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電波は,放送だけではなく,いろいろな人がいろいろな目的で使っています。 私たちのごく身近で関係がありそうな電波としては, |
電波の種類 | 略称 | 周波数 | 主な用途 |
---|---|---|---|
長波 | LF(LW) | 30kHz〜300kHz | 長波放送,各種業務 |
中波 | MF(MW) | 300kHz〜3000KHz(3MHz) | AM放送 |
短波 | HF(SW) | 3MHz〜30MHz | 短波放送,アマチュア無線,CB無線,各種業務 |
超短波 | VHF | 30MHz〜300MHz | FM放送,TV放送,アマチュア無線,各種業務 |
極超短波 | UHF | 300MHz〜3000MHz(3GHz) | TV放送,アマチュア無線,特小トランシーバー,携帯電話,各種業務 |
SHF |
SHF |
3GHz(3000MHz)〜30GHz |
衛星放送,レーダー,各種業務 |
ですが,普通の家庭にあるラジオでは 短波(SW)放送は,1.6MHz〜30MHzの間にある放送を指しています。 また,ヨーロッパ地域(旧ソ連,モンゴルを含む)には,153kHz〜279kHzに長波(LW)放送もあります。 電波はいろいろな目的で使われていますが,勝手に使うと混信を起こしたり,いろいろな問題が出てきます。そこで,利用目的ごとに使える周波数が国際的に決められています。 ここで対象にしている,短波放送の周波数の使い方の現状は,だいたいこんな風です。 |
周波数 | 主な用途など | 好調そうな 時間帯 | ||
---|---|---|---|---|
kHz表示 | MHz 表示 |
メーターバンド (mb)表示 |
||
2300-2495kHz | 2MHz | 120mb | 熱帯地域での国内向け放送 | 夜 |
3200-3400kHz | 3MHz | 90mb | 熱帯地域での国内向け放送 | 夜 |
3900-4050kHz | 4MHz | 75mb | アジア・ヨーロッパの近距離向け | 夜 |
4750-5100kHz | 5MHz | 60mb | 熱帯地域での国内向け放送 | 夜 |
5730-6300kHz | 6MHz | 49mb | 国内・国際放送 | 夜 近距離は昼も |
6890-6990kHz 7200-7600kHz |
7MHz | 41mb | 国際放送 (南北アメリカでは,アマチュア無線が7200-7300kHzを使用) |
夜 近距離は昼も |
9250-9995kHz | 9MHz | 31mb | 国際放送 | 夜 近距離は昼も |
11500-12200kHz | 11MHz | 25mb | 国際放送 | 夜 朝 |
13570-13870kHz | 13MHz | 22mb | 比較的新しい周波数で局数は少ない | 昼 夏の夜 |
15030-15825kHz | 15MHz | 19mb | 国際放送 | 昼 夏の夜 |
17480-17900kHz | 17MHz | 16mb | 国際放送 | 昼 一部夏の夜 |
18900-19020kHz | 19MHz | 15mb | 新しいバンドであまり使われていない | 昼 一部夏の夜 |
21450-21850kHz | 21MHz | 13mb | 国際放送 | 昼 一部夏の夜 |
25670-26100kHz | 25MHz | 11mb | あまり使われていない | 昼 |
メーターバンドとは,周波数を別の表現「波長」で表したもので, 例) 300÷31(m)≒9.7(MHz) (実際の放送でも,周波数と合わせてアナウンスされることがあります。) 最近のアナログ式短波ラジオでは,75mbから13mbまでを,放送バンド毎に区切ってチューニングできるようにしている(バンドスプレッド)ものが多いと思います。 ところが,これ以外の周波数で放送している放送もあります。 [参考文献] |
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