片手にラヂヲ♪ホームひとりごと災害時だからラヂヲ^^; [1/2]

作成日:2011/05/04
最終更新日:2011/08/20

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災害時だからラヂヲ^^; [1/2]

2011年3月11日の「東日本大震災」発生時,東京都内在住の筆者ごたさんは,同じく都内の仕事場にいました。
ビル内のオフィスにいて,揺れが尋常ではないことに気がつくと,そばに置いてあったバッグからとっさにいつも持ち歩いているラジオ,DEGEN DE1125を取り出して,スイッチを入れていました。
地震発生後も,都内の交通が麻痺する中,交通情報を得るためにもラジオは手放せないものとなっていました。

さらにその後は,4月まで首都圏で「計画停電」の実施です。
停電してしまうと,仕事にならないばかりか,自宅にいても照明はもちろん,普段楽しんでいるTVやパソコン,ネット,オーディオセットなども使えません。
そこでラジオの出番…と思って構えていたのですが,幸いにも筆者宅のある地域は停電を免れました。(^^;)

しかし,冷房などで電力需要の出てくる夏場は,いよいよ停電に見舞われるかもしれません。
そこで今回は,筆者が買い集めていたラジオの中から「防災ラジオ」と称するものをひっぱり出した機会に,災害時のラジオについて,たらたらと緩く考えてみました。


なぜ災害時に「ラジオ」なのか

他でもさんざん言われていることですが,災害時の通信手段としてなぜラジオが強いのか,こんな風にまとめられそうです。

ラジオさえあれば情報が得られる

ラジオなら,放送局が健在であれば,受信側は電池など僅かな電力さえあれば働きます。
仮に地元の放送がダメでも,遠距離の放送を受信できる可能性もあります。
情報を発信する側にとっては,ラジオは広く不特定多数に同時に情報を送れるメディアでもあります。

小型軽量でどこでも使える

大きさもほどほど,重さも軽く,常備するにも持ち出すにも手間がかかりません。
また,ラジオは構造が比較的単純で,故障も少なく丈夫なことも重要です。
さらに,電力の供給が途絶えた場所でも,電池数本程度の電力で長時間働かせることができます。

情報のきめ細かさ

全国,広域向け前提で小回りの効かないテレビより,ラジオの情報は地元の被災者向けの安否情報,各種サービスの情報などがきめ細かく伝えられます。
また,自分が求めるキーワード(既知の情報)で絞られるインターネットの情報と違い,聞き流す中で思いもよらなかった情報が得られることもありそうです。


「防災ラジオ」に求められるもの

東日本大震災後,筆者の住む東京でも,ラジオ全般がかなり売れて品薄になっていました。
しかし,その昔から災害時にはラジオと言われていて,ことに1995年の阪神淡路大震災以降「防災ラジオ」と称するものが多く売られるようになっています。
「防災ラジオ」には,こんな機能が求められそうです。

小型軽量

避難で持ち出す状況も考えられるので,荷物にならない扱いやすい大きさ,重さであることが必要です。

消費電力が小さい

ラジオなら当然のことですが,ことに防災ラジオの場合は,ごくシンプルでより消費電力の小さい,いにしえのAM/FM2バンドの周波数アナログ表示のものがほとんどです。
阪神淡路大震災の時,東京で聞いていた神戸のラジオ関西から,「電気髭剃りなどで使い終わった電池でも,ラジオは鳴らせるので捨てないでほしい」と呼びかけていたのも思い出されます。

AM/FM2バンド必須

居場所によっては「入院してもラヂヲ」で解説したような,電波の入りにくい状況は考えられるかもしれません。鉄筋の建物の中では,案外FMの方がよく聞こえることがあることも,覚えていて損はないでしょう。
もちろん,情報源は多いほど良いともいえるわけです。よって,AM/FM2バンドは必須(まあ,たいがいはありますが),さらに短波もほしいと思うのは,筆者だけでしょうか。(^^;)

多様な電源

乾電池,AC電源,内蔵充電池のほか,手回しモーターの充電器を持ったもの,さらに最近は太陽電池も備えたものも多いです。
ただし,内蔵の充電池(ニッカド電池やニッケル水素電池など)の能力が劣化すること,太陽電池での充電は時間がかかりすぎるので,使う前に要チェックです。

多機能

最近の防災ラジオは,ラジオのみならずライト(ランタンライトのほか,点滅機能など),大音量のアラーム,さらには内蔵の充電池から携帯電話へ充電する機能がついているものが多くあります。限られた荷物を持って避難しなければならない状況向きといえそうです。


愛しの「防災ラジオ」(^^)

筆者所蔵のラジオの中から,非常時に使えそうなものをひっぱり出してみました。
1995年の阪神淡路大震災の後,災害時にも短波^^;,という一心で,日本製品にはない短波付きのものを海外から取り寄せたりもしていました。これらが役立ちそうな状況に本当になるとは,正直思ってもいませんでしたが。(^^;)

DEGEN DE13

DEGEN DE13
  • 大きさ:幅133×高さ62×奥行47mm
  • 重さ:約260g
  • ラジオ:中波,短波(5.80〜18.2MHz),FM(87〜108MHz)
  • 電源:内蔵ニッケル水素電池,単4乾電池×3本
  • 充電方法:ソーラーパネル,手回し発電,USBバスパワー
  • その他機能:点滅赤色LED,アラーム,LEDライト(白色×3),外部機器への電源供給USB端子

2010年に,eBayの香港の中華ラジオのお店,Anon co.さんで,本体US$19.99,送料は確かUS$10くらいで買ったもの。(ネット上の,日本国内の中華ラジオを扱うお店では,4,000円前後。)

おまけかもと思っていた短波の感度も,案外良いので気に入っています。造りも中華ラジオとしては良い方です。
日本のFMが聞けないのは減点ですが,それ以外は「防災ラジオ」としては,ほぼ満点に近い機能があります。

DEGEN DE16

DEGEN DE16
  • 大きさ:幅165×高さ142×奥行78mm
  • 重さ:437g(電池込み)
  • ラジオ:FM(64〜108MHz),中波(520〜1,710kHz),短波(4.0〜26.0MHz)
  • 電源:内蔵ニッケル水素電池,手回し発電,太陽電池,単3乾電池×3本
  • その他機能:LEDライト,LED読書灯,アラーム機能,外部機器への電源供給端子

2011年に,ebayの香港のお店,bigbargainonlineさんで,US$25,送料US$12の計US$37で購入。(日本のネットショップでは,5,000円前後。)

商品説明の写真などを見ると,大きそうに見えますが,意外と小さくて軽いです。(写真の筆者の手のひらと比べてください。)

防災ラジオとしては,電源,電灯,電源の外部出力など,ひと通りの機能があります。
取っ手のところにある,LED3つの読書灯は,手元を照らしてもなおお釣りがくるくらいの明るさがあります。
電源の外部出力は,USBではなく極細のプラグを使っています。携帯電話などにつなぐアダプタは,ちょっと特殊なものになるかもしれません。

背面に,太陽電池パネルと手回し発電用のクランクがあります。
クランクを回すと,ランプ(ラジオのチューニングランプ)が点灯します。
また,ラジオをつけると,電池の状態の"HI","LOW"の2段階をランプで表示してくれます。

肝心のラジオですが,中波,短波のほか,FMも日本のFM放送の周波数帯(76〜90MHz)もカバーしています。
東欧の60MHz台のFM放送の周波数帯もカバーしていますが,60MHz帯は,日本の防災行政無線の周波数帯でもあるので,役立つこともあるかもしれません。(中華短波ラジオの中には,この周波数帯もカバーした機種があります。)

それにしても,短波の感度がとても良いです。短波の周波数も,海外製品では6MHz台からというものが多い中で,本機は4MHzから受信でき,3.925MHz,3.945MHzの"ラジオ日経"も受信できます。
一方,中波の感度はあまり良くありません。ただし,電波の強い地元AM局の音はとても良くて,まるでFM放送のように聞こえるほどです。(^^;)

これまたよくできています。いざというとき,DE13とどっちを持っていくか,迷うところです。(^^;)

ソニー ICF-B200

ソニー ICF-B200
  • 大きさ:幅163×高さ80×奥行55mm
  • 重さ:本体約330g
  • ラジオ:中波,FM(76〜108MHz)
  • 電源 DC3V,乾電池単3×2本,内蔵ニッカド電池(2.4V,300mAh)
  • 充電方法:自家発電機能(手回し発電)
  • その他機能:非常用ブザー,ダイヤル照明,防滴機構(防滴JISII型)

1997年発売のソニーの防災ラジオ。たぶん日本の一流メーカーとしては,初めて手回し発電の機能をつけたもので,発売後すぐ買った記憶があります。

ラジオや手回し発電以外の機能は「非常用ブザー」くらいで,多機能な現行機種のICF-B02からすると,ごくシンプルです。

しかし,行き届いた心遣いは,さすがソニーさんと思わせます。

「自家発電機能」は,ハンドルを1分間回して30分ラジオが鳴ります。ハンドルを回した時に,天面にランプが点灯します。使う側としては目安というか,手応えが感じられて良いです。
ライトの機能はありませんが,他の機種には意外とないダイヤルライトがあって,暗いところでも使いやすくなっています。
また,細かいところですが,ストラップにイヤホンケースがついているなど,隅々まで考え抜かれています。

最近の中華ラジオなどに比べると,そのツクリの良さにもあらためて愛着を感じます。発電用のハンドルも堅牢,ツマミ類の動きも不安なところはありません。
また,デザインの良さも抜きん出ています。「防災ラジオ」の名作だと思います。(^^)


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(c) 2011 gota

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