片手にラヂヲ♪ ホーム短波ラヂヲの世界へのお誘い「BCL」用語集SINPOコードについて

SINPOコードについて

格付け
信号の強さ 品位低下度 総合格付け
混信 雑音 伝搬障害
極めて強い なし なし なし 極めて良い
強い 少しある 少しある 少しある 良い
中位 中位 中位 中位 中位
弱い 強い 強い 強い 悪い
かろうじて聞こえる 極めて強い 極めて強い 極めて強い 使用できない

SINPOコードのつけ方

評価はニンゲンの耳(主観)にもとづくものですから,絶対的な評価ではありません。
実際の表現のしかたとしては

SINPO=55544
という感じですが,他の人は同じものを

SINPO=44443
と表現することもあるかもしれません。

地元のAM放送を SINPO=55555 として基準にするという説もありますが,私個人の考えでは,人それぞれで良いと思います。

迷うようならば
「これこれこんな風に聞こえた」
日常の言葉で表現してしまえば十分です。


マニアの人向け

さらに細かい評価の仕方として

SINPFEMOコード

というのものもありますが,実際使っているのを,私は見たことがありませんし,おススメもいたしません。(^^;)

格付け
信号の強さ 品位低下度 フェージング
の周期
変調 総合格付け
混信 雑音 伝搬障害 深さ
極めて強い なし なし なし なし 極めて良い 最大 極めて良い
強い 少しある 少しある 少しある 遅い 良い 深い 良い
中位 中位 中位 中位 中位 中位 中位 中位
弱い 強い 強い 強い 速い 悪い 浅い又はなし 悪い
かろうじて
聞こえる
極めて強い 極めて強い 極めて強い 非常に速い 非常に悪い 絶えず
過変調
使用できない

[参考]

「SINPO及びSINPFEMO略語」については,
国際電気通信条約附属無線通信規則付録第15号
(国際無線通信諮問委員会の勧告第251参照)に記載があります。
(参考文献:「平成3年版 無線通信規則 無線通信規則付録 (1979年ジュネーブ)」,1991,電気通信振興会)

また,SINPOコードの評価の方法について,日本BCL連盟発行「月刊短波」1977年4月号p.38に,「SINPOコードのつけ方の3つの原則」として,このような記述が見られます。

  1. Oが5であればS.I.N.P.とも5であるのが原則。
  2. Oが4以下の場合
    a) 原因がS.I.N.P.のうちの一つだけであれば,原因に相当するところをOと一致させ,他は5とする。(例:ジャミングの混信があるためOが4となるときはSINPO54554となる)。
    b) 原因が2つ以上あるときは,その割合に応じて,それらの原因を評価する(例:空電があり少し伝搬障害があってOが3のときは,SINPO55443となる。したがってSINPO33333というのはきわめてまれで,むしろSINPO33332となるのが普通)。
  3. Pはエコーなども含むが,一般にはフェージングの深さを示すものと考えてよい。

これが,上記「国際無線通信諮問委員会の勧告第251」の内容でしょうか?(ご存じの方,ご教示ください<(_ _)> )

しかし,こういうことが「BCLの基本」なんて言われていた
時代があったのですね....。(@_@;)


「BCL」用語集に戻る

(c) 2001 gota

片手にラヂヲ♪ ホーム短波ラヂヲの世界へのお誘い「BCL」用語集SINPOコードについて
inserted by FC2 system