCD-003
  • TT:57'29"
  • 1. ミュージック・フォー・エアポーツ 1/1 Music for Airports 1/1(16:44) / 2.オルフェウス Orpheus(3:44) / 3.皆既日食 Total Solar Eclipse(11:50) / 4.月の光 Moon Reflection(1:27) / 5.ミュージック・フォー・エアポーツ 1/1(テンポ58) Music for Airports 1/1 Tempo58(23'43")
  • 演奏:牧野持侑(アルケミー・クリスタルボウル) / 近藤郁夫(プログラミング,ミックス,編曲[1,5])
  • 録音年月日:2009年7月21日,22日

前記"クリスタル・ボウル"の演奏を収めた3作目。
2009年7月22日の「皆既日食」の時刻に合わせての録音もさることながら,Brian Eno "Music For Airports"のカバーという意表をついた企画。

音程のとりにくそうなクリスタル・ボウルですが,1,5.ではあのメロディーを再現できています。ソロで通していた前2作になかった,サポート奏者のシンセ入り。
5.の「テンポ58」は,片岡慎介氏(別項参照)の提唱する「月のテンポ」だったりします。オリジナル(♪=83)よりテンポは緩いはずですが,案外違いは感じられません。(^^;)

2.でも短く緩いメロディーを繰り返し奏でています。余談ですが,そのちょっと哀愁のあるフレーズは,アルゼンチン海外向け放送(RAE)の,放送前のシグナルにそっくりです。^^;
3,4.は,前2作に近いアブストラクトな倍音の響きに浸れる作風。

一ファン的に,クリスタル・ボウルの音に求めているのは,ドレミの音楽ではなく,干渉し複雑に変化しつつ延々と伸びる倍音のかそけき音色なので,メロディーを奏でるようになった本作はちょっと微妙。もちろん,その音色を堪能できることには違いないのですが…。

(2010/06/06) △上に戻る

川上ミネ「El Piano Durmiente 眠りのピアノ」

川上ミネ「El Piano Durmiente 眠りのピアノ」
  • 日本盤 TSF DOCZ-1826/1827 (2009/2012)
  • [午後の眠り Luna]
    • TT:62'31"
    • 1.コルドバの午後 Cordoban afternoon(5'27") / 2.清・水 KIYOMIZU-Agua purisima-(3'12") / 3.草ガ揺レル Yerba ebria(5'01") / 4.初恋のはなし First love(4'16") / 5.サンチアゴ巡礼の道 El Camino de Santiago(4'39") / 6.カマグエイの休日 Holiday in Camaguey(5'50") / 7.ためいき Suspiro(5'12") / 8.赤紫色のぬくもり Calidamente rojo, tirando a lila(4'23") / 9.冬星空 Crepusculo(4'16") / 10.月 Moon(4'57") / 11.Silence(4'19") / 12.サフランの大地 tierra de azafran(5'55") / 13.17時 "17'00" A las cinco en punto de la tarde(4'54")
  • [朝の眠り Sol]
    • TT:60'20"
    • 1.誰もいない花の野 Paramo(4'20") / 2.Wasa Wasa マナの海 Aqua-Mana(5'34") / 3.蓮の花咲く泉 La fuente del loto(5'13") / 4.青のワルツ Waltz azul(5'36") / 5.森 Forest(3'17") / 6.アンデスの雲 Cielo andino(5'48") / 7.メコン河の夕日 Mekong river(4'59") / 8.SAKURA(4'49") / 9.オリーブ木陰のシエスタ Siesta(9'35") / 10.ハビエル城の記憶 Castillo de Xavier(4'19") / 11.夏の葉 A summer leaf(6'42")
  • Produced by Mine Kawakami / Piano & Composed by Mine Kawakami
  • Recoeded by Javier Ustara, Musigrama (Madrid, Spain)

この盤の作曲,ピアノソロの演奏をしている川上ミネさんという人は,クラシックのピアニスト出身で,現在はスペインを拠点に活動している音楽家。
一見,ここで採り上げる「癒し系音楽」の人ではなそさうなのですが,このCDは一味違っています。

「眠り」というお題のCDなら多数ありますが,すべてピアノソロのオリジナル曲,しかも2枚組,約2時間というボリュームは,癒し系にしてはかなり挑戦的です。
しかも,この人,本作のリリース前の2007年,マドリードで聴衆をマットレスに寝かせたコンサートをやっていて,聴く人をホンキで眠らせようとするキアイが窺えます。(^^;)

2枚組CDは,午後に聴く"Luna"(月)13曲と,午前に聴く"Sol"(太陽)11曲という構成。全24曲,睡眠用音楽界の「平均律」なのでしょうか。(^^;)
曲は,大部分が5分前後で,いかにもそれ用のごくごく緩いテンポ,弱奏の続く曲ばかりです。
全曲あまりにもスローです。もしかして,本来2〜3分で弾ききれる曲を,わざとスローにしていたりするのでしょうか。(^^;)

こういうコンセプトゆえ,音程には大きな跳躍はないのですが,音色が中低音中心か高めの音中心の曲に大別できる感じです。
東洋系のテイストが一部の曲に感じられますが,作曲者の背景やタイトルから想像されるラテン系のテイストはさほど感じられません。十分過ぎるくらいとられている音の間合いに,日本的湿度のようなものもほどよく感じられたりします。
賛美歌的なシンプルなメロディーや,時折感じるロマンチックなうねりに,ラテン的なものも感じられなくはありませんが。

たいがいの「癒し系」が生野菜のサラダなら,これはじっくり煮込んだ野菜スープのような趣です。(^^;)
それでいて,決してくどくなく,心穏やかに聴けるのは,ひとえに練り上げられた音楽の良さの証かと。
睡眠をとるにしても,心の栄養は必要,ということで。
弱奏のピアノから紡ぎ出される音色の深さ,優しさが伝わってくる録音も優秀です。

(2012/10/01) △上に戻る

「θ波〜リラクゼーションのための眠りの音楽 Music Soporific」

  • 日本盤 アポロン (1991)
  • 作曲・編曲:山本純ノ介

「I 〜安らかな眠りのために〜」

「θ波〜リラクゼーションのための眠りの音楽 I 〜安らかな眠りのために〜」
  • APCE-5167
  • TT:50'47"
  • 1.時のしずく(13'51") / 2.まどろみ(10'00") / 3.童夢(10'36") / 4.静寂の時(16'18")
  • 指揮:山本純ノ介 / 演奏:Soporificial Orchestra

「II 〜眠りへのいざない〜」

「θ波〜リラクゼーションのための眠りの音楽 II 〜眠りへのいざない〜」
  • APCE-5168
  • TT:48'06"
  • 1.時空への旅立ち I(9'30") / 2.時空への旅立ち II(13'25") / 3.ファンタジック・ゾーン I(11'14") / 4.ファンタジック・ゾーン II(13'55")
  • 演奏:山本純ノ介

現代音楽を主に各方面で活躍している,山本純ノ介氏の手になる「癒し音楽」。(「Best The θ波Music」「アルファ波分析によるストレス解消の音楽」参照)

曲想はいずれもゆったりしたテンポで,明るさを感じさせるものですが,そこは現代音楽出身の作曲者,ただのイージーリスニングにはなっていません。

モザイクのようにフレーズを組み合わせた曲作りで,(良い意味で)メロディーをスナオに歌わせていません。
現代音楽的な響きは神秘的でもありますが,「眠りの音楽」にしてはちょっとテンションも感じられるかもしれません。
要するに「隠れ現代音楽」です。プログレのファンあたりには,大穴かもしれません。(と他人事のように言う>筆者^^;)

「I」は,オーケストラを使ったオリジナル曲。
ポップス系の楽器は使っておらず,ほとんどクラシックの印象を受けます。
編成は,1.は弦楽オーケストラ,2.はフルート+ピアノ+弦楽アンサンブル,3.はクラリネット+ピアノ+弦楽アンサンブル,4.は再び弦楽オーケストラ。
4.のオリエンタルな旋律が,なんともいい味わい。

「II」は,作曲者自身による,シンセの打ち込み。
曲の作り方は「I」とほぼ同様ですが,シンセの平たい音色のおかげで,かえって「眠りの音楽」に適した心地よさが出ています。

(2008/10/01) △上に戻る

「α波1/fのゆらぎ 眠りの音楽 海に抱かれて」

  • 日本盤 アポロン APCE-5449 (1996)
  • TT:46'34"
  • 1.Part I(10'58") / 2.Part II(10'17") / 3.Part III(10'34") / 4.Part IV(14'43")
  • 作曲・編曲:光氷櫓(MITSUHIRO)

1.は,波の音,鳥の声,リズムをとるハープの音色,揺れるように繰り返すシンセのコーラスのフレーズ,その上を転がるように流れるピアノの音,シンセのメロディー。
2.からは,波の音+シンセのコーラスに,短いフレーズを繰り返すチェレスタのような音,3.では再びハープとシンセの和音の繰り返し,4.で再びチェレスタ風音色が入ってきますが,音楽の構成に基本的に変化はありません。

音の一瞬一瞬はとても良い感じなんですけど,この音楽で46分丸ごとは,眠気を覚える前にちょっと飽きてきます。(^^;)
あるいは,波の音メインにして,音楽をうっすら入れていたら,ちょっと違っていたかも。

(2008/06/14) △上に戻る

「α波1/fのゆらぎ 眠りの音楽 緑に包まれて」

  • 日本盤 アポロン APCE-5450 (1996)
  • TT:46'53"
  • 萌ゆる森―新緑 1.Part I(11'38") / 2.Part II(10'21") / 3.Part III(8'11") / 4.Part IV(16'41")
  • 作曲・編曲:光氷櫓

前後の記事でも採り上げた,光氷櫓氏作曲の「眠りの音楽」。
この盤では,タイトル通り,山地の渓流を思わせる緩い水の流れと鳥の声の音を背景に,4トラック,同一テーマを構成を変え,進めています。
シリーズ中では,一番音が緩く聞こえますし,構成もそれなりに凝ったものになっています。

1.は,ギターのアルペジオの繰り返しと,その上を滑るようにメロディーを流していくストリングシンセが,少しずつ展開しながら進みます。
2.以降は,音色が少しずつ薄くなっていきます。
2.は,1.のメロディーをクリスタル・サウンド風の音色で,3.はコーラスの音色で,さらに4.では,テンポもごく緩くベルのような音色のメロディーだけになり,そっとフェードアウト,川の流れの音だけが残って終わります。

(2011/12/04) △上に戻る

「α波1/fのゆらぎ 眠りの音楽 空にゆられて」

  • 日本盤 アポロン APCE-5451 (1996)
  • TT:48'00"
  • スカイブルーの風 1.Part 1(10'56") / 2.Part 2(10'38") / 3.Part 3(10'30") / 4.Part 4(15'54")
  • Music Composed, Arranged and Performed by Mistsuhiro(光氷櫓)

ジャケは,上空から見下ろした,海の上に浮かぶ雲の写真。
サブタイトルの「空にゆられて」というのは,響きの良い言葉ではありますが,よく考えてみると何だか意味不明。(^^;)

1〜4.は,多少アレンジは変えていますが,ゆったりしたテンポのまま,ひとつながりになっています。

1.は,聞こえ始めるまで20秒近くかかるほど,音がゆっくり立ち上がってきます。波打つようにゆっくり繰り返すストリングシンセの上に,さらにストリングシンセのメロディー。
2.は,ミニマルな繰り返し音の背景に,うっすらとシンセの音がたなびいています。
3.は,再び1.同様の緩く繰り返すストリングシンセを背景に,ホルンのような音色でメロディーが入ってきます。
4.は,2.の繰返しパターンが再び現れ,前半は2.同様の展開,後半からは1.のようにゆったり繰り返すブラスっぽい和音の音色と入れ替わり,ゆっくりとフェードアウトしていきます。

作曲の光氷櫓氏は,癒し系音楽では相当数の仕事をこなし,作品は常に水準以上のものですが,筆者的に苦手なベタなメロディーが目立つ芸風で,本作もその一つ。
ただし,本作では緩いテンポを通しつつ,上記のように飽きさせない構成,メロディーの目立たない音のバランスもあり,聴き通せました。
意外とじわじわ好きになれそうな一枚。(^^;)

(2010/05/23) △上に戻る

「快適安眠 / マインドセラピーシリーズ5」

  • 日本盤 キープ MSS-705 (2001)
  • TT:45'10"
  • 1.風薫る草原(13'39") / 2.ラベンダーの風(10'17") / 3.ワインの香り(12'00") / 4.快適安眠(9'12")
  • 企画・制作:ファーストミュージック

制作・発売元は,見慣れた駅のワゴンの1,000円CDでおなじみのところ。(^^;)

収録曲は,音数少なめ,ミニマル的繰り返しの多いアレンジになっています。
薄く緩い音は,枕元で聞くのに過不足なくいい感じです。
作曲・演奏者のクレジットはないため,海外原盤かオリジナルかは不明ですが,ほんのり感じられる湿度のようなものに,日本(もしくは東アジア)の風味を感じます。(^^;)

1.は,ごくごく緩いテンポで低く繰り返される,ストリングともコーラスともつかない音色のフレーズで始まります。さらに他の音も重なっていき,ところどころポーズも入りながら進行,最後はまた冒頭の音に戻るという,アレンジの教科書的構成。(^^;)

2.は1.と同様の構成ながら,シンセの繰り返しの上を漂うようなギターの音色が特徴的。

3.はサティ風のピアノソロ。曲の作りは他と同様,というか,この手の音楽へのサティの影響の大きさを改めて認識。(^^;)

4.は,前半はギター2つの音色で,左にメロディー,右にリズムがきっちり分かれて聞こえます。後半はストリングシンセの持続音の上を,前半と同じギターの繰り返しフレーズが漂っています。

(2010/02/21) △上に戻る

「睡眠薬「ゾディアック」-黄道12宮- Takashi Toyoda "Zodiac"」

  • 日本盤 キング KICP 2010 (1985/1990)
  • TT:47'59"
  • 1.Capricornus やぎ座(4'00") / 2.Aquarius みずがめ座(4'00") / 3.Pisces うお座(4'00") / 4.Aries おひつじ座(4'00") / 5.Taurus おうし座(4'00") / 6.Gemini ふたご座(4'00") / 7.Cancer かに座(4'00") / 8.Leo しし座(4'00") / 9.Virgo おとめ座(4'00") / 10.Libra てんびん座(4'00") / 11.Scorpius さそり座(4'00") / 12.Sagittarius いて座(4'04")
  • 豊田貴志:バイオリン,シンセサイザー,パーカッション,エンジニアリング

解説には「1985年,キングレコードでは,世界で初めて音楽を聴くことによって,人間の脳波に現れる変化,特に私達の心やからだがリラックスした時に出現するアルファ波を計測しながら作曲された音楽を発売しました」と書いてあります。
解説には,確かに頭にピックアップを取り付けた作曲者,豊田貴志氏の写真もありますが…。

内容は,豊田貴志氏のバイオリンをフィーチャーした,ゆったりしたテンポのシンセサイザー音楽。同じテンポできっちり4分の長さの各曲は,隙間なくつなげられています。

1985年と言えば,まだ「癒し系」などという言葉もなく,"睡眠"といった機能性を持たせた音楽もそれほど出ていなかったことも確かです。
ただ,今になって聴くと,喜多郎などと同類のイージーリスニング寄り,"睡眠薬"というには表現が強すぎる音楽で,ちょっと強引な感じもします。(^^;)

(2008/05/19) △上に戻る

「Mind Tranquility Series - Crematis - 快適睡眠」

  • 日本盤 キング KICS 2364 (2001)
  • TT:55'09"
  • 1.Crepis(13'13") / 2.Sage(12'08") / 3.Iberis(15'08") / 4.Crematis(14'38")
  • Orchestra Moonshadow / all compositions : Yuhki Nakajima

「1/fゆらぎ」とか「バイオサイバネーション法」といったゴタクは並んでいるものの,音楽自体は環境音楽というには,やや作り込み過ぎ感もあるシンセ音楽。^^;
とは言え,3.のように鳥の声などの自然音も織り込まれたりもする,テンポのユルいステキなBGMではあります。

よく見れば,作曲は知る人ぞ知る,元「へヴィ・メタル・アーミー」のキーボード,中島優貴氏(この種の音楽を大量生産しています),共同プロデュースは,あの懐かしきキングの「ユーロピアン・ロック・コレクション」のライナーで名を馳せた,たかみひろし氏。 なんか,妙なところで感じるところのあった,トシを取ったロックファンの筆者でした。^^;A

(2008/05/19) △上に戻る

「心にきく薬奏 サブリミナル効果による 安眠」

  • 日本盤 ジェニック GEAA-1007 (2002)
  • TT:52'57"
  • 1.海上の星たち(5'24") / 2.夜空(5'17") / 3.月あかり(8'00") / 4.静寂(10'34") / 5.流れ星(10'30") / 6.無想(13'08")
  • produce:植地雅哉

実は,トラック1.から5.までは,バンダイから出ていた「Best of Healing Music 〜特効音薬〜 サブリミナル効果による 安眠」(別項参照)と同一音源。
それに6.が1曲追加されて,プロデューサーが経営する会社から発売されています。

余談ですが,同じプロデューサーの「特効音薬」は,アポロンから出ていたり(「特効音薬 サブリミナル効果による集中力強化」参照),このジェニック盤では「特効音薬」は4タイトルに絞られ,他は「薬奏」のシリーズになっていたり,けっこうリリースがややこしいです。^^;A

それはそうと,この盤で追加された13分に渡るトラックは,ピアノの音中心の他のトラックと異なり,ゆったりと流れるシンセのコーラスの音色のみで構成されたもの。
即興一発で録られていそうな,とりとめのない曲ですが,これがめちゃめちゃ耽美^^;。それがまた,ココロ洗われる波の音にまみれて聞こえるのですから,もうたまりません。
どうして,このノリでアルバム一枚まとめてくれないのよ。(^^;)

(2009/04/05) △上に戻る

「究極の眠れるCD - Ultimate Sleeping CD」

  • 日本盤 デラ MF-3901 (2002)
  • TT:60'04"
  • 1.深き眠りへ… Part I(9'57") / 2.Part II(13'39") / 3.Part III(16'23") / 4.Part IV(20'03")
  • Sound Produced by "Rumors Ambient Project" (Eiichi Terasawa, Shutaro Hoshino)

「究極」とは,すごいタイトルです。これで寝たが最後,二度と目が覚めない^^;,てなことはさすがにないでしょうけど。
ナカミは,ごく普通のメロディーを持った明朗で穏やかな音楽+自然音(せせらぎ+鳥や虫の声+雨音)。 全体は切れ目なくつながっていますが,構成はトラックごとに変化していきます。

1.は,解説によると「心身のリラクセーション」の段階。まずは,せせらぎ+キツツキのドラム音が聞こえる森林の音から。じきに,エレピやアコギターの音色中心の,わかりやすいメロディーを持った音楽が入ってきます。
2.は「まどろみの状態」の段階。自然音はせせらぎがメインになり,音楽もやや繰り返しの多い牧歌的な感じになります。終盤では,せせらぎの音と鳥の声の自然音だけになります。
3.以降は「深い睡眠状態」の段階。自然音は波の音だけになりますが,よく聴くとごく高い音で「しゃらしゃらしゃらしゃら」と効果音的な音も聞こえます。後半,ストリングシンセの持続音中心のゆったりしたテンポの音楽が入ってきます。音楽が全編このノリだったら,筆者的には愛聴盤になったんですが。(^^;)
4.は,再び波の音だけになってシメ。

総じて音楽が音楽音楽しすぎ,通俗的すぎるのと,全体の構成に凝りすぎた感じが筆者的には不満。
ただし,そんな筆者の趣味を別にすれば^^;,よくできたイージーリスニングのCDではあります。筆者とは逆に,アバンギャルドなもの,ミニマルなものが苦手な人には,安心して枕元で聞ける音楽です。

(2008/06/28) △上に戻る

「すぐ眠れるCD付 パワーアップ快眠法」

  • CDブック(ソフトカバー/B6判/160p/\1,300+税)
  • 志田美保子・著
  • 中経出版 (2005年10月1日初版発行)
  • TT:55'21"
  • 1.快眠体操(7'05") / 2.おやすみ呼吸法(3'02") / 3.マーラー 交響曲第5番 嬰ハ短調 第4楽章:アダージェットより抜粋(9'05") / 4.ドヴォルザーク 交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」作品95 第2楽章:ラルゴ より抜粋(2'16") / 5.バッハ ゴルトベルク変奏曲より抜粋(24'11") / 6.バート&ジョー・ウルフ「トランジションズ」より抜粋(5'00") / 7.シング・コウル&キム・ロバートソン「クリムゾン・コレクション Vol.6&7 祈り/祝福」「祈り」より抜粋(4'40")
  • 演奏:アントン・ナヌート指揮,リュブリャーナ放送交響楽団(3) / リボル・ペシェク指揮,スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団(4) / ピアノ:遠藤志葉(5)

著者は,表紙に「眠りコーディネーター」と肩書が付き,他の出版社からも睡眠関係の著書が出ています。
本の内容は,睡眠に関する基礎知識から,生活習慣,就寝時の準備等,睡眠に関する情報を網羅しています。この種の書籍にありがちな,アヤシイ商品を宣伝するような記述はほとんどありません。

付録CDの1〜2.は,本書内に解説のある,寝る前の準備運動など。いずれも女性の声(著者自身か?)で,体の動きなどの指示があります。そのバックには「癒しCD」にありがちな,シンセ演奏が流れていますが,2つとも同じ音です。音楽は,わかりやすいメロディーがついていて,アンビエント度はさほどありません。

3〜5は,テンポの緩さで選ばれたと思われるクラシック。どれもベタとも言える有名曲ばかりです。3,4.の演奏ですが,よく駅のワゴンで1,000円で売られていた,"Pilz"レーベルの音源ではと。(^^;)
5.はもちろん「眠りの音楽」と言われていますが,"抜粋"にしては全曲の半分近くが収録されていたりして。

6,7.は「試聴版」として市販CDの一部を抜粋したもの。
6.はこの「胎内音」,アンビエント的にむちゃくちゃステキです(なので,CDを入手して別項でレビューしてしまいました。^^;A)。
一方7.は,ケルティック・ハープに女声の"クリスタル・ボイス"で,通俗的に過ぎる感じがしますが。

(2009/05/16) △上に戻る

「快眠 Music of Esthetics」

  • 日本盤 デラ MEE-405 (1997)
  • TT:45'48"
  • 1.a current〜潮流(15'33") / 2.the blue〜蒼い海(13'36") / 3.the feel of synchronization〜深き眠りへ(16'37")
  • Music Composed, Arranged and Performed by Mitsuhiro

数多くの癒し系音楽を出している"光氷櫓"氏の作品。
氏の作品は,音楽としてはベタな感じのものが多いのですが,本作は「快眠」のコンセプトもあって,展開やメロディーの緩い,筆者好みの音楽に。(^^;)

1〜3.とも,背景には波の音が入っています。
全体の構成としては,曲は各15分前後,1曲ごとに音が薄くなっていく感じです。
サウンドは,丸く柔らかい音に仕上っています。

1.は,波の音を背景に,主にピアノと重めのストリングシンセの音が,ゆったりと同じフレーズを繰り返して進む音楽。
2.も同様ですが,始めはストリングシンセ,中盤でチェレスタ風の音が主導します。
3.は,基本的に,やや低めのチェレスタ風の音色の繰り返しフレーズのみ。中盤から隙間を埋めるように,ストリングシンセなども入ってきますが,さしたる展開もなく何となく終わっていきます。

(2010/03/14) △上に戻る

「入眠サポート「自然音で眠りたい」」

  • 日本盤 デラ MF-3905 (2007)
  • TT:60'07"
  • 1.穏やかな時の中へ…(12'08") / 2.(13'11") / 3.(15'31") / 4.(19'15")

全編自然音の睡眠用CD。
「収録されている自然音には,元来自然の持つ1/fゆらぎと共に,眠りに誘うような独自のゆらぎ(1/f2[エフジジョウブンノイチ]ゆらぎ)を施して」いるとのこと。

1.は「ちょぽちょぽちょぽ」というせせらぎの水音に鳥+虫の声。
2.はせせらぎの音のみ。少し水量が多くなった感じの,穏やかな水音になります。
3.もせせらぎで,前半はずっと水量の多い「さぁーっ」という感じの音と,手前で聞こえる「とぷっ,とぷっ」という水の音。後半,水の音も変わって鳥の声も聞こえます。
4.は,川,川,川と続いて,最後はなぜか波^^;。

CD全体のこういう流れが正解なのかわからないのですが^^;,どのトラックも癒しCDにありがちな心地よい音には違いないです。

(2008/06/28) △上に戻る

「サブリミナル効果による 安眠 「波」 Mind Control Sound - Sleeping」

  • 日本盤 デラ SBB-101 (1995)
  • TT:60'04"(1トラック)

「安眠」とは謳っているものの,ナカミは全部波の音。それ以外に変わったところはありません。
これなら,他の波の音のCDでもいいのでは,とか思ったりもしなくはありませんが。(さすがに,サブリミナルメッセージの効き目はわからんし^^;)

「さあ〜〜っ,さぱぁ」という,穏やかな砂浜の波の音です。最初から最後まで,変化を感じるところはありません。

(2008/06/28) △上に戻る

「眠れる夜 - あなたに代わってひつじ数えます」

  • 日本盤 東芝EMI TOCT-6616 (1983/1992)
  • TT:75'54"(1トラック)

その昔から,眠れないときは「羊が1匹,羊が2匹…」と数えていくと眠れるという話はありますが,まさかこんなものを本当にシナモノにしていたとは。(^^;)

男性によるナレーションは,本当に「羊が一匹」から「羊が千一匹」まで数え上げます。
そのBGMには,ごくシンプルなシンセのメロディーの繰り返し,さらに「がたんがたんっ」という電車の走行音のような音を伴っています。電車の中ならよく眠れる,というサラリーマン的哀愁のにじんだアイデアでしょうか。(^^;)

で,「羊が千匹」と言ったところで,語調がちょっと強まります。そして,羊を千一匹まで数え上げた後は…,このオチは76分間聴ききったあとの楽しみにしておきますか…。(^^;)

(2008/05/19) △上に戻る

「シルバーヘルスコントロール Good Sleep Good Night 夜眠れないあなたのために」

「シルバーヘルスコントロール Good Sleep Good Night 夜眠れないあなたのために」
  • 日本盤 東芝EMI TOCZ-5112 (1993)
  • TT:44'27"
  • 1.高原での昼寝(22'10") / 2.波にゆられて(22'10")
  • 作・編曲:山口龍夫(1),赤坂東児(2)
  • 演奏:アンサンブル・アカデミア

パンツ一丁で寝っ転がってる外人のジイさんのジャケは,買う気が衰退するものの^^;,実は環境音楽的には桃源郷です。

1.は,カッコウの声やら鳥の声がする中,ピアノの合いの手が入りつつ,バイオリン風の音色のメロディーが延々続く緩い緩い音楽。
2.は,波の音を背景に,これまたシンプルな管楽器っぽい音色の,これまた緩い緩いテンポのシンセのメロディーが繰り返される絶品。

解説書には,このCDを不眠を訴える老人37人に聴いてもらったとして,75%の人が"いつもよりよく眠れた"とし,"かえって不眠がひどくなった"人は0%としています。
個人的には,将来はこういう音楽でかえって寝つけなくなるヘビメタおやじが現れるのではないかとか(それは自分のことか^^;),余計なことも思ったりします。(^^;)

(2008/05/19) △上に戻る

「セルフ・コントロール・ミュージック 不眠 <スリープ・リラクセーション>」

「セルフ・コントロール・ミュージック 不眠 <スリープ・リラクセーション>」
  • 日本盤 東芝EMI TOCZ-5147 (1995)
  • TT:44'41"
  • 1.Tide(潮騒)(21'05") / 2.Sea-Bed(海底)(23'33")
  • 演奏:Inoyama-Land

「眠れない人のためのリラクセーション・ミュージック」です。
大々的に名前が出ていませんが,演奏はヒカシューの元メンバー,井上誠(「ゴジラ伝説」が有名)と山下康によるユニット,イノヤマランド。シンセファンなら,をっ,という名前ではあります。
イノヤマランドは,東芝EMIの「セルフ・コントロール・ミュージック」のシリーズの多くの曲作りをしているようですが,その中でも「不眠」は名作中の名作。

1.は,波の音にピアノとシンセの繰り返しのメロディー。
2.は,1.から波の音がつながって,水中のクジラの声が織り込まれるトラック。こちらは,シンセの長くたなびく音が中心。Vangelis "L'apocalypse des Animaux"(「動物の黙示録」,1973)のLPB面を思い起こさせる茫洋とした世界。

2曲とも,解説のしようがないくらい凝ったところがない^^;ところが評価の分かれ目か。
聞き入るよりは,こうした用途のために"そこにある"音という位置づけかなと。

(2008/05/19 2012/01/03一部改訂) △上に戻る

「フィットネス・サウンズ1 スリーピング・ミュージック」

フィットネス・サウンズ1 スリーピング・ミュージック
  • 日本盤 ビクター VDR-25199 (1989)
  • TT:45'25"
  • 1.Sleeping Music No.1(21'52") / 2.Sleeping Music No.2(23'22")
  • 作曲・演奏:大野恭史

中古レコ屋で,激安の魅力^^;+ジャケのセンスで買った一枚。
タイトルどおり,快適な睡眠を目的に作られ,実証実験までやったことも解説に記されています。しかし,これが単なる耳障りの良いばかりのヒーリングミュージックではなかったのでした。

とにかく音数が少ないです。2曲とも1分間40拍の超スローテンポ(解説によると人間の脈拍の約半分),さらにシンセでゆっくり立ち上がる音色でごく短いメロディーを繰り返すのみ。
とくに1.は,音色はほとんど正弦波の単音,しかも和音さえ現れるのが繰り返される短いメロディーの一部分だけというところまでそぎ落とされています。
2.は,1.に比べれば音色もハーモニーもついていますが,シンプルなメロディーの繰り返しということでは,1.とツクリはほぼ同じです。

睡眠を促すため刺激を抑えたとは思うのですが,とりわけ1.の音のそぎ落とし方には,突き詰めた表現さえ感じられます。また,極端に遅いテンポのシンプルなメロディーは,果てしなく引き延ばされる"賛美歌"のようでもあります。
ワタシはこの音に少しでも長く浸っていたくて,夜な夜な睡眠時間を削ってしまうのでした。(^^;)
ヒーリング・ミュージックたるもの,その正体はアンビエント・ミュージック,良い音楽は良い,と結論。

(2008/01/30) △上に戻る

「マインド・コントロール・ミュージック VOL.16 眠り アコースティック・バージョン」

  • 日本盤 VICG-5301 (1993)
  • TT:49'35"
  • 1.C'est une nuit tranquille(8'54") / 2.Langsam Herrenhauser(9'59") / 3.Berceuse(7'21") / 4.Sleeping Music NO.3(13'29") / 5.Sleeping Music NO.4(9'29")
  • all music composed & arranged by Kyoji Ohno

大野恭史氏による,前述「Sleeping Music」の続編的位置付けの1枚。ただし,こちらはアコースティック楽器メイン。
目的からして,穏やかな音楽が延々続いています。各トラック間の間を十分とっているのも,いいところかと。

おもしろいのは,解説に各曲の発想モトが"Inspired from…"と記されていること。
1.が"Les Amants Du Pont Neuf"(映画が好きな人ならおわかりかと),2,4.は"Music of J.S.Bach, Baroque Music",5.には"Music of Brian Eno"とあります。

1.は作曲者自身による,情感的でも機械的でもないニュートラルなピアノソロ。
2.は弦楽四重奏での「ゴルトベルク変奏曲」のテーマの「スローモーション」。もっと徹底してスローにしていれば,Obscureレーベルに入れても良さそうな感じですけど。(^^;)
3.も作曲者のピアノソロ。"子守歌"なんですが,淡々としたリズム,テンポの演奏は,ずっとサティっぽいかも。
4.は再び弦楽四重奏。ゆっくり,というより重ささえ感じるテンポで,さして展開もないフレーズが続いていきます。「No.2」をアコースティックでやっている感じです。バイオリンがメロディーを繰り返し奏でていますが,アンサンブルの中にとけこんでいて,浮いて聞こえることはありません。本作のベストトラック。
5.のみシンセとピアノのアンサンブル。これは,繰り返されるピアノの和音のフレーズがちょっと強すぎる感じもします。バックで立ちこめているシンセだけだったら,すごくアンビエントでよかったのに。(^^;)

(2008/06/14) △上に戻る

「トランジションズ Transitions - Soothing music for crying infants- Lulls children to sleep」

「トランジションズ」
  • 日本盤 プレム・プロモーション PRT-0081 (1987/1995)
  • TT:57'59" (1トラック)
  • 1.Transitions
  • Exective producer : Fred J. Schwaltz, M.D.
  • Music composed andrecorded by : Burt and Joe Wolff

「赤ちゃんを眠りに誘う音楽」というフレコミのCD。
この日本盤のインレイカードには,効用がいくつか書かれていて,曰く「出産のプロセスを促進」,「赤ちゃんの発育成長」,「大人にとっても鎮静・睡眠作用」等々。

そのサウンドの素材は「赤ちゃんにはなじみぶかい「子宮内血流音」」というもの。
それが,なかなかなアンビエントというか,インダストリアルというか^^;,そんな凄いサウンドです。

ごく緩くうねる「こぉぉぉぉぉ」という音,血流音らしき「くわっ,くわっ,くわっ」という速めのシークエンス音がしています。
「空の音」で採り上げた,"NASA Space Sounds"や「コスモサウンドシリーズ」のノリです。

そして,それと同じくらいの音量で,緩くたなびくコーラスの音色のシンセが漂っています。 メロディー,リズムも緩くぼんやりしていて,ほとんど展開もないので,ジャマになっていません。
シンセのシークエンスは,血流音のシークエンスの半分のテンポになっていて,胎内音に合わせてよく練られたものとわかります。

解説によれば,胎児はこんな脈動音を,85〜95デシベルという騒々しい工場の中の音に匹敵する音量で聞いているというのですから,オドロキです。
しかし,この原初体験にもとづく効用がホントなら,人類みなこの種の音楽のファンになってても良さそうなものですが…。(^^;)

(2009/05/16) △上に戻る

「トランジションズ 2 胎内宇宙」"Transitions 2 - music to Help Baby Sleep With Womb Sounds Soothes Crying Babies"

「トランジションズ 2 胎内宇宙」
  • 日本盤 プレム・プロモーション PRT-0082 (1990/1995)
  • TT:58'36" (1トラック)
  • 1.Transitions 2
  • Exective producer : Fred J. Schwaltz, M.D.
  • Music composed and recorded by : Burt and Joe Wolff / Vocal : Susan Marriott

なんと,胎内音+アンビエント音楽の第二弾。

こちらは,前作同様の「くわっ,くわっ,くわっ」と脈打つ胎内音に加えて,「妊婦の呼吸音」も入っているとか。実際「ふぉぉぉぉぉっ」と,風のような低く繰り返しうねる音が聞こえています。
さらに「本物の女性のトレーニング・ボイス」も加わっています。ただ,シンセも前作同様コーラスの音色を多用しているので,それほど目立つ感じではありません。(^^;)

サウンドはほぼ前作同様ですが,前述の要素もあって,胎内音,音楽ともに多少厚みを増しています。そこに微妙に好みが割れるかもしれませんが…。

日本語解説では,女性の声をなぜか「トレーニング・ボイス」としていますが,英文クレジットでは単に"Vocal"です。スキャットのみで催眠誘導はしてません。念のため。

(2010/08/13) △上に戻る

バート&ジョー・ウルフ「ナイト・ライト」 Bert and Joe Wolff "Night Light"

  • 日本盤 プレム・プロモーション PRT-0083 (1994)
  • TT:53'08"
  • 1.ナイト・ライト Night Light(6'10) / 2.ロイヤル・ドリーム The Royal Dream(5'23") / 3.グレート・スカイ・リヴァー〜天の川 Great Sky River(5'07") / 4.ハート・ウェイ The Heart Way(6'51") / 5.カリブの月 Carribean Moon(7'40") / 6.ヤシの木たちにきいたこと Heart of Palms(4'40") / 7.クラウドランド・キャニオン Cloudland Canyon(6'02") / 8.魔法のように Warm Spell(6'14") / 9.星の輝く海 Starry Sea(4'59")
  • All compositions written and performed by B. Wolff except "Caribbien Moon" written by B. Wolff & D. Hita and "Heart of Palms" written and performed by J. Wolff, bass by Don Ruiz
  • All compositions (p)1993 by Wolff Bros. Music

これまた「くわっ,くわっ,くわっ」と鳴り続ける「子宮内血流音」+音楽で,鎮静,睡眠を促すシリーズの一枚。タイトルの「ナイト・ライト」は,寝室のスモールライトのこと。

本作は,なぜかカリブのイメージで作られたもので,血流音のほか波の音も収録されています。
音楽は,血流音のテンポに合わせた穏やかなものながら,いかにも南国的なメロディー,アレンジがなされていて,一頃のフュージョンを思わせる音でもあります。
夜寝る時のオトモには,魔術がかったアブストラクトな音響よりは,普通の音楽をという人向け。(^^;)

(2011/01/10) △上に戻る

「不眠が治る「魔法の音」CDブック」

  • CDブック(ソフトカバー/A5判/140p/\1,500+税)
  • 篠原佳年・著
  • マキノ出版 (平成17年11月27日初版発行)
  • TT:36'22"
  • 1.雪(2'34") / 2.備長炭風鈴のある風景(2'11") / 3.モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調第2楽章(8'44") / 4.ブライト・スノー(3'23") / 5.埴生の宿(2'22") / 6.南の島の風鈴のある風景(2'08") / 7.庭の千草(2'37") / 8.小田原風鈴と南部風鈴〜遠き思い出(5'10") / 9.ふるさと(2'07") / 10.砂嵐音(5'06")
  • サヌカイト演奏:臼杵美智代・編曲:秋岸寛久(1,5,7,9) / 作曲・風鈴演奏:吉田慎(2,4,6,8)

あまたある「不眠」対策本にあって,風鈴とサヌカイトの音のCD付という,ちょっと変わった一冊。
本書の内容の大半は,ごく真っ当な心地良い睡眠のための生活上の注意点などが解説されています。

ただし,3,000Hz以上の"高周波音"が「空気が数多く振動する分,エネルギーが高い」とし,その音をとり入れると「脳から快楽物質のβ−エンドルフィンを分泌させ」るという著者の主張が,ちょっと他とは違ったところです。(^^;)
そこで,自然石を使った打楽器"サヌカイト"や風鈴の出番となるわけです。

1,5,7,9.は,おなじみの唱歌を,サヌカイト独奏でアレンジ。曲はベタなんですが^^;,サヌカイトの音色は心地よいです。メロディをぼかしたオリジナル曲だったら,もっと良かったんですが。
2,4,6,8.は,風鈴の演奏。
2.は川のせせらぎの音と,6.は「こぉぉぉぉ」という風のような音と,ランダムな風鈴の音で,なかなかアンビエントないい味わい。
4,8.は,シンセ演奏と風鈴ですが,甘いメロディーのシンセの演奏がちょっとミスマッチ気味かと。
ラスト10.は,なんと,ただのホワイトノイズです。よく眠れない時に,FMラジオでこれを聞いてという話はありますが,ホントに収録してます。(^^;)
こういうCDの中では,3.のモーツァルトは,かえって異質かつ唐突です^^;。

(2009/05/16) △上に戻る

苫米地英人「脳機能を活性化する「超」快眠術」

  • CD付書籍
  • 牧野出版/A5判ハードカバー/106ページ/2010年1月20日第1刷(2009年12月22日発売)
  • [DISC.1] 心地よい眠りにつけるパワースリープCD
    • TT:60'23"
    • 1.C'est dificile(14'18") / 2.ecologue(16'03") / 3.Go round(14'56") / 4.Mist(15'04")
  • [DISC.2] すっきり目覚めるパワーウェイクCD
    • TT:59'43"
    • 1.Feel(14'23") / 2.ao-iro(14'55") / 3.aida(15'40") / 4.Lounge gates(14'43")
  • musik by やうこ

自己啓発系から,さらに勉強法,ダイエットまでCD付書籍を怒涛のようにリリースしている"脳機能学者"苫米地英人氏(「苫米地」ページ参照)の,これは睡眠本です。

一言で言えば普通の睡眠本。類書同様の,常識的なことばかりが記されています。
他の苫米地本なら,どこかぶっ飛んでいるものなので,意外(巻末に,おまじないっぽい"アイコン"があることはありますが…)。(^^;)

付録は,苫米地氏が制作・監修した60分収録のCDがなんと2枚。曲は,他の苫米地本の付録CDでも優れた作品を提供しているソングライター・やうこさん。
本の内容より,付録CDが総力戦の様相を呈しています。(^^;)
ちなみに,このCDには「特殊音源」は謳われていません。

DISC1の1,2.は,ロマンチックなピアノソロ。1.は,予想に反してのっけからアップテンポでガンガン弾きまくります。目が覚めそうです^^;。2.は,冒頭にドビュッシー的な響きもある緩いテンポの曲。
3.は,無機的なリズムマシンにピアノとシンセの音が乗っています。ベース音も入ってない音数の少なさ,バックで唸るノイズといい,ほとんど作りかけデモテープです。(^^;)
4.はストリングシンセとエレピの音に始まり,リズムマシン,ピアノの音も入って展開します。この曲も,デモテープっぼい音の粗さが。A^^;

DISC2の1.は,ピチカート音がリズムを刻み,ストリングシンセ,ピアノが絡まる,ちょいエンヤ風^^;。
2.は,冒頭でアルペジオが駆けずり回る,リズミカルなピアノソロ。
3.は,加工されたピアノらしき音色のメロディーを繰り返しながら進行する,ちょい実験的作風。
4.もデモテープっぽく,単純に繰り返すリズムマシン,ベース音に,即興でキーボードの音を乗せています。

その総力戦の結果は如何に…ですが,15分の長尺の曲,しかもそれを8曲というフォーマットにしては,練り込みが足りない曲もあって,そうした曲を並べたCDの構成にも無理が感じられます。
ただ,一連の苫米地CDで,やうこさんのファンになってしまった筆者的には,デモテープの如き音に制作過程が垣間見えるようで,ちょっと楽しかったりしますけど…。A^^;

(2009/12/27) △上に戻る

「一瞬で心と体を癒す「クリスタルボウルの響き」CDブック」 "The Healing Tones of Alchemy Crystal Bowls"

「一瞬で心と体を癒す「クリスタルボウルの響き」CDブック」
  • CD付書籍 (A4判/48ページ)
  • マキノ出版ムック「ゆほびか」特別編集 (2011年8月10日第1刷発行,8月1日発売)
  • 牧野持侑(著)
  • 一瞬で心と体を癒す「クリスタルボウルの響き」CD 完全版
    • TT:50'50"
    • 1.East Wind - 東風(19'36") / 2.Sunset - 残照(17'00") / 3.Awakening - 覚醒(14'12")
    • アルケミー・クリスタル・ボウル演奏:牧野持侑 / 録音:角田郁雄 / 制作:ピンポイント

「高純度の水晶を主原料とし,そこに多種多様なパワーストーン,貴金属,鉱物などを混合した,ボウル状の楽器」(本書p.1),「アルケミー・クリスタル・ボウル」(別項参照)の演奏を収録したムック。

表紙のタタキ文句は「聴くと猛烈に眠くなり,不安・痛み・苦しみが消える!」。
表紙に「医師もすすめる完全版CDつき!」とも謳ってますが,本書を読んでも意味不明なんですが,「完全版」って。(^^;)

音源は,今回初出と思われる3.の他は,月刊誌「ゆほびか」の過去発売の,1.が2011年5月号,2.が2010年12月号の付録収録の曲。
それにしても,めいっぱい聴けて880円ですので,お買い得です。

CDで聴ける牧野氏の最近の演奏は,チューニングされたボウルでメロディーを奏でる傾向があったのですが,このCDの選曲は,初出のものを含めむしろ不定な音響のもので,ボウルの複雑な倍音の音色を聴かせるものになっています。

初出の3.は,東日本大震災の犠牲者に音を手向けるため購入したという,17インチ(約43cm)のボウルを使った演奏。1st,2ndアルバムにあった過激ともいえるカオスさよりは,澄んだ音色を感じさせられます。

本書の相変わらずのぶっ飛びまくった効能の解説も楽しめますが^^;,フルカラーで収録された色とりどりのボウルの写真も,目を楽しませてくれます。

(2011/08/03) △上に戻る

Steve Wingfield with Dr. Lee R. Bartel "The Science of Sleep"

  • カナダ盤 Avalon Music 21183 (2001)
  • TT:51'11"
  • 1.Deepening Blue(7'47") / 2.Moonrise(11'09") / 3.Nocturne(10'58") / 4.Delta Bliss(10'56") / 5.Until Dawn(10'19")
  • composed and arranged by Steve Wingfield / Steve Wingfield(key, sound design), Kenny Vehkavaara(g), Ron Allen(fl)

「睡眠の科学」とは,また大きく出たタイトルですが^^;,ドクターなんとかの推薦文もあるものの,大げさな能書きもなく,音楽もアブストラクトな難しさもありません。
眠るときだけでなく,BGMとしてもいい感じの一枚。

音数は少なめ,全体にふわっとした柔らかな音色のキーボード,シンセで構成された音楽です。ギター,フルートもクレジットされていますが,どこで使われているかわからないほど,音色が溶けてなじんでいます。
ちなみに,フルートのRon Allen自身も癒し系CDを多数出しています。("Yoga"参照)

1.は,ピアノで憂いのある短いメロディーをゆっくり数回,さらにメロディーを少し変えて繰り返す曲。ピアノの音の隙間を埋めるように,シンセがそっと入ってきます。
2〜4.は,ぼんやりしたメロディーを繰り返すキーボードの音色と低くたなびくシンセが,どちらとも主従にならないバランスの音量で流れていく曲。
5.は,1.と似た構成の曲をエレピの音色で奏してシメにしています。

(2012/03/31) △上に戻る

"Sleep - Sounds of Aromatherapy - Restful Music for Mind and Spirit"

"Sleep - Sounds of Aromatherapy - Restful Music for Mind and Spirit"
  • 米国盤 Bath & Body Works BNB2 1489 (2001)
  • TT:53'16" (1トラック)
  • 1. [1.Amazon Rainforest Suite(26'05) / 2.Water Meadow Suite(25'26")]

インレイカードの表示では,2曲となっていますが,実際のトラック数は1つだけです。
いずれも,5分くらいの長さのシンセ音楽が組になっています。

ありがちなミニマルな音楽かと思いきや,シンセを即興で弾いている感じで,各曲はさっぱりとりとめがありません。
即興で乗せられているらしきメロディーには,ヴィブラフォンっぽい音色を多用しているのも特徴。ちょっと中華メロディーっぽさがあるところも。
それにしても,そのとりとめのなさが,逆にユルいリスニングには最高。まさに睡眠用。(^^;)

1.は,アマゾンの密林となってますが,音楽に混ぜられている音は,なぜか雷の音です。2.も引き続き雷鳴をバックに演奏を繰り広げていますが,東洋風にも聞こえる笛のような音色に味わいも感じます。

(2009/09/06) △上に戻る

「reflections - Dream Sleep 夢の中へ Music For Relaxation」

  • カナダ盤 Reflections 27294 (2000)
  • TT:45:12
  • 1.Nature's Pulse 自然の躍動(6:57) / 2.Asleep In The Sun 日差しの中で眠る(4:44) / 3.Whispers Across The Water 向こう岸のささやき(5:31) / 4.Forgotten Moments 忘れ去った思い出(6:10) / 5.Dream Sleep 夢の中へ(5:30) / 6.Sleepscape 夢の風景(6:15) / 7.Tenderness やさしく(5:49) / 8.Comforting Illusions 安らぎのイリュージョン(4:10)
  • Produced, composed and performed by Rutman Bowmore

カナダ盤ながら,ジャケに日本語表記のある「Reflections」レーベルの一枚。
インレイカードには「優しいメロディーと/静かな波音のリズムが/あなたを心地よい眠りに誘います。/夢の中へ…。」とあります。

CDを通して波の音がする中,長くたなびくストリングスの上で笛,ピアノなどの音色がメロディーを紡ぐ,典型的ニューエイジ音楽。
筆者には,全体的にちょっとベタな音楽に感じられますが,うっすら続くコーラスの音色の上に,笛やギターの音色が緩く散らされている6.は,アンビエント一歩手前の耽美的な一曲。

「眠り」を謳っただけあって,どれもテンポはかなり緩く,全体の音色も丸く心地良いです。
筆者と違って,前衛的作風では怖くて眠れないという人に,逆にお薦めできます。(^^;)

(2010/12/19) △上に戻る

「reflections Sleep スリープ」

「reflections Sleep スリープ」
  • カナダ盤 Reflections 27797 (2001)
  • TT:48'16"
  • 01.The Perfect Place パーフェクトプレース(6'46") / 02.Azure Escape 藍ブルーの世界へ(8'26") / 03.Tranquil Whispers 穏やかなささやき(6'11") / 04.Drifting Serenity ただよう静けさ(5'45") / 05.Sea Of Dreams 夢の海(7'56") / 06.Imaginary Shorelines 想像の海辺(7'55") / 07.Paradise Discovered 見つかった楽園(5'02")
  • Composed & Performed by Sandro Mancino

「音楽とやさしい波音をミックスした心安らぐサウンドで,心地よい眠りの癒し効果を再発見してください。」というCD。
カナダ盤ですが,ジャケットなどは日本語で印刷されています。これも,たぶん駅のワゴンで売られていたものかと。

この種のCD,とくに海外物は,音楽が音楽音楽している^^;ものが多く,前衛好みの筆者はあまり期待していないのですが,これは大当たり。

波の音が全編通して入っています。その上に乗る音楽は,シンセでごく緩いテンポで繰り返される,ふわーっとした音色の中低音のフレーズに,さらに緩く4分音符か全音符だけで繰り返される高音のメロディー。

アバンギャルドではないものの,アンビエント一歩手前の微妙なサウンド。
いやいや,見かけであなどってはいけません。(^^;)

(2009/03/08) △上に戻る

Dr. Jeffrey Thompson "Ambient Music For Sleep"

Dr. Jeffrey Thompson "Ambient Music For Sleep"
  • 米国盤 The Relaxation Company CD 3172 (2004)
  • TT:60'35"
  • 1.Ambience(30'11") / 2.Etherial Dreams(30'22")

療法家というよりは、前衛的芸風のシンセ音楽の作曲家として筆者に認識されている^^;,Jeffrey Thompson博士の,睡眠用の一枚。

1.は,この種のCDにしては珍しく,重くうなる低音の持続音がベースです。さらにその上に,メロディーにならない和音のような金属的な延びる音色が続きます。
2.も,やや重苦しくも感じる,オルガンの不協和音のような音色が延々続きます。
どちらも,アンビエントテクノ的には傑作です。(^^;)

余談ですが,この"Ambient Music For Sleep"は,2001年に出た"Delta Sleep Solution"と副題がある盤もあり,曲目も同一なのですが,1.が29分31秒の別物です。
Thompson博士,実に多作なのですが,他にも同じ曲で同様にパッケージを変えて出しているものなどあるようで,リリースがけっこうややこしいです。(^^;)

(2010/12/08) △上に戻る

"Sleep Deeply - scientifically designed"

"Sleep Deeply - scientifically designed"
  • 米国盤 Somerset Music Entertainment - Solitudes 35662 (2006)
  • TT:58'51"
  • 1.Twilight Fades(07:29) / 2.Gentle Descent(07:47) / 3.First Star in the Sky(07:20) / 4.Worlds Away(06:47) / 5.Angel's Caress(07:11) / 6.Midnight Blue(07:25) / 7.Drifting in Dreamland(07:20) / 8.Safe and Sound(07:27)
  • composed & arranged by Daniel May
  • music performed by Daniel May(p,key), Matt Ferrante(electronic wind instrument), Elliott Randolph(g)
  • nature sound recording & surround sound preparations by Dan Gibson & D. Willam Gibson

睡眠用CDでも,洋物は筆者好みでない音楽音楽したものが多く,買う前にちょっと気がひけることが多いのですが,ジャケのセンスも含めて悪くなかった一枚。

いかにも睡眠用らしく,緩くたゆたうシンセの和音の上に,主にピアノの音が軽く散らされている音楽で,収録曲にほとんど違いが感じられないくらい^^;曲想は統一されています。
通して,虫の声が小さな音で入っています。

このCDの音の特徴は,良く言うとふわーっとした柔らかさ,悪く言うと曇った音で聞こえることでしょうか。
CDを通して,低めのシンセの音が立ち込めていて,音全体がぼやけて聞こえます。ピアノの音さえ,ほどほどの音量,音数でキラキラした感じがありません。
しかし,そこが睡眠用にうってつけで,筆者にもそのトーンに音楽の好みを超えて心地よさが感じられたりします。(^^;)

(2009/12/27) △上に戻る

「助[イ尓]入眠音樂」 "The Best Sleeply Music"

  • 台湾盤 錦茂傳播 Chinmao Communication CHM-19〜24 (6CD,制作年不明)
  • [Disc 1 CHM-19]
    • 1.Here We Are 在此等候(59'37")
  • [Disc 2 CMH-20]
    • 1.Open Your Mind 開啓[イ尓]心(58'52")
  • [Disc 3 CMH-21]
    • 1.Life Up You Mind 全心全意(61'39")
  • [Disc 4 CMH-22]
    • 1.Word Of Wind 風之語(55'55")
  • [Disc 5 CMH-23]
    • 1.Peace Time 平安時刻(60'00")
  • [Disc 6 CMH-24]
    • 1.Song Of Lukama 露[上/下]摩之歌(56'23")

台湾のCD屋で売られていた,6枚149元(約500円)の激安CD。
発売元は,この種のセットを大量に出し悪名高い(?)「錦茂傳播」(^^;)。(「海潮自然聲音」「自然鳥語」参照)
これもまた,なかなか手荒なお仕事です。(^^;)

CDは,いずれも1枚1曲60分入り。

ディスクには,いずれも大きく「心霊減圧音楽」(スピリチュアル・リラクセーション・ミュージック)と書かれています。
曲は,自然音などを入れているものの,数分の同じメロディーを繰り返すだけの代物。
鑑賞にはとても耐えませんが,小さな音で部屋に流すなり,待合室で流すなら無害。(^^;)

Disc 1は,ピアノ,シンセの音色をバックに,クラリネット,ベルの音色でメロディーが奏でられる音楽。3分1セットの曲が延々繰り返されます。(^^;)
Disc 2は,Disc 1からベルの音を抜いて,クラリネットの音色をメインにした同工異曲。こちらは1分半1セットの曲の繰り返しと,よりハイレベルに。(^^;)
Disc 3は,虫の声,風の音で始まり,曲が始まると鳥の声,川のせせらぎ,波の音など背景音がどんどん変わってきますが,曲はまたもクラリネットがメロディーを奏でる,1分半ワンセットの繰り返し。(^^;)
Disc 4は,曲はコーラスの音色のイントロに続いて,エレピの音がメロディーを奏でています。これも1分半ワンセットですが,音色が柔らかいので,なんとか浸ることはできます^^;。こちらも,背景にいろいろな自然音入り。
Disc 5は,ハープの音色がメロディーを奏でる2分ワンセットの曲の繰り返し。こちらも背景に自然音入り。
Disc 6は,ギターとハープ,クラリネットの音色の組み合わせ。これは1分ワンセットの繰り返し^^;。これも背景に自然音入り。

(2013/10/27)

「舒眠減壓 - 心靈之旅」"The Travelling Of Mind"

  • River Records RHD-20261 (2009)
  • CD1
    • TT:45'57"
    • 1.Jungleflowers 熱帶雨林(10'01") / 2.In The Fields 在草原上(5'24") / 3.Another Day 嶄新的一天(10'04") / 4.Friendly Natives 友善的[イ尓](10'07") / 5.Tropical Mystery 叢林密境(10'19")
  • CD2
    • TT:67'36"
    • 1.Tranquility 沈靜(20'01") / 2.The Spiritual Path 心靈之旅(8'02") / 3.A Place Of Peace 和平之境(15'09") / 4.Enlightenment 釋放(14'00") / 5.For Receding 煙霧迷漫(10'22")
  • CD3
    • TT:69'41"
    • 1.Inner Sea 心海(15'08") / 2.Unwinding Stream 平靜無波(14'42") / 3.Velvet Rain 雨絲絨(14'48") / 4.Sienna Sky 天空(15'06") / 5.Waterbirds 水鳥(9'55")

台湾で買った,3枚組,198元(=約700円)の激安癒し系CD。
ほとんど闇鍋ですが,ごくたまに大当たりもあるのでやめられないところではあります。(^^;) タイトルは,安眠・ストレス解消,という感じかと。

3枚とも,自然音+ニューエイジ的音楽。
音楽は,CD1はギターもしくはハープっぽい弦楽器の音色中心。
CD2は様々な音色がありますが,1.はハープののオリエンタルな音階の繰り返し音に,ミュートのトランペットの音色がたなびく耽美な一曲。他も,音数少なめの緩くぼんやりした落ち着いた音楽に浸れて,この3枚の中ではベスト。(ラスト5.だけは,芸風がちょっと違うのですが。)
CD3は,穏やかなリズムの瞑想的なシンセの音色中心。

作曲者等の表示がないのですが,英文のタイトルが併記されていたので,ネットで検索にかけてみると,CD1は,Byron M.Davis作曲の"The Sounds Of Nature"シリーズ中の"Rain Forest Retreat"の収録曲を中心に選曲されたもの。
CD2は,Dan Gibsonの"Solitudes"から出ているRon Allen作曲"Yoga"全4曲に加えて,5.のみ上記Byron M.Davisの"Gentre Island Surf"からの曲(英文タイトルは"Fog Receiding"が正解^^;。)です。
CD3は,これまたDan Gibson"Solitudes"シリーズの"Natural Stress Relief"に,CD1のモトになったCDから1曲加えているものとわかました。

怪しいことこのうえありませんが,こうして音源がわかったらわかったで,まあお買い得感あります。
もっとも,こういうのは誰にでも理解してもらえる台湾みやげでないことは確かです。(^^;)

(2010/11/14 一部改訂 12/23) △上に戻る

「睡眠音樂(一) 安眠」"Sleeping - Music For Efficient Sleep"

  • 台湾盤 風潮音樂 (Wind Music) TCD-3121 (1992)
  • TT:48'32"(1トラック)
  • 理論作者:徐紀慶 / 指揮:王永吉 / 演奏:上海華夏民族樂團

これは意表をついた,中華楽団の睡眠CD。(^^;)

民族楽団の演奏ですが,新たに作曲されたもののようです。
ただし,内容は全く伝統的な中国の民族音楽で,モダンなところはなし。
睡眠用になりそうな穏やか目のテンポの曲が6曲。CDのトラックは1つですが,インデックスが付けられています。

筆者のイメージでは,中国の伝統音楽は,おしなべて均整感はあるけれど,陶酔感のようなものは欠けている感じがします。
眠れるか,というと,同じような穏やか目の曲が淡々と続くので,まあ眠れることは眠れるかと。(^^;)

作曲者は2人名前が記されていて,ジャケ表と中文解説には「陳大偉」,ジャケ裏と英文解説には「呂其明」と出ていて,ちょっとした謎。(^^;)

(2010/12/26) △上に戻る

(c) 2008-2012 gota

片手にラヂヲ♪ FC2支店ひとりごと「癒し」をCDに求めて「睡眠」
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