片手にラヂヲ♪ホームひとりごと「ラジオサーバー VJ-10」で聴く遠くの放送 (1/2)

作成日:2007/05/30
最終改訂日:2007/06/05

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「ラジオサーバー VJ-10」で聴く遠くの放送

イマドキの「エアチェック」 (1/2)

OLYMPUS VJ-10-電源OFF時電源OFF時には,時計になったりもします(^^)

生きてゐる「エアチェック」

かつては,音楽を聴く楽しみの中に「エアチェック」がありました。ラジオ,とくにFMでかかる音楽をラジカセでカセットテープに録って後々まで楽しむ,というものです。
それも今や"死語"となり,音楽はネットからパソコンやケータイで探して聴くことが,ごく日常のことになっています。ラジオから録音した音楽を聴く,なんてことは,この私自身忘れかけていました。(^^;)

そんな「エアチェック」の楽しみを,この世に甦らせる^^;モノが登場しました。
それが,ここで採り上げる「ラジオサーバー VJ-10」(オリンパスイメージング/2007年3月発売)です。

本体単独でホームラジオ・音楽ファイルのプレイヤーとして使えて,ハードディスク(HDD)録音できるものは,本記事執筆時点(2007年5月下旬現在)ではこれが唯一と思われます。てなわけで,しんぼたまらず買ってしまいました。
値段は39,800円(税込)。単純にラジオ+ハードディスクと考えたら,ちょっと高くも感じられるのですが....。(^^;)

"デジモノ"としてのVJ-10のよくできたレビューは下記にあるので,ここでは"遠距離受信のリスナー"的視点で,VJ-10をいじってみることにします。

[関連情報]


遠くの放送を聴くラジオとしてのVJ-10

もっとも,VJ-10で受信できる周波数帯は,いわゆるAM(中波・531〜1692kHz)とFM(76.0〜90.0MHz)で,さすがに短波はありません。(^^;)

それでも,AMには周辺諸国からの電波があり,"KBS World Radio","朝鮮の声","ロシアの声","中国国際放送","HLAZ"には日本語放送もあります。もちろん日本国内の自分が住む地域外のAM放送受信の楽しみもあります。
VJ-10のラジオとしての性能は,そんな希望を満たしてくれるでしょうか?


AMのアンテナは"ループアンテナ"

録音をする前に,まずは普通にラジオとして働かせてみましょう。

まずはアンテナをセットします。アンテナはAM・FMとも付属しています。
FMのアンテナは,よくあるロッドアンテナです。F型コネクタで接続するようになっていて,このコネクタでTVのアンテナなど外部アンテナとの接続もできます。
AMは内蔵ではなく,ループアンテナが外付けになっていて,電波を拾いやすい窓の近くなどにアンテナを置くようにします。

VJ-10付属AMループアンテナVJ-10付属のAMループアンテナ(右)
VJ-10背面の端子

背面右下の端子類
左からFMアンテナ(F型コネクタ),AMループアンテナ用端子(アース/ANT),LINE IN端子(ステレオミニプラグ)

このようなアンテナは,MDラジカセなどでよく見かけます。デジモノの場合,本体からAMラジオの周波数帯にノイズを出すので,アンテナを本体から離す必要があるためです。

もっとも,VJ-10本体からのノイズは,あまり問題にならない感じです。(注1)
むしろ,接続して使うことのあるパソコンのノイズがバカになりません。電波が弱い場合はなおさらです。VJ-10とパソコンは接続することがあるとはいえ,できるだけ離して置いた方がよいでしょう。

(注1)取扱説明書には「ノイズにより,周辺電子機器に悪影響を及ぼすことがあります。パソコンに接続するときは,FM用アンテナ, AM用ループアンテナ,イヤホン,オーディオケーブルを取り外してください。」(p.54)と書いてあります....(なんだぁ,そりゃぁ^^;)


ラジオは簡単

ラジオを聴くだけなら,操作は簡単です。
操作系は,すべて全て手前にあります。

VJ-10正面左側のボタン類

本体手前・左側のボタン類
左から"電源",機能選択のボタン3つ:"ラジオ","ファイル","予約"
VJ-10本体手前・右側のボタン類

本体手前・右側のボタン類
左から"音量",プリセット選局用ボタン兼ファイル再生時の操作ボタン6つ,メニュー操作などのキー,一番右が"録音"ボタン

一番左の"電源"ボタンを入れ,その右にある"ラジオ"ボタンを押すと,ラジオが鳴り始めます。

AM/FMのバンド切り替えは"ラジオ"ボタンを押すと,AM→FM→ライン入力→AM→....と変わります。周波数調整は右側のメニュー選択などにも使うキー一押しで,AMでは9kHz,FMでは0.1MHz変わります。

28mmのステレオスピーカ内蔵で,さすがに地元の放送はすごく良い音で鳴ります。
サラウンド(SRS 3D)やバス(TruBass)の効き具合を変える機能もあり,大きさの割に良い音が出ます。


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(c) 2007 gota

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