片手にラヂヲ♪ ホーム短波ラヂヲの世界へのお誘いポータブルラジオで「DX」?! 1

作成日:2005/01/27
最終更新日:2005/09/05

飛び道具無用(^^;)

ポータブルラジオで「DX」?! <1>

以前,バラエティショップなどで売られている"激安短波ラジオ"の評価記事を出したところ,「オススメはしません」と言ってるにもかかわらず,好評だったりしました。(^^;)
このテのラジオ,意外と良さも感じたのも確かですが。

しかし,くどいようですが,何歩譲っても短波受信では最低限,ソニー ICF-SW11,パナソニック RF-B11程度のラジオは必須,と私(ごた)は考えています。

逆にマニアの皆さんはバカにしますが,これら有名メーカー製のローコストアナログラジオ,実はなかなかよくできたものだったりするのです。

そこで今回は,この種のラジオの隠れたパワーを証明するべく(^^;),どんな電波が拾えるか,チャレンジです。

おことわり

放送スケジュール,受信状態等については,2005年1月中旬の執筆時点のものです。また, 使用機器や受信環境等による,パフォーマンスの違いもあり得ます。その点お含みおきください。

[実験日時]

2005年1月
→冬季は全般的に,ちょっと短波の調子が出ない時期ではありますが,思い立ったら,でやってみましょ〜。A^^;

[実験場所]

東京都内 作者「ごた」邸 (木造モルタル造 2階 四畳半の部屋 ^^;)
→比較的電波が通りやすい木造の建物の室内です。

[使用機材]

  • ラジオ:ソニー ICF-SW10 (現行機種 ICF-SW11と同等品)
  • アンテナ:付属ロッドアンテナ,約3mのワイヤーアンテナ
  • ヘッドホン・イヤホン
    →狙う電波は弱く雑音も多いので,周囲の迷惑にならないように A^^;
SONY ICF-SW10ソニー・ICF-SW10

電波は地元の放送局よりはるかに弱く,日本向け日本語放送よりも弱い電波を拾うことになるので,それなりに気をつけることもあります。

  • 雑音を出すものから,ラジオ・アンテナを離す
  • 電源にはACアダプターを使うか新しい電池を入れる
    →ラジオの電池が弱っていると感度も悪くなります
  • ラジオは電波を拾いやすい窓の近く,できればアンテナを窓の外に出せればベスト
    →ポータブルラジオでは,アンテナが長すぎると電波が強くなりすぎて音質の悪化を招くこともあるので,ほどほどの長さで

どこでなにが聞こえる?

とりあえず,必要な道具はそろいました。で,何をどう聞くか,です。

ところで,「BCL」の世界でむやみにありがたがられたり,受信の難しさで鬱陶しがられたりする^^;「DX」(遠距離)局とは,どういうものを指しているのでしょう?

ごく簡単にまとめると,

  • 文字通り遠くから届く電波
  • 遠距離ではなくとも,小出力のため受信困難な電波
のいずれかの意味合いがあると思います。

とりあえずここでは,遠くから飛んでくる,それでいて日本でも比較的キャッチしやすそうな電波を追うことにしましょう。

そんな醍醐味を感じられるのは,やはり中東,アフリカ中南米ということになるでしょう。それぞれの地域1局ずつくらいは,クリアしたいところです。

実は,高価で使いこなしも難しそうな「飛び道具^^;」=通信機型受信機+巨大なアンテナを使わずとも,ポータブル型ラジオで受信できるこれらの地域の放送局は,あることはあるのです。(^^;)

情報源

では,日本では何が聞こえるか?ですが,インターネット上の日本語の情報源として,こんなものがあります。

  • "Atlanta DX Online" http://www.geocities.co.jp/atlantadxonlinejapan/
    「今月聞いてみたい放送局」
    サイトの管理人,Jack C. Ohmori氏が日本BCL連盟の機関誌「MY WAVE」に執筆した,日本で受信可能な「DX局」を紹介する連載記事です。とくに「いま楽しめる世界の58局をご紹介」(初出:「MY WAVE」2004年2月号)では,中東,アフリカ,南北米局が難易度をつけて紹介されています。
  • "うぇいぶ番" http://homepage.mac.com/colus6/wave_ban/index.html
    世界各国の受信しやすい放送を,地域別に紹介しています。情報の少ない,日本語・英語以外の放送についても記述があります。地域ごとの電波の伝わり方の特徴も,簡潔にまとめてあります。
  • "KAYS" http://www.ne.jp/asahi/kay/kay/
    英語放送の情報が充実したサイトで,「時間別・英語放送周波数一覧」で,1時間ごと24時間分(!)の英語放送のモニター結果が出ています。

どういう放送がどう聞こえるのか,これらの記事でおよそのイメージがつかめます。

これらの情報から,おぼろげにわかることは,

  • 送信出力の強くない遠くの放送(おおむね50kW以下)は受信しにくい
  • 対象地域ごとに受信に適した周波数・時間帯がある
  • ホントは相応の性能の受信機・アンテナがあった方がいい ^o^;
ということです。


短波の地図「周波数順リスト」

ローコストアナログラジオの短所は,周波数表示がおおざっぱなために,5kHz間隔で電波がひしめいている短波では,目的の周波数に一発で正確に合わせるのが難しいことです。

そこでこの種のラジオでは,まず近くの周波数に出ている受信しやすい局を探して,その近くを探るテクニックがあります。

→ 「アナログの逆襲!」参照

ただし,日本国内の中波放送のように,すぐわかる地元局が短波にはあるとは限りません。
そこでベンリなのが,周波数順リストです。

インターネット上で公開されているデータ
書籍

これらのデータから,ある時間帯,周波数にどんな放送が出ているかがわかるので,受信周波数の推定がしやすくなります。(慣れてくると,ある時間帯,周波数の放送局の並び具合は,なんとなし覚えていたりもしますが。^^;)

[おまけ]

AZmap http://www.aa6z.com/
(フリーウェア,英語版,Windows対応)

丸い地球の遠くから,短波の電波がどう飛んでくるか,そんなイメージが思い描ける地図ソフトです。

このソフトでは,ある中心点からの方位と距離を正しく表現する,丸い形の"正距方位図法"の地図で,中心地点からの任意の地点の方角,距離などをグラフで示してくれます。
上記周波数リスト中,送信方向のデータがある場合,その方向をこのソフトで確かめてみることもできます。
アマチュア無線用ですが,短波のリスナーにも楽しく使えるソフトです。(^^)


あせらず,ゆっくり A^^;

ともあれ,これで必要なネタはそろいました。

ただし,ここでもう一言前置き。

短波放送は,ただでさえその日のコンディションに左右されがちで,まして遠くから来る弱い電波の放送になると,受信設備が整っていてもさっぱりの日もあります。(ワタシ自身,ネタ集め中に何度投げそうになったことか T_T)

短波の世界では,ある日はだめでも次の日はあっけなく聞こえたりする,お天道様の気まぐれもつきものです。そこをお含みおきのうえ,じっくり適当に取り組んでください。^^ゞ

→ 「聞こえない?」参照

(c) 2005 gota

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