片手にラヂヲ♪ホーム > ひとりごと > なんと,ネットラジオ+ネットTV+メモリプレイヤー!「aigoクラウドプレイヤー MP6 E811」を試す |
!ご注意!ここでご紹介している「E-811」ですが,aigo社の「インターネットコンテンツサービス」が2013年12月末で終了したため,ネットラジオ・TVの機能が使えなくなりました。
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なんと,ネットラジオ+ネットTV+メモリプレイヤー!
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小柄ですが,いい音します。(^^) |
ここしばらく,世界各地のインターネットラジオを専用受信機で楽しんでいます。(EEA-713C-LAN,Joybien WR101参照)
そのメリットは,
ことなどです。
筆者愛用のネットラジオ受信機は,1万円台と手頃ですが,EEA-713C-LANは操作のしづらさ,Joybien WR101は動作が不安定気味と,いずれも難点がありました。
そこは,高級機(例えば,筆者のネットラジオの師匠,KAY2さんのページ参照)を使えば解消もされるのでしょうが,ただ単にラジオが聞きたいというだけの筆者には,過ぎた物です。(^^;)
そんな中,2011年夏になって,中国大陸のメーカー,aigo(愛国者)の「クラウドプレイヤー MP6 E811」が日本でも売られ始めました。
aigoは,中国最大規模のデジタルコンシューマー機器メーカーで,日本では2011年からエグゼモードが総代理店になっています。
それにしても,
といった諸機能が揃って,14,800円(直販価格)という値段はなかなか魅力的です。(詳しい諸元は,製品ページ参照。)
4畳半の部屋に引きこもりがちな筆者^^;には無用の長物だった,無線LANでの接続というのがひっかかったのですが,この機会に導入してみるかと。よって,Amazonで本体と無線LANアクセスポイント(約2,500円)をぽちっとなしました。(^^;)
到着。 |
そのナカミ。 |
背面。 |
リモコン。 |
電源を入れた際のスプラッシュ画面。 |
メインメニューからモードの選択や設定などをします。 |
言語は英語と簡体字中国語が選択できます。 英語
簡体字中国語
リストの順序は異なりますが,どちらも中国がトップ。(^^;) |
ネットラジオは1万5千局から選択できます。
リストを提供するポータルは,メーカー独自のサーバーです。
選択は,"Area"(地域)か"Type"(ジャンル)から,さらに地域は各大陸→各国のリスト,ジャンル別は"Music"と"Talk-based"から,さらにその先にきめ細かい分類があります。
選局してから,音が出るまで少し時間がかかりますが,その分十分バッファしているようで(他機種を同時に再生すると,本機は音が若干遅れてます),一度接続できれば比較的安定しています。
"America"→"Argentina"→"LRA9 Radio Nacional 560 AM"再生中。 |
スピーカからの音ですが,本体の大きさの割には,低い方から高い方までバランスよく出ていて,音質全般にはさほど不満はありません。
ただ,高めの音がやや強めで,他機種に比べ,音の粗いストリーミングで音がヒリヒリするのが耳につく感じはします。
気に入った局は,本体もしくはリモコンの"Favorites"のボタンを押して登録,メインメニューの"My Favorites"のリストから選択できます。 |
さすがにTVは局数はラジオほどはなく,通販チャンネルの類も多いのですが,それでもそこそこの数見ることができます。
ネットラジオのポータルの中には,ネットTVのリストも用意しているところもあります(例えば,Joybien WR101をサポートしている"vTuner"など)が,本機のようにラジオ・TVが一つにまとまっているとベンリです。
ラジオに比べると,選局して絵と音が出るまで少し時間はかかりますが,筆者が試したところは,どこも比較的安定していました。
概して,ネットTVは画質・音質ともに粗いのですが,本機の画面が小さいおかげで,ほどほどに絵が締まって見えます。(^^;)
3.5インチTFT液晶の小さなモニターでも画質は粗く感じるものもありますが,たいがいは字幕などもわかる程度には映ります。 |
本機では,ネット放送受信のほか,"Local Play"モードでユーザーのメディアファイルの再生もできます。
"Local Play"モードでの,内蔵メモリとSDカードのメディア選択画面。 |
容量は,本体のメモリは2GB,SDカードでは最大SDHC16GBが使えることになっています。
ただ,内蔵メモリは一部システムで使っているらしく,実際に使えるのは1.28GBほど。
本体内蔵のメモリだけでは心許ないのですが,16GBまでSDカードが使えます。今はSDカードも安価ですし,16GBもあれば十分でしょう。
UPnPにも対応しているので,ホームネットワークを組んでいれば,仲間入りできます。
また,背面の音声入力端子にメモリプレーヤーなどを接続して,"Line in"モードでスピーカとして使うこともできます。
WMAファイル再生中。 |
内蔵メモリ内のフォルダ。 |
筆者は,普段音楽ファイル再生は,主に64kbps,96kbpsのWMAを,容量38GBのオリンパス・ラジオサーバーVJ-10に入れて聴いていますが,本機ではVJ-10にはないリモコン操作ができ,音もVJ-10のような荒れ方もなく,なかなか使い心地良いです。
ちなみに,動画では「FLV」も再生できます。中国語のサイトでは明示されているのに,日本語の取説やサイトには記されていません。なぜなのでしょうか…。(^^;)
以上,ざっと主な機能について使い心地を試してみましたが,これは何とかしてほしいと感じたところもあります。
筆者のネットラジオ受信機も,ついに3台目になりました。(^^;)
それぞれ一長一短ですが,新たに出てくるものは少しずつ良くなってきています。
しかし,今回のレビューにあたって,ネット上に本機のレビュー記事を探したものの,販売ページ以外はさっぱり出てきません。それほど,ネットラジオの存在感は薄いようです。
その理由としては,日本語のコンテンツが少ないこと,日本で海外のラジオを聞く習慣がないこともあると思います。
それにしても,受信機の値段はまだ高いです。日本で入手できる受信機は,上を見ればキリがないものの,下の方は案外ありません。そんな中では,本機は貴重な存在かもしれません…。
日本のラジオも,コミュニティFMにはじまり,制限付きですが民放,NHKともにネットでの配信が始まり,注目を集め始めたところです。ネット上で,世界中から日本のラジオが聴けるようになるのも,そう遠い未来のことではないでしょう。
どうかそれまでには,もっと手頃で機能の充実した受信機で,多くの人が聴けるようになっていればと,一ラジオファンとして願っています。
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