片手にラヂヲ♪ホーム > ひとりごと > 「ゆっくり話す」ラジオ |
買ってきました,ビクター「RA-BF1」キューブ型(幅203mm×高さ196.5mm×奥行138mm),重さ約1.6kg(乾電池含まず),正面に10cmのスピーカがあります。 |
私は,今たまたまこのサイトで「短波放送」をご案内してますが,ラジオ全般が好きだったりします。 このラジオの概要は,プレスリリースを見てください。 短波は受信できませんが 値段は....え゛〜っ, |
外見からわかる操作系だけでも,よく考え抜かれています。 ボタン類もシンプルかつ大きくできてます。 上パネル (写真): それにしてもなんでしょ, スピーカーのでっぱりは?(^^;) |
周波数表示も,AM/FM/TVと切り替えると回転して変わり,ほかのバンドと読み誤らない工夫がされています (写真はAM)。 一番上の黄色いインジケータはさわれるようになっていて,視力が弱くても見当がつけられるようになってます。 |
それでは,電源コードをつないでスイッチオン。 音は,低音にやや歪みを感じるものの,全般に低音から高音までバランスのとれた聞きやすい音です。♪ では,いよいよメダマの機能を使ってみます。 [ゆっくり機能]受信音をリアルタイムで,速度を落として再生する機能です。
[はっきり機能]要は従来機種にあった音質調整で言えば,「高」「中」「低」が,それぞれ「音楽」「切」「ニュース」にあたります。
[聞き直し機能]聞いている音を常時10秒間メモリーして,ボタン一つで聞き直せる機能です。 語学用機器によくある,メモリ再生する音の始め・終わりを打ち込む操作がないぶん,より手軽です。 [遠くの放送のリスニングに使えるか?]ラジカセなど音質重視のラジオは,感度を抑えがちですが,RA-BF1のAMは"BCLラジオ"なみの感度で,受信可能そうな近隣諸国の放送は,ほぼ聞こえます。 ならば,「ゆっくり」「はっきり」の機能は,遠くの放送,韓国語,中国語,ロシア語の放送のリスニングでも役立ちそうですが....。 「ゆっくり」は,雑音の少ない十分な強さの電波なら,効果が感じられます。しかし,雑音の目立つ電波では,効果はとたんに感じられなくなります。 問題はRA-BF1が想定していない,遠くの放送独特の雑音(弱い電波の雑音,混信,音が強弱する"フェージング現象")です。 もっとも,RA-BF1の主眼は「高齢者の聴取補助」ですので....。(^^;A [まとめ]高齢者を想定したコンセプトは成功していると思います。 しかし,「ゆっくり」が有効な音源に条件があること,高い値段に は,まだ課題があると思います。 あくまで高齢者の聴取補助用です。 それにしても,この技術の魅力は,ラジオといえど,リスナー側での積極的な音加工の様々な可能性が予感されることです。 リクエスト:語学用に,速度可変の「ゆっくり機能」をつけた「CDラジカセ」なんてお願いしたいところです。 (2002/12/15記) [追記]2004年7月22日付プレスリリースで, この聴力補助システム搭載機種の第2弾のTV/FM/AMラジオ「RA-BF3」とCDポータブルシステム「RC-BF10」 の9月1日発売が予告されています。「RC-BF10」はCDラジカセで,外部入力もカバーしているようです。 p(^^)q わくわく (2004/08/12記)
|
片手にラヂヲ♪ホーム > ひとりごと > 「ゆっくり話す」ラジオ |